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福岡・子連れおでかけグルメ——公園と水族館で遊んで、その場で食べる家族の一日
学び
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福岡・子連れおでかけグルメ——公園と水族館で遊んで、その場で食べる家族の一日

福岡の子連れおでかけは「遊ぶ場所と食べる場所が近い」

福岡市は、海・大きな公園・水族館科学館が市内にコンパクトに集まっていて、車や電車で30分も走れば自然のなかへ出られます。子連れのおでかけで地味に大事なのが「遊んだあと、すぐに食べて休める場所があるか」。福岡はこの距離感がとても近く、午前は公園で体を動かし、お昼は芝生でお弁当か園内の軽食、午後は屋内施設へ——という一日の組み立てがしやすい街です。ここでは飲食店の名前を挙げるのではなく、家族で行ける実在の施設・公園と、その場で食べられるもの・休める場所を軸に、福岡ならではの子連れの過ごし方を紹介します。

海の中道で一日遊ぶ——動物とふれあい、芝生でお弁当

東区の海の中道海浜公園は、博多湾玄界灘に挟まれた砂州に広がる約350ヘクタールの国営公園で、子連れの定番中の定番です。「動物の森」ではカピバラやリスザル、カンガルーが暮らし、モルモットを膝にのせて抱っこしたり、ヤギやヒツジ、水鳥にエサをあげたり(エサは園内の自販機で買えます)と、小さな子でも動物と近い距離で過ごせます。芝生エリアには巨大なトランポリン「くじらぐも ふわんポリン」やローラーすべり台があり、遊具で思いきり体を動かせるのも魅力。広いのでお弁当を広げてピクニックにする家族が多く、園内には売店や軽食もあるので手ぶらでも安心です。

すぐ隣には水族館「マリンワールド海の中道」。九州の海をテーマに三万点ほどの生きものを展示し、イルカショーやアシカ・アザラシとふれあえるコーナーは子供たちに大人気です。アクセスはJR香椎線の海ノ中道駅が園の目の前。ベイサイドプレイス博多埠頭やシーサイドももちのマリゾンから出る高速船「うみなかライン」で海を渡って向かうのも、それ自体が子供にとって小さな船旅になります。

アイランドシティと南公園——遊具で遊んで、ひと休み

同じ東区の人工島・アイランドシティにある中央公園は、修景池を中心に花と緑が広がる都市型公園です。目玉は全長20メートルのローラースライダーやつり橋を備えた大型遊具「BIG TREE」で、遊具まわりはゴムでコーティングされているので転んでも安心。6歳以上向けと小さい子向けで遊ぶ場所が分かれているのもうれしいところです。植物に包まれた体験学習施設「ぐりんぐりん」を歩けば、外遊びと学びを一度に味わえます。

中央区の南公園にある福岡市動植物園も外せません。モルモットやウサギにふれあえる「こども動物園」やエサやり体験のほか、南園にはメリーゴーランドや観覧車といった遊戯施設もあり、動物園と遊園地の両方を一度に楽しめます。どちらの公園も売店やベンチ、芝生がそろっているので、おやつ休憩をはさみながら自分たちのペースで回れるのが子連れにはありがたいところです。

雨の日とインドア——科学館とキャナルシティ

天気が読みにくい日や夏の暑い盛りは、屋内施設が頼りになります。中央区六本松の福岡市科学館は、宇宙から身近な科学までを体験型の展示で学べる施設で、就学前から小学生まで幅広く楽しめます。地下鉄七隈線の六本松駅からアクセスしやすいのも子連れには助かります。

食事と遊びをまとめたいなら、博多区のキャナルシティ博多が便利です。館内を運河が貫く造りで、定時に行われる噴水ショー「ダンシングウォーター」は無料で見られて子供も大喜び。なかでも「ラーメンスタジアム」は全国のラーメンが一か所に集まったフードコート型の施設で、博多のとんこつはもちろんあっさり系まで選べるので、「子供は食べられるものを、大人は名物を」と無理なく分け合えるのが子連れにありがたいポイントです。価格はラーメン一杯おおむね千円前後が目安。屋内なのでベビーカーでも回りやすく、雨の日の逃げ場として覚えておくと重宝します。

