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函館発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ北海道の景観道路
観光・体験
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函館発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ北海道の景観道路

函館は、津軽海峡と函館山に恵まれた北海道屈指のドライブエリアです。街を囲む海と山が織りなす地形は、走るたびに表情を変え、窓の外に次々と絶景を届けてくれます。北海道の中では温暖な気候で、夏の平均気温は22度前後。海風が心地よく、オープンウィンドウで走れる季節が長いのも函館ドライブの魅力です。

アクセスは快適です。函館空港から市内まで車で約20分、新幹線利用なら新函館北斗駅から函館駅まで約20分。到着したらすぐにレンタカーを借りて、いざ絶景ロードへ出発しましょう。本記事では日帰りで回れる2つのモデルコースと、立ち寄りグルメ・温泉・安全情報を合わせてご紹介します。

コースA:函館山〜トラピスチヌ修道院 海岸絶景ルート

全長約50〜80kmのコースAは、函館ドライブの定番にして最高峰とも言えるルートです。

まず函館駅を出発し、函館山のふもとへ向かいます。山頂展望台へは車でアクセス可能で、駐車場から歩いて5分ほどで展望スポットに到着します。眼下に広がる函館港と津軽海峡の碧い海、そしてロの字型に広がる市街地の夜景は世界三大夜景の一つとして知られていますが、実は昼間の展望も格別です。晴れた日には対岸の青森県・下北半島まで見渡せることもあります。展望散策に30〜40分ほど確保しましょう。

函館山を下ったら、海岸線を北東方向へ。快適なドライブウェイが続き、約40分でトラピスチヌ修道院に到着します。1898年創設の日本最古の女子修道院で、赤レンガと白壁の厳かな外観が北海道の空に映えます。修道院前庭は無料で散策でき、バラや糸杉が整然と並ぶ庭園は季節ごとに異なる表情を見せます。売店ではここでしか手に入らない修道院謹製のクッキーやバターが人気です。

途中、海沿いの展望パーキングは必ず立ち寄りましょう。津軽海峡と函館山を背景に愛車と記念撮影できるスポットで、SNS映えも抜群です。北海道ならではの直線道路が続く区間では、まるで映画のワンシーンのような開放感を体感できます。寄り道込みの所要時間は約3〜4時間が目安です。

コースB:大沼国定公園〜五稜郭 山岳・湖畔ルート

コースBは、函館市街から西へ約30kmに位置する大沼国定公園を核とした、自然豊かな山岳・湖畔ドライブです。全長約40〜60kmで、所要時間は休憩込みで2〜3時間です。

国道5号線を北西へ走ると、やがて駒ヶ岳の雄大な山容が正面に現れます。活火山である駒ヶ岳の裾野に広がる大沼は、大小126の島が点在する美しい湖で、湖面に映る駒ヶ岳の逆さ富士は絶好の撮影ポイントです。大沼公園周辺には遊歩道が整備されており、車を停めて湖畔を15〜20分ほど歩くと、刻々と変わる水面の表情を楽しめます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、四季それぞれに見どころがあります。

特に秋の紅葉シーズン(10月中旬〜11月上旬)は、山全体が深紅と黄金色に染まり、国内有数の紅葉ドライブルートとして多くのツーリスト・ドライバーを引きつけます。標高が上がるにつれて気温が下がり、夏場は天然のクーラーのような涼しさを感じられるのも魅力です。

帰路は五稜郭方面を経由するルートが便利です。1864年に築造された日本で最初の西洋式城郭・五稜郭は、五稜郭タワーからその星形全容を眺めることができます。タワーの展望台(入場料900円)からのパノラマビューは、函館の街並みと海をワンフレームに収めた絶景です。

立ち寄りグルメ:函館らしさを食で楽しむ

ライブの楽しみは景色だけではありません。函館は食の宝庫で、ルート上にはご当地グルメが点在します。

出発前の朝は、函館朝市(函館駅から徒歩3分)でイカ刺しや海鮮丼を堪能するのが王道です。朝4時から営業している店舗も多く、早朝スタートのドライブ前に最適です。特に朝取れのイカを使ったイカそうめんは函館でしか味わえない逸品で、一度食べたら忘れられない旨さです。

ライブ中のランチには、函館名物・ラッキーピエロを忘れずに。1987年創業のご当地バーガーチェーンで、チャイニーズチキンバーガーは函館っ子のソウルフードです。函館市内に複数店舗があり、ドライブルート上でも立ち寄りやすい場所に出店しています。やきとり弁当(ハセガワストア)も外せない函館グルメで、豚串を「やきとり」と呼ぶ函館独自の文化に触れられます。

大沼公園エリアでは、大沼団子が名物です。小さな二色団子が竹串に刺さったシンプルなお菓子ですが、大沼の湖面に浮かぶ島々をイメージしたデザインが可愛らしく、旅のお土産にも喜ばれます。

温泉でドライブの疲れを癒す

絶景ドライブの締めくくりは湯の川温泉が最適です。函館市街の東端、函館空港からも近い湯の川温泉は、松前藩主も愛したとされる約350年の歴史を持つ名湯。塩化物泉で保温効果が高く、ドライブで凝り固まった体をほぐすのに最適です。

日帰り入浴は15時〜18時頃の訪問がおすすめで、混雑が比較的少なく温泉街の雰囲気もゆっくり楽しめます。入浴料は施設によって500〜1,200円程度で、タオルセット付きのプランを選べば手ぶらで立ち寄れます。露天風呂から望む函館山と津軽海峡のシルエットは、ドライブ中とはまた異なる静かな美しさを醸し出します。冬のドライブ後に凍えた体を温める温泉の温もりは、それだけで函館を再訪したくなる理由になるでしょう。

ドライブ前に確認したい安全情報

函館周辺を安全に走るためのポイントをまとめます。

レンタカーは函館駅前で借りるのが最も便利です。軽自動車なら1日5,000円前後、普通車で7,000円前後が相場で、早期予約で割引になるケースも多いです。冬季(11月〜翌4月)はスタッドレスタイヤ装着車を必ず選択しましょう。北海道の冬道はブラックアイスバーンが多く、急ブレーキ・急ハンドルは厳禁です。

郊外に出るとガソリンスタンドの間隔が長くなる区間もあるため、こまめな給油を心がけてください。出発前に満タンにし、残量が半分を切ったら次のスタンドで補給する習慣をつけると安心です。カーナビは最新地図データのものを選び、道の駅やコンビニの位置も事前にチェックしておきましょう。

天候変化にも注意が必要です。函館は海霧が出やすく、朝方は視界不良になることもあります。気象庁の天気予報と合わせて、道路情報(道路情報ライブラリ・JARTIC)も出発前に確認しておくと万全です。快適な装備と正確な情報を揃えて、函館の絶景ドライブを存分に堪能してください。

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Written by

加藤 誠

地域活性化プランナー

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。