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名古屋城
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金のしゃちほこが天守に輝く名古屋城は、江戸時代から続く尾張の歴史と文化を今に伝える、日本を代表する名城のひとつです。名古屋観光の中心地として、年間を通じて多くの旅行者を魅了し続けています。

徳川家康が築いた「天下普請」の城

名古屋城の歴史は、1610年(慶長15年)に徳川家康が築城を命じたことに始まります。関ヶ原の戦いで勝利し、江戸幕府を開いた家康が、西国の諸大名を牽制するための拠点として、また九男・義直の居城として築かせた城です。

この築城には、加藤清正や福島正則ら全国の諸大名が普請に参加する「天下普請」が行われました。加藤清正は石垣造りの名人として知られ、現存する石垣の一部には「清正石」と呼ばれる巨大な石が今も残っています。西北隅櫓の南東に位置するこの石は、縦横ともに数メートルに及ぶ巨石で、当時の土木技術の高さを物語るとともに、観光スポットとしても人気があります。

城の完成は1612年(慶長17年)。以来、名古屋城は尾張徳川家の居城として江戸時代を通じて繁栄しました。尾張藩は徳川御三家のひとつとして、江戸幕府を支える重要な役割を担い、その格式の高さは城の規模と豪華さにも反映されています。

名古屋の顔・金のしゃちほこ

名古屋城のシンボルといえば、天守閣の大屋根に君臨する「金のしゃちほこ」です。しゃちほことは、頭が虎で体が魚という想像上の動物で、火除けのお守りとして城の最上部に据えられました。

名古屋城のしゃちほこは、雄と雌の一対からなり、その金の輝きから「きんしゃち」の愛称で親しまれています。江戸時代には純金を使用した豪華なもので、その価値の高さから盗難を試みる者まで現れたという逸話が残っています。現在は復元品ですが、そのスケールと輝きは往時の権威と繁栄を十分に感じさせます。

名古屋市内の飲食店や土産物屋にも「きんしゃち」をモチーフにした商品があふれており、金のしゃちほこは名古屋という都市そのものを象徴するアイコンとなっています。

絢爛豪華な本丸御殿の世界

天守閣とともにぜひ訪れたいのが、「本丸御殿」です。江戸時代初期に建てられた本丸御殿は、将軍が上洛の際に宿泊するための施設として、当時の最高水準の技術と芸術を結集して造られました。しかし1945年の空襲で天守閣とともに焼失してしまいます。

その後、長年にわたる復元工事を経て、2018年(平成30年)に本丸御殿が完全公開されました。復元された内部には、狩野派の絵師たちが手がけた金地の障壁画が部屋ごとに展開し、見る者を圧倒します。特に「上洛殿」は将軍の御成のために設えられた最も格式の高い空間で、天井や欄間の彫刻も含め、桃山・江戸の美意識が凝縮されています。

復元にあたっては、現存する古写真や設計図を参考にしながら、伝統的な工法と職人の技が惜しみなく注ぎ込まれました。修復の過程では学術的な調査も並行して行われ、当時の建築技術や彩色技法について新たな発見も相次いでいます。障壁画の金箔や顔料の使い方を間近で見られる見学スタイルは、単なる観光を超えた学びの体験でもあります。

四季折々の名古屋城

名古屋城の魅力は、建築だけにとどまりません。広大な城址公園は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

春(3月下旬〜4月上旬)は、城内に植えられた約1,000本のソメイヨシノが一斉に開花する時期です。金色の天守と薄桃色の桜のコントラストは圧巻で、毎年「名古屋城春まつり」が開催され、多くの花見客でにぎわいます。夜間には特別ライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で夜桜を楽しめます。

夏(7〜8月)には「名古屋城夏まつり」が行われます。夕涼みを兼ねた夜間開放イベントも催され、照明に照らされた天守の姿は格別です。

秋(10〜11月)には城内の木々が紅葉し、黄金色や深紅に染まった葉が石垣や天守を引き立てます。外堀周辺を歩く散策コースは特に人気で、秋の深まりとともに落ち着いた雰囲気に包まれます。

冬(12〜2月)は空気が澄んで天守がくっきりと見え、晴れた日には遠くまで見渡せる眺望が楽しめます。まれに雪が積もった際の白と金のコントラストは、特別な美しさがあります。

アクセスと周辺の見どころ

名古屋城へのアクセスは、名古屋市営地下鉄名城線「市役所駅」7番出口から徒歩5分が最も便利です。また、「名古屋駅」からはバスも利用できます。開園時間は9:00〜16:30(入場は16:00まで)で、毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜)および年末年始は休園となります。

周辺には見どころが多く、名古屋城から徒歩圏内に「二之丸庭園」があります。江戸時代に尾張藩主の庭として造られた回遊式庭園で、現在も四季の植栽が美しく整備されています。また、城の北側には「徳川園」と「徳川美術館」があり、尾張徳川家ゆかりの大名道具や国宝「源氏物語絵巻」などを収蔵・展示しています。セットで訪れることで、尾張徳川家の歴史と文化を深く知ることができます。

名古屋の中心部に位置するため、栄や大須などの繁華街へのアクセスも良好。名古屋城観光の後は、名古屋めしの定番である味噌煮込みうどんや天むすを楽しむのもおすすめです。歴史と食、現代都市の活気が重なる名古屋観光の起点として、名古屋城は今日も多くの旅人を迎え続けています。

アクセス

地下鉄名城線「市役所」駅から徒歩5分

営業時間

9:00〜16:30

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

予算内訳

大人

¥500

施設の特徴

英語対応

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