シーサイドももちと大濠公園——海と池でのんびり食べる

早良区の百道浜に広がるシーサイドももち海浜公園は、白い人工ビーチが続くウォーターフロントです。砂遊びや波打ち際の散歩を楽しんだら、海に浮かぶように建つ商業施設「マリゾン」で海を眺めながらひと休みできます。すぐ近くには福岡タワーや福岡市博物館、総合図書館もあり、外遊びと学びを一日で組み合わせられるエリアです。

都心の中央区にありながら大きな池を抱える大濠公園は、子連れピクニックの聖地と言ってよい場所。手こぎボートのほか屋根付きの白鳥ボートやあめんぼボートがあり、日よけがあるので小さな子でも暑がらずに乗れます。池のほとりのボートハウスには軽食やカフェ、売店がそろい、芝生でお弁当を広げる家族も多数。北口すぐの「くじら公園」は遊具が多く、「どんぐり公園」は小さい子向けと、年齢で遊び場を選べるのも便利です。日本庭園や野鳥の森もあり、歩き疲れたら木陰のベンチで休めます。

子連れで屋台に挑戦するなら、早い時間に

福岡といえば屋台ですが、子連れには少しハードルが高いと思われがち。近年は「子連れ歓迎」をうたう屋台が中洲や天神、長浜界隈で増えており、ラーメンやおでん、天ぷら、焼きラーメンなど子供も食べやすい一品がそろいます。コツは、お客さんが少ない開店直後(夕方18時ごろ)を狙うこと。席数が限られるので、早い時間なら火元から離れた席に座らせてもらいやすく、ゆっくり食べられます。ウェットティッシュや子供用のスプーン・箸を持参し、立ち上がって走り出さないよう目を配ると安心です。会計は現金が基本で、一品あたり数百円〜の相場。深夜まで粘らず、夕食をさっと済ませる「子連れ屋台デビュー」くらいの気持ちがちょうどよいでしょう。

子供が喜ぶ福岡のおやつ・銘菓

おでかけの締めや移動中のおやつには、福岡の銘菓が活躍します。白あんを薄い生地で包んだ「博多通りもん」は口どけがやわらかく、小さな子でも食べやすい一品。卵と砂糖を糸状に仕上げた「鶏卵素麺」は、ポルトガル由来の南蛮菓子が黒田藩を経て福岡に根づいた歴史あるお菓子で、甘いもの好きの子にはちょっとした驚きになります。ひよこの形をした「ひよ子」は見た目が愛らしく、子供へのおみやげにも喜ばれます。屋台や食事のあとに甘いものを一つ——そんな小さなごほうびが、福岡の子連れおでかけをいっそう思い出深いものにしてくれます。

子連れおでかけの実用メモ

福岡市は地下鉄・西鉄バス・JRが市街地に張り巡らされ、海の中道や百道浜へは船というルートもあるので、移動そのものを子供の楽しみにできます。大型公園や水族館科学館、商業施設にはおむつ替え台や授乳室、ベビーカー貸し出しがそろっているところが多く、初めての子連れ旅でも安心です。外遊び中心の日は帽子・飲み物・着替え・レジャーシートを忘れずに。食事はフードコートや公園の売店なら子供向けメニューも選びやすく、一食あたりの相場は麺類で千円前後、軽食なら数百円台が目安です。「午前は公園、お昼はピクニックか軽食、午後は屋内施設」と緩く組み立てておけば、子供の機嫌と天気に合わせて柔軟に動ける——それが福岡の子連れおでかけのいちばんのコツです。

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Written by

高橋 大地

アグリツーリズム推進者

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