ショッピング
広島の広島市中央卸売市場でお買い物|広島県の食の宝庫を探検
広島の食材が一か所に集まる場所として、広島市中央卸売市場の名前を聞いたことがある方も多いでしょう。ただし卸売市場は本来、生産者から集まった品物を卸売業者・仲卸業者が飲食店や小売店へ流すための施設で、一般の人がどこでも自由に買い物できる場所ではありません。この記事では、市場の公式情報をもとに「一般の人が買い物や食事をできる場所」と「年に一度の一般開放」「見学の申し込み方」を整理し、市場を訪れる前に知っておきたいポイントをまとめます。
広島市中央卸売市場は3つの市場で構成されている
広島市中央卸売市場は、中四国地方の拠点となっている卸売市場で、次の3市場で構成されています(出典: 広島市中央卸売市場 公式サイト)。
- 中央市場(広島市西区草津港一丁目): 青果物・水産物・花き
- 東部市場(広島市安芸区船越南五丁目): 青果物
- 食肉市場: 食肉
一般に「広島の中央市場」と呼ばれるのは西区草津港の中央市場で、青果・水産・花きの3部門に食肉市場が隣接する大型の総合市場です。市場の目的は、野菜や果実、水産物、食肉、花きを国内外から安定して集め、公正な取引で適正な価格をつけて消費者へ届けることにあります。私たちがスーパーや飲食店で口にする食材の多くが、こうした市場を経由しているわけです。
一般の人が買い物できるのは「関連棟」
中央市場のなかで一般のお客さんが入れるのは、関連商品売場棟(関連棟)です。市場の事業者でつくる広島市中央市場連合会は、関連棟を「一般のお客様もご入場いただけるエリア」と案内しています(出典: 広島市中央市場連合会「市場を楽しもう!」)。
一方で、卸売場や仲卸店舗は業者どうしの取引の場です。市の見学案内でも「卸売場や仲卸店舗での商品購入はできません。ただし、関連商品売場棟各店舗での商品の購入及び飲食は可能です」と明記されています(出典: 中央市場、東部市場の見学)。せりの様子が気になっても、卸売場に立ち入って品物を買うことはできない点を覚えておきましょう。
関連棟には、市場の関係者も利用する飲食店があり、一般の人も食事ができます。営業日や営業時間は店ごとに異なり、市場そのものにも休市日があります。訪問前に公式サイトの休開市日カレンダーと、利用したい店の案内を確認しておくと安心です。
市場の朝は早い:せりの時間から逆算する
市場の一日は、一般的な商店街よりずっと早く始まります。市の案内によると、中央市場のせりは水産物の活魚が午前4時15分から、近海物が午前4時30分から、青果物が午前6時から7時までです。品物はせりのあと仲卸を経て飲食店や小売店へ運ばれていくため、市場全体がもっとも忙しいのは早朝です。
場内ではトラックやフォークリフトが絶えず行き来しています。関連棟へ向かうときも、歩行者は通路の表示に従い、搬入の車両に十分注意してください。鮮魚や冷蔵品を買う予定があるなら、保冷バッグや保冷剤を用意しておくと持ち帰りが楽になります。支払い方法は店ごとに異なるため、現金も少し用意しておくと困りません。
年に一度の一般開放「市場まつり」
ふだんは入れない卸売場の雰囲気を味わいたいなら、年に一度の一般開放イベント「市場まつり」が狙い目です。連合会の案内では、マグロの解体ショーや模擬せり体験、うなぎのつかみ取りなどが行われ、入場は無料です。広島市も開催を告知しており、たとえば2024年は3月2日に中央市場の水産棟で開催されました(出典: 広島市「広島市中央市場 市場まつり」のお知らせ)。開催日は年によって変わるため、広島市や連合会の告知で最新の日程を確認してください。
見学は事前予約制
市場の仕組みを知りたい場合は、見学を申し込む方法もあります。中央市場・東部市場の見学は、原則として月曜日から金曜日の午前4時から午後3時まで(年末年始・お盆・祝日を除く)で、1名から50名程度まで受け付けています。電話で事前予約をしたうえで、所定の申込書をメールやFAX、郵送で提出する流れです。当日は正門の守衛室で見学者バッジを受け取り、商品や機材に手を触れないこと、ペットを連れて入らないことなどの注意事項が定められています(出典: 中央市場、東部市場の見学)。
市場に集まる広島の食材
市場に並ぶ食材のなかでも、広島らしさを象徴するのがかきです。広島県によると、かきの生産量は広島県が全国1位で、2位の岡山県を大きく引き離しています(出典: 広島県「徹底解剖!ひろしまラボ」牡蠣)。そのほか、瀬戸内海の魚介や県内各地の野菜・果物も市場を通じて流通しています。
なお、広島市は中央市場の建て替えに向けた「新中央市場整備事業」を進めています。施設の配置や利用方法は今後変わる可能性があるため、訪問の際は市場の公式サイトで最新の案内を確認してください。
- 一般の人が買い物・食事をできるのは関連棟
- 卸売場・仲卸店舗では購入できない
- 年に一度の市場まつりは一般開放
- 見学は平日・事前予約制
この記事のエリアでショッピングを探す
RELATED COLUMNS
関連するコラム







