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高松の讃岐うどん老舗ランキング&穴場店ガイド|B級グルメの聖地で食べたい一杯
讃岐うどんが高松に根づいた理由
高松を中心とする香川県は、人口10万人あたりのうどん店密度が日本一という「うどん県」。その背景には瀬戸内の温暖な気候と良質な小麦、塩業で栄えた歴史があります。透き通ったいりこ出汁に腰の強い麺——この組み合わせが高松のB級グルメを代表する存在に押し上げました。地元では「うどんは生活の一部」という意識が強く、特別なごちそうというより、通勤前や仕事の合間にふらっと立ち寄る日常の食として根づいている点が、他県のうどん文化と大きく異なります。
讃岐うどんの基本用語ガイド
讃岐うどんには、食べ方によっていくつかの定番スタイルがあります。「かけ」は温かい出汁をかけた最もベーシックな一杯、「ざる」は茹でた麺を冷水で締めてざるに盛った冷たい一杯です。「ぶっかけ」は少なめの濃い出汁を麺に直接かけて薬味と絡めて食べるスタイルで、「釜揚げ」は茹で上げた麺を湯ごと器に入れ、つけ出汁でいただくスタイルを指します。同じ生地の麺でも食べ方によって印象が大きく変わるため、初めて高松を訪れるなら数種類の食べ方を食べ比べてみるのもおすすめです。「かまたま」は釜揚げ麺に生卵と醤油を絡めるスタイルで、卵の質と麺の熱さが決め手になります。
セルフうどんの老舗名店ランキング
ランキングの基準は、麺のコシ・出汁の香り・トッピングの自由度・地元での愛され方の総合的なバランスです。セルフ形式の店では、まず麺の量を伝えて丼を受け取り、天ぷらや稲荷などのサイドメニューを自分でトレイに乗せ、最後に出汁をかけて会計するのが基本の流れ。慣れるまでは前の客の動きを見ながら真似すると迷いません。
1位:竹清(ちくせい)
片原町駅から徒歩5分。天ぷらの揚げたてを自分でトッピングするスタイルが全国に知れ渡った老舗です。特に半熟卵天は1個85円で、サクサク衣の中からとろける黄身が滲み出す名物。開店前から行列ができるため、平日の朝9時台が狙い目です。昭和40年代から地元民に愛され続ける「スーパーセルフ」の元祖格として知られています。
2位:山越うどん(綾川町)
かまたまの元祖として名高い山越うどん。高松市街から車で約20分、農道沿いにある一見すると民家のような外観です。生卵+釜揚げ麺に醤油をかけるシンプルな「かまたま」は食材の質がすべてを決める。地元産の新鮮な卵と毎朝製麺した麺が絶妙に絡み合います。現在は全国区の知名度になりましたが、地元感は今も健在です。
3位:谷川米穀店(まんのう町)
土日のみ営業という幻の名店。ざるうどん一択で薬味は葱と生姜のみ。注文の仕組みも独特で、到着したら先に代金を払い、麺が揚がるのを待つスタイル。素うどんの極致ともいえる清冽な味わいは、一度訪れたら何度でも足を運びたくなります。営業時間も短く、売り切れ次第閉店するため計画的な訪問が必須です。
4位:宮武うどん(仲多度郡琴平町)
讃岐うどんの「出汁の旨さ」を基準に語るなら宮武うどんは外せません。いりこと昆布の合わせ出汁は黄金色に透き通り、一口すすると素材の旨みが口中に広がります。麺は中太で柔らかめ——竹清や山越とは対照的な優しい食感が特徴です。
この4店に共通するのは、セルフ形式ならではのテンポの良さ。並んでいる間に食券や食器の扱い方を周りの客から見て確認しておくと、注文がスムーズに進みます。
高松市街の穴場うどん店
地元民が愛する穴場として外せないのが「鶴丸」(栗林公園近く)と「うどん棒」(南新町)。観光客向けガイドにはほぼ登場しない裏の名店です。
鶴丸は独特の厚揚げうどんが名物で、揚げたての厚揚げをうどんに乗せた一杯は滋味深い旨味があります。常連客に混じって狭いカウンターで食べる体験は、観光地化した有名店では得られない「本物の高松」を感じさせます。
うどん棒はカレーうどんが看板メニュー。辛みを抑えたマイルドなカレーダシがうどんの腰と合わさり、冬場に食べれば体の芯まで温まります。価格もかけうどん並みのリーズナブルな設定で地元の学生・会社員に支持されています。どちらの店も観光客より地元客の比率が高く、注文の呼び方や配膳のスタイルに地域色が色濃く残っています。初めて訪れる際は、周囲の常連客の様子を参考にすると入りやすいでしょう。
朝うどん文化の歩き方
高松では朝6時から営業するうどん店が多く「朝うどん」は日常的な食文化です。地元のサラリーマンやタクシードライバーが出勤前に立ち寄る姿は日常の風景。旅行者ならJR高松駅周辺の「連絡船うどん」(駅構内)から始め、徒歩圏の数軒をはしごする朝食コースがおすすめです。朝うどんは香川県民にとって特別なイベントではなく、コーヒー感覚で立ち寄る日常の習慣。旅行者が体験する場合も、身構えず「今日の一杯目」という気持ちで暖簾をくぐるのがちょうど良い距離感です。
空腹時の最初の一杯は小(並)サイズ(200円前後)にして、2〜3軒をはしごするのが地元流。食べすぎて後半の店で楽しめなくなるのが最大の失敗パターンです。
はしご術:うどんと組み合わせるB級グルメ
讃岐うどんの聖地を楽しむなら周辺のB級グルメも欠かせません。中央卸売市場の一般開放日(毎週水・土)に訪れれば、新鮮な瀬戸内の魚介と野菜を安値で購入し、市場食堂でうどんと魚介を組み合わせた究極の「讃岐朝食」を体験できます。
また高松商店街(丸亀町・兵庫町)の路地裏には昭和レトロな定食屋が点在しており、うどんだけでなくおでんや天ぷら定食との「うどんセット」も名物です。夜は「道の駅 源平の里むれ」の近隣で食べられる「石鎚」の純米酒とうどんの組み合わせが地元グルメマニアのお気に入り。うどんとB級グルメを両方楽しみたい場合は、空腹の状態で行動を始め、うどんはあくまで一杯ずつ「味見」の感覚で回るのがコツです。満腹になってから訪れると、せっかくの名店でも本来の美味しさを味わいきれません。
讃岐うどんを楽しむための実用情報
- 混雑回避のベストタイム:人気店は11〜13時が最混雑。10時前か14時以降が狙い目
- 交通手段:市街は電車+徒歩で周れるが、山越・谷川など郊外店はレンタカー必須
- 支払い:セルフ店は現金のみの場合が多い(小銭を用意しておく)
- テイクアウト:多くの店で冷凍うどんのお土産販売あり。真空パックの生麺は2〜3日以内に要消費
- 食べる順番:出汁の効いたシンプルな一杯から食べ始め、味の濃いカレーうどんやぶっかけは最後に回すと味覚が鈍りにくい
- 返却マナー:セルフ店では食べ終えた丼や食器を返却口まで自分で下げるのが基本
- 相席:混雑時は相席が当たり前。荷物は膝の上か足元にまとめておくとスムーズ
高松のうどんを本当に楽しむには、ガイドブックに載っていない「普通の食堂のうどん」を食べることも大切です。スーパーのフードコートや地元の定食屋で食べる一杯にも、讃岐の食文化が凝縮されています。地元の人と同じ目線でうどんを選ぶことこそが、高松の食文化を深く知る近道です。
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