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松本のアウトドア体験|常念岳と梓川で遊ぶ長野県
観光・体験
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松本のアウトドア体験|常念岳と梓川で遊ぶ長野県

常念岳の稜線が朝日に照らされ、梓川のせせらぎが聞こえてくる松本の朝。長野県の松本は、北アルプス玄関口として知られる豊かな自然のアウトドア体験の宝庫です。松本空港からのアクセスはもちろん、長野駅から特急しなので約50分、名古屋方面からは特急しなので約2時間と、主要都市からのアクセスも良好。街を少し離れるだけで、都会では到底味わえない大自然のフィールドが一気に広がります。

松本の気候は内陸性で寒暖差が大きく、夏は涼しく冬は厳しい寒さになります。この気候を活かし、春夏秋冬それぞれに楽しめるアクティビティが充実しているのが特徴です。人口約24万人の城下町に居ながら、これほど自然が近いのかと驚く訪問者も多く、週末のデイトリップから連泊のアドベンチャーまで、幅広いスタイルで楽しめる点も松本ならではの魅力といえます。

常念岳ハイキングで北アルプスの絶景を体感する

松本のアウトドアといえば、まず常念岳(標高2,857m)のハイキングです。北アルプス安曇野の展望台とも呼ばれるこの山は、松本駅からバスで約30〜40分でアクセスできる一ノ沢登山口が一般的な起点となります。

初心者向けには、標高差200メートル程度の散策コース(往復約2〜3時間)がおすすめ。整備された遊歩道をゆっくり歩けば、北アルプスの雄大な山並みと梓川の清流を一望できる大パノラマが待っています。途中の展望台からは松本の街並みが眼下に広がり、晴れた日には槍ヶ岳や穂高連峰まで遠望できることも。

健脚向けの山頂コースは標高差1,300メートル以上、往復で8〜10時間ほどかかります。しっかりとした登山靴、レインウェア、飲料水2リットル以上の携行は必須です。山頂付近に建つ常念小屋(シーズン営業)では軽食や宿泊も可能で、日の出を山頂で迎える一泊二日の縦走プランは、忘れられない体験になるでしょう。初回は地元のガイドツアー(1名8,000円〜15,000円)を利用するのが安心で、ルートや装備についての的確なアドバイスが受けられます。

梓川で楽しむウォーターアクティビティ

アルプスの雪解け水が流れ込む梓川は、松本が誇るウォーターアクティビティの舞台です。透明度の高い川の流れは夏でも冷たく、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しむには絶好の環境。ラフティングも人気で、上流の激流エリアから穏やかな下流域まで、参加者のレベルに合わせたコースが用意されています。

体験ツアーの相場は半日コースで5,000円〜8,000円、1日コースで10,000円〜15,000円。ウェットスーツやパドルなどの道具はすべてレンタル込みで、ライフジャケットの着用も義務付けられているため安全面は万全です。インストラクターが基礎から丁寧に指導してくれるため、まったくの初心者でも安心して参加できます。

夏は川遊びスポットも人気で、砂利の河原でバーベキューをしながら水遊びを楽しむファミリー連れの姿が多く見られます。秋の紅葉シーズンには、色づいた山肌を眺めながら川を下る紅葉カヤックが特別な体験として評判が高く、定員に達するのが早いため1ヶ月以上前の予約が賢明です。

サイクリングで松本の街と自然をつなぐ

松本の地形はほど良い起伏があり、街中から自然エリアへスムーズに移動できるサイクリングとの相性が抜群です。松本駅周辺のレンタサイクルショップでは、一般自転車が1日800円〜1,200円、電動アシスト自転車が1,500円〜2,500円で借りられます。ヘルメットの無料貸し出しも行っているショップが多いので、安全装備の心配は不要です。

梓川沿いの約15キロの周遊ルートは、初心者にも走りやすい定番コース。途中、松本城や国宝指定を受けた城下町の街並み、あがたの森公園に立ち寄りながら2〜3時間で走破できます。中町通り・縄手通りでは自転車を停めて食べ歩きも楽しめ、くるみゆべしや七味唐辛子などの信州みやげを見て回るのも旅の醍醐味

さらに脚に自信がある方には、松本から安曇野方面へ抜ける広域農道「田園コース」もおすすめです。わさびの産地として知られる大王わさび農場にも立ち寄れ、北アルプスを正面に望む絶景ライドが楽しめます。ガイド付きサイクリングツアー(半日3,000円〜5,000円)では、地元ガイドだから知る穴場スポットへの案内も受けられるので、初訪問者には特におすすめです。

季節ごとのベストシーズンと服装・装備のポイント

松本のアウトドアは年間を通じて楽しめますが、季節ごとに異なる魅力があります。春(4〜5月)は残雪の山並みとサクラや山野草の競演が美しく、ハイキング入門に最適。夏(6〜8月)は避暑地として快適な気温の中でウォーターアクティビティやトレッキングを満喫できます。秋(9〜11月)は紅葉が山を染め、カメラを持ったハイカーで登山道が賑わいます。冬(12〜3月)は近隣の上高地(冬季閉鎖)には入れませんが、周辺のスキー場(Mt.乗鞍スノーリゾートなど)でスノーボードや雪上トレッキングが楽しめます。

服装は、山歩きには必ず登山靴と雨具を用意。水辺ではウォーターシューズが安全で、サンダルのみでの参加はNG のツアーがほとんどです。日焼け止め・帽子・虫除けスプレーは春〜秋の必携アイテム。急な天候変化に備え、薄手のフリースやウィンドブレーカーも持参するのが賢明です。

天候によってプラン変更が必要になることもあるので、前日に天気予報をしっかり確認しましょう。雨天時は松本民芸家具の工房見学(予約制)や松本市美術館、縄手通りの散策などの屋内プランに切り替えるのがおすすめです。

体験後の締めくくりは浅間温泉で

アウトドア体験でほどよく疲れた体には、松本市内の奥座敷・浅間温泉が最高の癒やしを提供してくれます。松本駅からバスで約20分、アルカリ性の柔らかい湯は筋肉疲労の回復に効果的と言われ、古くから登山者たちに親しまれてきました。日帰り入浴は800円〜1,500円が相場で、宿泊施設も多いため翌日に体験を続けるプランにも最適。

アクティビティの予約はウェブサイトから1週間前までに行うのが確実ですが、人気の高い紅葉シーズンや夏休み期間中は1〜2ヶ月前に満席になることも珍しくありません。松本の自然は街のすぐそばにあり、気軽に非日常を味わえるのがこの地の最大の魅力。プランを早めに立て、長野の大自然が生み出す感動を思い切り体感してみてください。

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Written by

高橋 大地

アグリツーリズム推進者

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。