観光・体験
函館のナイトツアー|夜の函館山・五稜郭と星空の絶景を体験
日が暮れてからの函館には、昼間には見えなかった魅力が次々と姿を現します。函館山のライトアップ、ベイエリアのネオンきらめく夜の街歩き、津軽海峡と函館山を舞台にした星空観察——ナイトツアーは、旅の夜を忘れられない思い出に変えてくれます。夏の短い北海道の夜は、光害の少ない空に満天の星が驚くほど近く感じられ、冬は凛とした静けさの中で幻想的な夜景が広がります。地元ガイドと歩くナイトツアーでは、日中の観光では気づけない歴史の裏話や、地元の人だけが知る夜景スポットにも案内してもらえます。函館の夜は、一度体験したら忘れられない特別な時間を刻んでくれるはずです。
ライトアップ名所を巡るナイトウォーク
函館のランドマークが美しくライトアップされる夜は、写真撮影の絶好のチャンスです。元町の西洋館群や、歴史的な教会建築に当てられた柔らかな光は、昼間の姿とはまるで異なる表情を見せます。なかでも函館ハリストス正教会や旧函館区公会堂は、ライトアップによって白壁や木造の細部まで鮮明に浮かび上がり、まるでヨーロッパの旧市街を歩いているような気分を味わえます。
ガイド付きナイトウォークツアーは、20時〜22時の約2時間で3,500円〜6,000円が相場です。ベイエリアを出発し、3〜5か所のライトアップスポットを巡りながら、函館の夜の歴史と文化を解説してもらえます。定員10〜15名のグループツアーが主流ですが、プライベートツアー(2名〜・15,000円〜)も手配可能で、自分たちのペースで写真を撮りながら歩けるのが魅力です。特に函館山ロープウェイの山頂展望台からの夜景は世界三大夜景のひとつに数えられており、ライトアップされた市街地と両側の海が織りなす宝石のような光の帯は、何度見ても息を飲む美しさです。混雑を避けるために、平日夜や閉館直前の時間帯を選ぶと展望台をゆっくり楽しめます。
郊外で楽しむ満天の星空観察ツアー
函館の郊外に足を延ばせば、都会では決して見られない満天の星空が広がっています。市内から車で30〜40分ほど移動するだけで、光害がほぼない暗黒の空の下に立てます。晴天率の高い夏から秋にかけては、天の川が肉眼でくっきりと見える夜が続き、日本屈指の星空スポットとして天文ファンの間でも知られています。
星空ガイド付きのツアーは約2時間で4,000円〜7,000円(送迎・ホットドリンク付き)が目安です。専門ガイドが星座の成り立ちや神話を語りながら夜空を案内してくれるため、天文知識がなくても存分に楽しめます。大型天体望遠鏡では土星の環や木星の縞模様、衛星の動きをリアルタイムで観察できます。初めて土星の環を肉眼で見た瞬間の驚きは、大人も子どもも同じです。レジャーシートやリクライニングチェアが用意され、寝転がりながら流れ星を数えるぜいたくな時間を過ごせます。流星群の時期(8月のペルセウス座流星群や12月のふたご座流星群)に合わせて訪れると、一晩で数十個の流れ星を目にすることも珍しくありません。
夜の食と文化を楽しむグルメナイトツアー
函館の夜の食文化を堪能するグルメナイトツアーも、旅のハイライトとして外せません。朝市で知られる函館ですが、夜の食卓もまた素晴らしいものがあります。ベイエリアや元町の路地裏に点在する小さな居酒屋や郷土料理店は、地元客で賑わいながらも観光客を温かく迎えてくれます。
料金は1人6,000円〜10,000円で、2〜3軒をはしごしながらイカ刺し、塩ラーメン、ガタタン(中華風のとろみスープ)などを少しずつ味わえます。所要時間は約2時間30分で、19時出発が一般的です。ガイドが地元の人と同じように注文してくれるため、メニューが読めない外国人旅行者にも大好評で、英語・中国語対応のツアーも多数あります。飲み物はツアー料金に1杯分が含まれ、追加は自費です。食物アレルギーや苦手な食材がある方は、予約時に必ず申告しておきましょう。
函館の夜は外食文化も根強く、地元の人々が深夜まで気軽に立ち寄る屋台や小料理屋が点在しています。ガイドなしで自由に歩く場合も、ベイエリア周辺の明るい通りを軸に散策すれば迷う心配が少なく、店先を覗きながら気ままに入れるのが函館の夜の醍醐味です。
季節限定のスペシャルナイトイベント
函館では季節ごとに特別なナイトイベントが開催されており、訪れる時期によって全く異なる顔を見せてくれます。毎年8月上旬に開催される「函館港まつり」は、北海道を代表する夏祭りのひとつで、「いか踊り」と呼ばれる独特の盆踊りに観光客も飛び入り参加できます。祭り期間中は夜になるほど熱気が増し、露店や花火が夜の函館を彩ります。
冬のシーズンには「はこだてクリスマスファンタジー」が開催され、函館港に浮かぶ巨大なクリスマスツリーのライトアップと花火が、12月の澄み切った夜空に映えます。防寒さえしっかりしていれば、冬の函館の夜景は夏とはまた別の静謐な美しさがあり、観光客も比較的少ないため穴場シーズンです。五稜郭では「五稜星の夢」と題した冬季限定のライトアップが行われ、星型の堀に沿った光が雪に反射して幻想的な風景をつくり出します。最新のイベント日程や詳細は、函館市観光情報サイト「はこぶら」で確認できます。
ナイトツアーの持ち物と事前準備
夜のツアーに参加する前に、しっかりと準備を整えておくことが快適な体験につながります。函館の夜間気温は、真夏でも20℃を下回ることが多く、日中より確実に冷え込みます。薄手のフリースや防風ジャケットを一枚追加で持参してください。秋以降は手袋とネックウォーマー、冬季はカイロも必携です。
星空観察ツアーでは、スマートフォンの画面の明るさが目の暗順応を妨げるため、観察中は機内モードにするか画面輝度を最低に設定しましょう。懐中電灯が必要な場合は赤色フィルター付きのものが推奨されており、ツアーによってはレンタルも可能です。夜道は足元が見えにくいため、スニーカーなど歩きやすい靴で参加してください。ヒールや革靴は石畳や坂道で危険です。
交通アクセスの面では、函館空港から市内中心部まで車で約20分、新幹線の新函館北斗駅から函館駅まで特急で約20分です。到着当日の夜からナイトツアーに参加できるため、旅の初日から函館の夜を満喫することが可能です。人気のツアーは週末や夏休み・連休中に早く満員になるため、公式サイトや旅行予約サービスから事前予約しておくことを強くおすすめします。
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