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広島のモーニング文化|朝から幸せになれる広島県の朝食
グルメ
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広島のモーニング文化|朝から幸せになれる広島県の朝食

朝の光が広島の街を照らし始める頃、広島市中央卸売市場周辺にはすでに活気が満ちています。広島県広島風お好み焼きやあなご飯で全国的に知られるグルメの街ですが、実はモーニング文化も非常に充実しています。瀬戸内式気候で温暖少雨という恵まれた環境のもと、四季を通じて変わる朝の食卓はこの街の食文化の奥深さを教えてくれます。瀬戸内海多島美と太田川の清流を眺めながらいただく朝食は、旅の特別な思い出になるでしょう。

人口約119万人の広島市には、朝7時台から営業を始める飲食店が多く点在しています。地元の人々が朝食を大切にする習慣は、喫茶文化が根づいた名古屋に引けを取らないほど。観光客にとっても「早起きして損なし」と実感できる朝の豊かさがあります。広島空港からリムジンバスで約55分、あるいは新幹線で広島駅に降り立ったなら、まず早起きして朝の広島を体験してみてください。

広島市中央卸売市場の朝ごはんで一日をスタート

広島市中央卸売市場は広島の台所とも呼ばれ、早朝から鮮魚・野菜・加工品が並ぶ活気ある空間です。市場内の食堂では朝6時から営業しており、瀬戸内で獲れた新鮮な魚を使った海鮮丼が880円〜1,200円、焼き魚定食が750円〜950円で味わえます。地元の仲買人や市場関係者に交じって朝食をとる体験は、観光スポットでは得られない広島の素顔に触れるひとときです。

市場の一角にある老舗惣菜店では、朝限定の広島風お好み焼きアレンジ小鉢が一品280円。3品選んでご飯と味噌汁をつけても1,000円以下というコストパフォーマンスの高さも魅力です。土曜日の朝は地元住民も買い物に訪れて特に賑わい、8時を過ぎると人気商品が売り切れ始めるため早めの訪問をおすすめします。牡蠣の旬を迎える秋冬には、朝から焼き牡蠣や牡蠣のバター炒めが並ぶことも。広島の食の底力を朝から体感できる場所です。

街のカフェと喫茶店で味わうモーニングセット

広島駅から徒歩圏内の本通り・八丁堀エリアには、個性的なカフェや老舗喫茶店が点在しています。創業40年を超える老舗喫茶では、厚切りトースト・サラダ・ゆで卵・ドリンクのモーニングセットが580円。自家製ジャムを塗ったトーストをゆっくりとかじりながら、新聞を広げる地元の常連客の隣でのんびり過ごす朝は格別です。

築50年の古民家を改装したカフェでは、広島県産食材にこだわったプレートモーニングが1,200円。旬の地元野菜のサラダ、自家製パン、温かいスープ、小さなデザートまで付いた贅沢な内容で、県内のファーマーズマーケットから直接仕入れた素材の鮮度が際立ちます。テラス席からは太田川の清流が望め、天気の良い日には遠く宮島・弥山のシルエットも視界に入ります。朝8時〜10時がピークタイムで、9時前に入店すると比較的スムーズに席を確保できます。

近年は自家焙煎のスペシャルティコーヒーを提供するカフェも増加しており、広島産の食材を使ったモーニングと一杯のシングルオリジンコーヒーの組み合わせを目当てに訪れる人も増えています。

広島ならではの朝食メニューを知る

広島の朝食を語るうえで外せないのが「あなご飯」です。宮島名物として知られるあなご飯ですが、広島市内でも朝から提供する店舗があり、朝7時台から白焼きや煮穴子を乗せたご飯が楽しめます。タレの甘辛さと柔らかなあなごの食感は、朝の空腹にじんわりと染み渡ります。

また、広島の朝食シーンで存在感を増しているのが「汁なし担担麺モーニング」です。広島発祥のこの麺料理は辛さと痺れの調整が自由で、朝から刺激的な一杯を好む地元ファンも多い。朝定食として小ライスやゆで卵が付いて750円前後という店舗も珍しくなく、広島の多様な食文化を象徴しています。

地酒と朝食の意外なペアリング

広島には朝から賀茂鶴を一杯楽しめる粋な文化があります。広島市中央卸売市場近くの角打ち(酒屋の立ち飲みスペース)では、朝9時からグラス一杯350円で地酒が味わえます。賀茂鶴のすっきりした味わいは、朝のあなご飯との相性が抜群。「朝酒」と聞いて驚かれるかもしれませんが、旅先だからこその特別な体験として一杯だけ嗜む方は少なくありません。

地元の酒蔵見学は朝10時からスタートするものが多く、見学料500円〜1,000円で試飲付きのツアーが楽しめます。酒蔵直営の売店では、ここでしか手に入らない限定酒が1本1,500円〜3,000円で購入可能。朝食を味わいながら広島の酒文化に触れる体験は、グルメ目的の旅行者にとって特に印象に残るひとときになるでしょう。

朝食後の散策と朝時間の楽しみ方

朝食を終えたら、腹ごなしに広島の街を散策しましょう。原爆ドームまでは広島駅から徒歩約15分で、朝の清々しい空気の中でめぐる平和記念公園は静かな感動を与えてくれます。早朝は観光客が少なく、地元市民がジョギングやウォーキングを楽しむ姿が見られ、日常の広島に溶け込めます。

宮島・厳島神社の境内は早朝から開放されており、参拝後に門前の茶屋でもみじ饅頭と抹茶のセット(600円)を楽しむのが地元流。焼きたてのもみじ饅頭を一個200円〜350円でテイクアウトして食べ歩く幸せも格別です。

本通り・八丁堀エリアは10時台になると多くの飲食店がオープンし、ブランチ向けの軽食も充実します。朝市でのんびりと地元食材を選んで宿で食べるのも、広島流の朝時間の楽しみ方のひとつ。どんな形であれ、広島の朝は「食」を中心に豊かに動き出しています。早起きして出かける価値のある朝の顔が、この街にはたしかにあります。

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Written by

渡辺 リカ

ビューティーライター

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