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松本市で愛犬と歩く|北アルプスを望む公園・河川敷の散歩スポット
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北アルプスを背に歩く、松本の犬連れ散歩
松本市は標高約592mの盆地に開けた街で、西には常念岳をはじめとする北アルプス(飛騨山脈)の稜線が連なります。雪雲がこの山々に遮られるため、長野県内陸でありながら降雪は意外に少なく、冬は晴天続き。一方で放射冷却が効いて朝晩は氷点下まで冷え込み、市街地でも−10℃近くまで下がる日があります。夏は周囲の山から吹き下ろす風で盆地のわりに涼しく、犬を連れて歩くには国内有数の過ごしやすさです。この「乾いた晴天・冷涼・アルプスの眺望」という松本ならではの空気を、愛犬と一緒に体で味わえるのが、ここでの散歩の醍醐味です。以下では市内で実際に犬と歩ける公園・河川敷・城下のコースを、注意点とあわせて具体的に紹介します。
アルプス公園 — 山と自然博物館を望む高台の大公園
まず外せないのが、市街地の北西の丘陵に広がるアルプス公園です。約71ヘクタールという広大な敷地は標高800m前後の高台にあり、晴れた日には園内のあちこちから北アルプスや松本平を見渡せます。園のシンボルである山と自然博物館は5階に展望室を備え、その周辺の芝生や遊歩道は犬連れの散歩にうってつけ。「花の丘」「森の入口広場」「水辺広場」「家族広場」といったゾーンが園内に点在し、目的地を決めて歩くだけでもしっかりした運動量になります。
ただし注意点があります。アルプス公園には専用のドッグランは併設されていません。小さな子ども連れの家族も多く訪れる公園なので、リードは必ず装着してください。また博物館に併設された「小鳥と小動物の森」では市が飼育する動物を見られますが、こちらは犬の同伴可否や入口の扱いが施設側のルールに従う必要があるため、当日の掲示や係員の案内に従いましょう。広い分トイレは複数あり、糞は必ず持ち帰るのが基本マナーです。
女鳥羽川の河原 — 城下町をゆるやかに流れる水辺
市街地で気軽に歩くなら、松本城の南を抜けて市内を流れる女鳥羽川(めとばがわ)の水辺が便利です。全長約17kmのこの川は城下町をゆったりと貫き、縄手通り(ナワテ通り)沿いなど複数の場所から、道路脇の階段を降りて河原に下りられます。車や自転車の通りから一段下がった川べりは、せせらぎを聞きながら愛犬とのんびり歩くのに向いた空間です。
女鳥羽川はやがて田川に合流し、市内で奈良井川へと注ぎます。市の南部を流れる薄川(すすきがわ)の堤防沿いも、松本市の「市民歩こう運動」ウォーキングマップに組み込まれる地元定番の散歩道で、里山辺のあたりまで足を延ばせば、河畔越しに北アルプスの稜線を望む開放的な眺めが広がります。河川敷は見通しがよく、犬も飼い主も気持ちよく歩けますが、水辺はノーリードのトラブルが起きやすい場所でもあります。犬が苦手な人や子どもとすれ違うことも考え、リードは短めに保持し、糞は必ず持ち帰ること。増水時や雨後は流れが速くなるので、川面に近づきすぎないよう気をつけてください。
松本城公園 — 城の堀端を歩ける、ただし境界に注意
松本のシンボル・国宝松本城。城めぐりと散歩を兼ねるなら、天守を囲む松本城公園の外周を歩くのがおすすめです。堀端や芝生の広場は犬を連れて自由に散策でき、ここまでは入場無料。黒塗りの天守を背景に愛犬の写真を撮るなら、堀の外からよりも二の丸御殿跡側に回ると正面のアングルを狙いやすくなります。
ただし境界は明確です。料金所のある黒門から内側の本丸庭園、および天守には犬は入れません。庭園は有料区域であり、ペット同伴不可。犬連れの散歩はあくまで黒門の外側、堀をぐるりと囲む公園エリアまで、と覚えておきましょう。城の周囲は石畳や砂利の場所もあるため、夏の日中はアスファルトや石の照り返しで肉球が熱くなりすぎないか、地面に手の甲を当てて確かめてから歩かせると安心です。
しっかり走らせたい日は信州スカイパークのドッグランへ
リードを外して思いきり走らせたい日は、松本平広域公園信州スカイパークのドッグランが選択肢になります。総面積は約3,000m²で、小型犬専用エリア(約950m²)と大・中型犬専用エリア(約2,120m²)に分かれ、体重およそ10kgを目安に使い分ける運用です。利用時間は日の出から日没まで、料金は無料ですが、ICカード交付手数料として1,000円が必要になります。
利用には事前の会員登録が必須で、狂犬病予防注射済票と、接種から1年以内の混合ワクチン接種証明書の提出が求められます。最後のワクチンが済んでいない子犬(生後4か月以内)は利用できません。エリア内でのロングリードやフレキシブルリードの使用は不可で、出入りの際は必ずリードを装着します。広大な総合公園の一画にあるため、ランの前後に園内の園路を歩いて準備運動・クールダウンするのにも向いています。
内陸・高地の街ならではの「季節の歩き方」
松本で犬と歩くなら、盆地・高地特有の気候への備えが欠かせません。
冬(12〜2月)は、晴天が多く雪は深くないものの、朝晩の冷え込みが厳しく路面が凍る日があります。気をつけたいのが、凍結防止にまかれる融雪剤(塩化カルシウム)。肉球に付着すると炎症の原因になり、犬が舐めれば下痢や嘔吐を起こすこともあります。雪道や凍結路を歩いたあとは、ぬるま湯で肉球を洗うか、タオルで丁寧に拭き取り、乾燥によるひび割れを防ぐクリームでケアを。雪を被った石や枝でケガをしないよう、犬用ブーツを履かせるのも有効です。
夏(7〜8月)は山おろしの風で日中も比較的しのぎやすいものの、標高が高い分だけ日差し・紫外線は強め。とはいえ朝夕は涼しいので、暑さに弱い犬種なら早朝や日没後の散歩が快適です。
春・秋は北アルプスの眺望が際立つベストシーズン。残雪を抱いた稜線を背に、アルプス公園の高台や女鳥羽川の河原を歩く時間は、松本でしか味わえないご褒美です。どの季節も、こまめな水分補給とリード・糞処理マナーを忘れずに、この高原の城下町で愛犬との一日を楽しんでください。
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*本記事の施設・公園のペット同伴ルールや設備は変更される場合があります。お出かけ前に各施設・松本市の最新の案内をご確認ください。*
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