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高松市の生活費まるわかり|家賃・食費・車・光熱費を東京と比べて検証
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高松市の生活費まるわかり|家賃・食費・車・光熱費を東京と比べて検証

高松の生活費は「家賃と車」で決まる

高松市での暮らしを考えるとき、まず押さえておきたいのは、生活費の差が出やすい費目と、それほど差が出ない費目があることです。一般に地方都市では、東京と比べて家賃が大きく下がる一方、スーパーの食料品や日用品の価格はそこまで変わりません。そして高松のような車社会の街では、住む場所によって車が必要かどうかが変わり、それが家計を大きく左右します。この記事では、高松の暮らしの特徴を踏まえて、生活費を見積もるときの考え方と、自分で確かめられる公的データの調べ方を紹介します。家賃や物価は時期によって変わるため、具体的な金額は最新の情報で確認してください。

物価は公的統計で確かめる

地域による物価の違いを調べるなら、総務省統計局の「小売物価統計調査」が役立ちます。この調査では、都道府県ごとの物価水準を全国平均と比べた「消費者物価地域差指数」が公表されていて、食料や住居、光熱・水道といった費目ごとに、どの程度高いか安いかを確認できます(出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」)。高松への移住や転勤を考えているなら、家賃(住居)とそのほかの費目で差がどう違うかを見ておくと、生活費のイメージがつかみやすくなります。

世帯ごとの支出の傾向は、総務省統計局の「家計調査」で調べられます。都道府県庁所在市ごとに、品目別の支出額のランキングなども公表されています(出典: 総務省統計局「家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」)。

家賃は立地と間取りで比べる

家賃を比べるときは、同じ間取り・同じ条件で、住みたいエリアの募集中の物件をいくつか見比べるのが確実です。高松の住まい選びでは、ことでんの琴平線・長尾線・志度線が乗り入れる瓦町駅周辺など中心部に住むか、郊外に住むかで条件が大きく変わります。中心部は商店街やJR高松駅、サンポート方面にも出やすく、平地が広がる高松は自転車でも移動しやすいため、車を持たずに暮らす選択肢も現実的です。

一方、ことでん沿線の郊外や屋島周辺などは、家賃を抑えやすい反面、日々の買い物や通勤に車が必要になることが多くなります。家賃だけを見て郊外を選ぶと、後から車の費用がかかって想定より出費が増えることがあるので注意しましょう。

車社会・高松の「見えない固定費」

香川県は全国でいちばん面積の小さい県ですが、郊外では車がないと不便な地域が多い車社会です。車を持つと、駐車場代、ガソリン代、自動車税、車検、任意保険などの費用が毎月の家計に加わります。見積もりをするときは、次の費目を年額で書き出し、12か月で割って月の負担として考えると、家賃との比較がしやすくなります。

  • 駐車場代(自宅・勤務先)
  • ガソリン代
  • 自動車税・軽自動車税
  • 車検・点検の費用
  • 任意保険料

中心部に住んで、ことでんや自転車で生活を完結させれば車を手放すこともできます。ことでんではICカード「IruCa」が使えます(出典: 高松琴平電気鉄道(ことでん))。家賃が少し上がっても、車を持たない暮らしのほうがトータルで割安になることもあります。

食費とうどん文化

食料品の価格は全国と大きく変わらないことが多い一方、高松ならではといえるのが、讃岐うどんが日常の食事として根づいていることです。農林水産省によると、香川県でうどんづくりが盛んになったのは、雨が少なく温暖な気候が良質な小麦の栽培に適していたことや、瀬戸内海で煮干しの原料になるカタクチイワシが豊富にとれたことなどが理由とされています(出典: 農林水産省「うちの郷土料理」しっぽくうどん)。昼食などを手軽にとれるうどん店が身近にあるのは、外食の選択肢として心強い点です。

光熱費は「温暖少雪」の気候を踏まえて

高松は瀬戸内式気候で、雨が少なく晴れの日が多い土地です。気象庁の平年値(1991〜2020年)では、高松の年間降水量は1,150.1ミリ、年間日照時間は2,046.5時間、年平均気温は16.7度です(出典: 気象庁「過去の気象データ 高松 平年値」)。冬は比較的温暖で、豪雪地のような除雪やスタッドレスタイヤにかかる出費は基本的に大きくありません。一方で夏は暑さが厳しいため、冷房の電気代は考えておく必要があります。

郊外の物件ではプロパンガスが使われていることもあるので、ガスの種類と料金体系は契約前に確認しておきましょう。

生活費を見積もるための手順

  1. 公的統計で、住居とそのほかの費目の物価水準を確認する
  2. 住みたいエリアで、同じ条件の家賃を複数見比べる
  3. 車が必要かどうかを決め、必要なら車関連の費用を月額に換算する
  4. 食費・光熱費・通信費などは、今の家計簿をもとに高松の事情で増減させる

家賃の安さを額面どおりに受け取らず、世帯の人数と車の有無まで含めて考えることが、高松で生活費を最適化するいちばんの近道です。

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Written by

鈴木 一郎

移住コンサルタント

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