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札幌発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ北海道の景観道路
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札幌発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ北海道の景観道路

札幌は雄大な山々と広大な平野に恵まれた、北海道屈指のドライブエリアです。大通公園を起点に走り出せば、窓の外に広がる風景は刻一刻と表情を変え、都市の喧噪が遠ざかるにつれて北海道の原風景が姿を現します。夏は涼風が吹き抜け、冬は白銀の世界が広がる。年間降雪量が約6メートルに達するこの地では、季節ごとにまったく異なる顔の景観道路を楽しめるのがドライブ旅最大の魅力です。

新千歳空港から快速エアポートで約40分、札幌駅に降り立ったらレンタカーを借りてすぐに出発できます。事前にルートを決めておけばナビ不要の区間も多く、初めて訪れる旅行者でも迷わず走れるシンプルな道路構成が北海道らしさのひとつ。本記事では日帰りで堪能できる2つの絶景コースと、ドライブを何倍も豊かにするグルメ・温泉情報、安全対策まで余すところなくご紹介します。

コースA:大通公園〜北海道神宮〜藻岩山展望台ルート

全長約60〜80kmのコースAは、市街地の定番スポットを押さえながら自然の絶景も楽しめる欲張りなルートです。大通公園で30分ほど散策してから出発し、西11丁目交差点を右折してそのままテレビ塔を視界に収めつつ円山方面へ向かいます。

北海道神宮の参道を抜ける頃には木々の緑が深くなり、神聖な空気が漂います。境内の散策は約30分が目安。朱塗りの楼門と北海道の大自然が溶け合う境内は、都市部とは思えない静寂に包まれています。

その後、藻岩山ロープウェイ山麓駅へ移動し、山頂展望台を目指しましょう。標高531mの山頂からは石狩平野と札幌市街が一望できるパノラマビューが広がり、晴れた日には遠く増毛山地や暑寒別岳まで見渡せます。夜景スポットとして全国的に名高い場所ですが、日中の俯瞰ビューもまた格別。展望台のカフェで一息入れながら、北海道の広大さをじっくり体感してください。帰路はそのままコースを西に延ばし、定山渓方面へ向かうことも可能です。所要時間は寄り道込みで約4〜5時間。

コースB:小樽・積丹ブルーを望む海岸線ドライブ

コースBは札幌から一気に海へ出る、全長約150〜170kmの豪快なルートです。国道5号を北西に走ると約40分で小樽市街に入り、小樽運河沿いの石造り倉庫群が出迎えてくれます。運河沿いの散策と老舗の寿司屋でのランチを済ませたら、さらに西の積丹半島へと向かいましょう。

積丹ブルーと呼ばれる透き通った青い海は、北海道を代表する絶景のひとつ。神威岬の先端に立つと、群青色の海と白い奇岩が作り出す景色に思わず言葉を失います。遊歩道は片道約20分で、岬の先端からは水平線と断崖が360度広がる圧倒的な眺望を堪能できます。

夏(6月〜8月)はウニ漁解禁期間にあたり、積丹町内の食堂では採れたてのムラサキウニを使った海鮮丼を1,500〜3,000円前後でいただけます。予約なしで入れる店が多いですが、昼のピーク時間(11時〜13時)は行列必至なので、11時前の入店を強くおすすめします。帰路は余市経由で国道5号を戻るか、赤井川村を経由する山越えルートを選ぶと景色が変わって新鮮です。所要時間は休憩込みで7〜8時間の本格日帰りドライブとなります。

定山渓温泉で疲れを癒す黄金プラン

絶景ドライブの後は、札幌中心部から南西に約28kmの定山渓温泉で締めくくるのが最高の贅沢です。豊平川沿いに旅館や日帰り入浴施設が立ち並ぶ定山渓は、札幌市民の奥座敷として親しまれてきた名湯。泉質は塩化物泉で、体の芯から温まる湯は長距離ドライブで固まった筋肉をじっくりとほぐしてくれます。

日帰り入浴は15時〜18時ごろの訪問が狙い目。日中の混雑が落ち着き、ゆったりと露天風呂を楽しめます。入浴料は施設によって500〜1,200円程度。豊滝の里や第一寶亭留など、タオルセット付きのプランを設けている施設を選べば完全手ぶらで立ち寄れます。秋には露天風呂から錦に染まる渓谷美を眺めることができ、これだけのために定山渓を目的地にするドライバーも少なくありません。冬の凍てつく空気の中、湯けむり漂う露天で体を温めてから帰路につくのも格別の体験です。

ルート沿いの必食グルメスポット

ライブ醍醐味は景色だけではありません。コースA・B双方のルート上に、地元民が通い続ける名店が点在しています。

出発前のランチには、すすきのエリアの「麺屋 彩未」が定番です。コクのある味噌スープに縮れ太麺が絡む一杯は、食べ応えと風味のバランスが絶妙。開店前から行列ができるため、11時の開店に合わせて訪問するのがコツです。

小樽経由のコースBを選ぶなら、小樽市内の「政寿司」や「おたる政寿司 本店」でランチ寿司を楽しむのがおすすめ。その日の仕入れによって変わる旬のネタを握ってもらえる一品料理スタイルが旅行者にも好評です。積丹半島に向かう道中、余市町内には地酒と肴が充実した地元食堂も点在しており、ドライバー以外の同乗者にとってはたまらない立ち寄りポイントになります。

道の駅「スペース・アップルよいち」では北海道産リンゴを使ったスイーツやフレッシュジュースを販売。ドライブの疲れを甘味で補給しつつ、休憩と買い物を一度に済ませられる便利なスポットです。

安全・快適に走るための準備チェックリスト

北海道のドライブは距離感が本州と根本的に異なります。「ちょっとそこまで」のつもりが片道100kmを超えることも珍しくないため、出発前の準備が安全と快適さを左右します。

レンタカー選び:札幌駅前や新千歳空港周辺のレンタカー店が充実しており、軽自動車は1日5,000円前後、コンパクトカーは7,000円前後が相場です。冬季(11月上旬〜4月下旬)はスタッドレスタイヤ装着車が標準装備となっている店舗がほとんどですが、予約時に必ず確認しましょう。

給油タイミング:積丹半島の先端部や山間部ではガソリンスタンドが少なくなります。残量が半分を切ったら迷わず補給するクセをつけ、出発時は必ず満タンにしておくこと。

気象情報の確認北海道の天気は変わりやすく、山間部では平地との気温差が10℃を超えることもあります。薄手のフリースやウインドブレーカーを1枚バッグに入れておくだけで、突然の冷え込みに対応できます。Yahoo!天気やNHKの北海道向け天気予報で出発前日にルート全体の天気を確認する習慣をつけましょう。

スマートフォンの電源確保:車内用充電ケーブルとシガーソケットアダプターは必携。山間部では電波が弱い区間もあるため、Googleマップのオフラインマップをあらかじめダウンロードしておくと安心です。

季節ごとに表情を変える北海道の道を、自分だけのペースで走り抜ける——その自由こそが札幌発日帰りドライブの真骨頂です。次の北海道旅行では、ぜひハンドルを握って絶景の景観道路へ繰り出してみてください。

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Written by

木村 さくら

アウトドアライター

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