メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
温泉街の散歩ガイド2026|湯布院・道後・城崎・草津の街歩きを徹底解説
観光・体験
8分で読める

温泉街の散歩ガイド2026|湯布院・道後・城崎・草津の街歩きを徹底解説

温泉に浸かるだけでなく、温泉街を散策して独自の食文化・土産・建物・雰囲気を楽しむ「温泉街歩き」は、日本の温泉観光の醍醐味の一つです。本稿では日本を代表する4つの温泉街(湯布院・道後・城崎・草津)の街歩きガイドを2026年版でお届けします。

湯布院温泉(大分県由布市):おしゃれな高原リゾート

湯布院温泉は由布岳(1,584m)の麓に広がる温泉地で、田園風景・小川・洗練されたカフェ・美術館・工芸店が混在するユニークな温泉街です。1970〜80年代に「ヨーロッパ農村観光」をモデルにした地域振興を行ったことで、九州最大級の温泉観光地に成長しました。

湯布院の散歩コース(所要時間:2〜3時間)

  • 湯布院駅から金鱗湖(きんりんこ)まで(約1km)の散策路
  • 「湯の坪街道」:土産店・カフェ・工芸店が連なるメインストリート
  • 金鱗湖:早朝に霧が立ち込める幻想的な湖(散歩の折り返しポイント)

湯布院の食べ歩き 湯の坪街道では、コロッケ・プリン・チーズケーキ・団子などの食べ歩きグルメが充実。「B-スピーク(ロールケーキ)」「由布院玉の湯(ランチ)」など湯布院ブランドの名店も集まっています。

道後温泉(愛媛県松山市):日本最古の温泉の街歩き

3000年の歴史を持つ道後温泉本館周辺の「道後ハイカラ通り」は、土産店・飲食店・カフェが連なる温泉街の散歩道です。

道後温泉の散歩コース(所要時間:1〜2時間)

  • 道後温泉本館(温泉浴+建物見学)
  • ハイカラ通り(じゃこ天・みかんスイーツ・温泉まんじゅうの食べ歩き)
  • 道後商店街(アーケード)での地元土産探し

道後温泉の2024年リニューアル後の見どころ 道後温泉本館は2024年に改修工事が完了し、明治時代の建築美が蘇った形でリニューアルオープンしています。外湯めぐり(本館・椿の湯・飛鳥乃湯泉)を組み合わせた散策がおすすめです。

城崎温泉(兵庫県豊岡市):外湯めぐりの王道温泉街

城崎温泉は大谿川(おおたにがわ)の両岸に旅館・外湯・土産店が並ぶ日本的な温泉街の原風景が残る場所です。7つの外湯(御所の湯・一の湯・さとの湯など)をゆかたで巡る「外湯めぐり」は城崎温泉の最大の魅力で、ゆかた姿で散歩する観光客が絵になる風景を作り出しています。

城崎温泉の散歩コース(所要時間:2〜4時間)

  • 旅館チェックイン後、ゆかた・下駄に着替える
  • 7つの外湯を2〜3カ所巡る(1カ所400〜700円)
  • 大谿川沿いの散歩・飲食店での食事・土産店
  • 冬季(11〜3月)は「かに」料理(松葉ガニ)と温泉の組み合わせが最高

草津温泉(群馬県草津町):湯もみと湯畑の情緒

草津温泉は日本屈指の湯量と酸性度を誇る温泉地で、草津町の中心に広がる「湯畑」(温泉の源泉が湧き出る池)が温泉街のシンボルです。

草津温泉の散歩コース(所要時間:1〜2時間)

  • 湯畑周辺の散策(足湯・湯けむり見学)
  • 熱の湯での「湯もみショー」(観覧410円)
  • 草津温泉商店街での温泉まんじゅう・地酒・温泉グッズの土産探し
  • 西の河原(さいのかわら)露天風呂(入浴600円)

温泉街歩きを充実させる実務ポイント

服装と持ち物 温泉街歩きは徒歩移動が中心になるため、動きやすい靴と羽織れる上着を用意しておくと快適です。日中と朝晩で気温差が大きい高原や山あいの温泉地では、脱ぎ着しやすい服装が特に重宝します。外湯めぐりやゆかたでの散策を予定している場合は、素足で下駄を履き慣れていない人は靴擦れ対策の絆創膏を携帯しておくと安心です。また、足湯や飲食店での支払いに備えて小銭を用意しておくと、券売機や賽銭箱でスムーズに利用できます。

混雑を避ける時間帯の選び方 温泉街は日中から夕方にかけて日帰り客・宿泊客が重なり混雑しやすい傾向があります。チェックイン前の午前中や、夕食後から就寝までの時間帯は比較的人出が落ち着くことが多く、写真撮影やゆったりとした散策を楽しみたい場合はこうした時間帯を狙うのも一つの方法です。土産店や飲食店は営業時間が店舗ごとに異なるため、事前に目当ての店の営業時間を確認しておくと無駄足を防げます。

街歩きの基本マナー 外湯やゆかたで散策する際は、浴衣の乱れや素足での歩行に注意し、旅館や外湯の入口では他の利用者の迷惑にならないよう譲り合うことが大切です。食べ歩きグルメを楽しむ際は、店の前や指定された飲食スペース以外でのごみの放置を避け、ごみは持ち帰るか備え付けのごみ箱を利用しましょう。旅館や外湯の周辺は住民の生活道路でもあるため、大声での会話や写真撮影の際は周囲への配慮を心がけると気持ちよく散策できます。

雨天時・悪天候時の過ごし方 温泉街歩きは天候に左右されやすい面がありますが、道後商店街のようなアーケード街や屋内型の資料館・美術館が近くにある温泉地では、雨天でも街歩きの楽しみ方を工夫できます。傘を差しての外湯めぐりは足元が滑りやすくなるため、雨具に加えて滑りにくい履物を選ぶこともポイントです。

アクセスの考え方 いずれの温泉街も、最寄り駅やバス停から温泉街の中心部までは徒歩移動が基本となるため、大きな荷物がある場合は宿泊先や駅のコインロッカーを活用すると身軽に散策できます。公共交通機関の運行本数は温泉地や時間帯によって差があるため、事前に時刻表を確認しておくとスケジュールを立てやすくなります。

旅程の組み方 湯布院・道後・城崎・草津はそれぞれ異なる地方に位置しているため、一度の旅行ですべてを回るよりも、九州・四国・関西・関東甲信越といった地域ごとに一つの温泉街をじっくり歩く旅程の方が現実的です。温泉街歩きは移動と入浴、食べ歩きを組み合わせるため、詰め込みすぎず余裕を持ったスケジュールを組むことで、外湯や商店街をゆっくり楽しむ時間を確保できます。

温泉街歩きは、各温泉地の独自文化・食文化・建物・雰囲気を「歩いて体感する」最も豊かな旅の楽しみ方です。温泉に浸かるだけでなく、街全体を体験する旅計画を立ててみてください。

シェアする

Written by

佐

佐藤 美咲

旅行ジャーナリスト

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。