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高松市で愛犬と歩く|サンポートの海辺と瀬戸内、ペットと楽しむお散歩スポット
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高松市で愛犬と歩く|サンポートの海辺と瀬戸内、ペットと楽しむお散歩スポット

海に開けた街・高松を、愛犬と歩く

高松市瀬戸内海に面したフラットな港町で、中心部から海辺までが近く、犬連れの散歩コースを組みやすいのが特徴です。瀬戸内式気候に属し、年間平均気温は16.7度前後、降水量は約1,150mmと全国的にも雨が少なめで、年間の日照時間は2,000時間を超えます。曇りや雨で散歩を諦める日が少ないのは、犬と暮らすうえで地味にうれしいポイントです。

ただし、この街で愛犬と歩くなら押さえておきたい前提が二つあります。ひとつは、瀬戸内のシンボルでもある特別名勝・栗林公園が、盲導犬・介助犬・聴導犬といった補助犬を除いてペット同伴の入園を断っていること。庭園の景観保護のための方針なので、ここは散歩コースから外して計画を立てます。もうひとつは、雨が少なく晴れの多い裏返しとしての夏の暑さです。アスファルトが熱を持つ高松の夏は、肉球のやけどに直結します。日中の路面が触って熱い時間帯は避け、早朝か日没後に歩く——この二点を踏まえると、高松の散歩はぐっと快適になります。

サンポート高松の海辺の遊歩道

高松ならではの散歩といえば、まずはサンポート高松です。高松駅とフェリー・港のターミナルに隣接した海沿いの再開発エリアで、プロムナード(遊歩道)が整備され、穏やかな瀬戸内海を眺めながら歩けます。約600メートルにわたる防波堤の上には街灯付きの木製ボードウォークが続き、足あたりがやわらかいので犬の足にもやさしい道です。

防波堤の先端に立つのが、世界初のガラス張り灯台として知られる「せとしるべ」。赤いガラスが夕暮れにほのかに灯る姿は高松の海辺の名物です。さらにこの一帯には瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)の作品も点在し、海とアートを横目に散歩できるのは港町・高松ならでは。フェリーが行き交う高松港の風景も、犬と並んで眺めると気持ちのいいものです。日中は日陰が少ないため、夏場は朝夕の涼しい時間に歩くのがおすすめです。

石清尾山に広がる峰山公園

見晴らしを楽しみたいなら、市街地の西にそびえる石清尾山(いわせおやま)の峰山公園へ。山の中腹から山頂にかけて広がるアウトドア向けの公園で、最上部の展望台からは五色台から屋島まで、瀬戸内に抱かれた高松の街並みが一望できます。

園内には約7,200平方メートルの広々とした芝生広場があり、開放感のある屋外をのびのび歩けます。山あいにあるぶん夏でも市街地より風が通りやすく、暑さの和らぐ夕方の散歩には向いた環境です。なお、ここはあくまで一般の都市公園であり、犬専用施設ではありません。リードは必ず装着し、芝生や遊具を使う家族連れ・子ども連れに配慮しながら歩くのが前提になります。

街なかと川沿いの定番コース

泊まりや買い物のついでに軽く歩きたいときは、市の中心にある中央公園が便利です。県庁・市役所や商店街に囲まれた高松を代表する都市公園で、大きな樹木とベンチが整い、移動の合間のひと休みに使えます。

もう少し距離を稼ぎたいなら、香東川の河川敷を活かした香東川公園へ。鶴市町から円座町にかけて、いくつもの橋をまたいで南北に細長く続く運動公園で、川沿いの開けた地形を生かして歩けるのが魅力です。市街地の公園は犬連れに限らず利用者が多いため、糞は必ず持ち帰る、ゴミは放置しない、鳩や猫に餌をやらないといった基本マナーが園内でも案内されています。リードを短めに持ち、すれ違う人との距離を保つことが、高松で気持ちよく歩くコツです。

ドッグランで思いきり走らせる

リードを外して走らせたい日は、ドッグラン併設の施設を頼ります。高松市上林町(かんばやしちょう)にある「ワンズクラブ(dog resort one's club)」は、市街地から車で行ける犬の総合施設で、ドッグランは「小型犬」「中・大型犬」「ルーキー(初心者)」の三つのエリアに分かれています。体格や慣れに応じて場所を選べるため、はじめてのドッグランでも安心です。利用には狂犬病および混合ワクチンの接種証明書の提示が求められるので、旅行や帰省で訪れる場合は接種記録を持参しましょう。

もっと気軽に立ち寄りたいなら、イオンモール高松に併設された無料のドッグガーデンという選択肢もあります。買い物のついでに利用でき、小型犬エリアと中・大型犬エリアに分かれています(利用には所定のペット用カードの登録が必要です)。雨の少ない高松とはいえ天候の崩れる日もあるので、屋外散歩とドッグランを天気で使い分けると、滞在中の運動量を確保しやすくなります。

高松で犬と歩くためのマナーと暑さ対策

最後に、高松で愛犬と過ごすうえでの実用メモをまとめます。

  • リードは必ず装着:海辺の遊歩道も公園も、リードなしでの散歩は不可が前提です。引っ張り癖のある子は短めに。
  • 糞の持ち帰り・水の携行:袋とマナー水は必携。雨が少ない高松は路面が乾きやすいぶん、おしっこの後始末用の水も忘れずに。
  • 夏の路面と肉球:晴天と少雨ゆえに夏のアスファルトはよく熱を持ちます。手の甲で5秒触れて熱ければ歩かせない、早朝・夜間に時間をずらす、こまめな水分補給を徹底しましょう。
  • ペット不可の場所を確認栗林公園は補助犬を除きペット同伴不可です。寺社や屋内施設も施設ごとにルールが異なるため、事前確認が安心です。

海沿いのサンポート、見晴らしの峰山公園、思いきり走れるドッグラン——高松は、瀬戸内の穏やかな景色とともに愛犬との時間を楽しめる街です。気候のよさに甘えず暑さ対策とマナーだけ押さえれば、人も犬も心地よい散歩がきっと見つかります。

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Written by

石井 龍之介

歴史文化研究家

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