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函館の朝日・夕日絶景スポット完全ガイド|函館山・五稜郭・トラピスチヌで撮れる黄金時間帯と季節カレンダー
観光・体験
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函館の朝日・夕日絶景スポット完全ガイド|函館山・五稜郭・トラピスチヌで撮れる黄金時間帯と季節カレンダー

函館の夜景は「世界三大夜景」のひとつに数えられ世界的に有名ですが、実は昼間の函館山からの眺望や、早朝の朝日もそれに負けない絶景を見せてくれます。今回は「函館の夕日と朝日」をテーマに、時間帯・スポット季節別完全ガイドをまとめました。

函館の光の特性――なぜ朝夕が美しいのか

函館の地形的な特徴が、朝夕の光を特別なものにしています。函館山(標高334m)と津軽海峡・函館湾に囲まれた函館平野は、東西に開けた地形をしています。つまり、東(太平洋・津軽海峡方面)からの朝日と、西(函館湾・太平洋の別の角度)からの夕日の両方を同じ場所で楽しめるという稀有な条件を持っています。

また北海道特有の澄んだ空気と低湿度が、光の粒子を際立たせ、本州では見られないような鮮明な色彩をもたらします。特に秋〜冬の乾燥した空気の中での朝夕の光は、カメラマンの間でも「北海道ブルー」と称される特別な青紫の空が広がります。

函館山――朝夕両方楽しめる最高の展望台

夕景(ゴールデンタイム) 函館山ロープウェイで山頂へ。日没の約30分前から山頂に上がると、光が柔らかくなる「マジックアワー」から夕焼け、薄暮の夜景への移行を連続して楽しめます。

最良の季節: 秋(9月〜11月)——透明度が高く、夕焼けの赤から夜景の橙への色の変化が鮮やか 撮影ポイント: 山頂展望台の東側(くびれた地形が見えるアングル)が定番。西向きのアングルでは夕日が直接フレームに入ります

朝景(函館山の知られざる魅力) ロープウェイは始発が10:00のため、朝日鑑賞は登山道を徒歩で登る必要があります(所要約40分)。ただし早朝の函館山は観光客が少なく、霧がかかった函館平野や朝日が海面を照らす光景は「もう一つの函館山」ともいえる別格の体験です。

アドバイス: 夏(6月〜8月)は日の出が早く(4:00〜4:30頃)、登山を開始するには深夜の出発が必要。秋〜春がおすすめ。

五稜郭公園――星形要塞と朝日の神秘的な組み合わせ

五稜郭タワーからの眺めが有名な五稜郭公園ですが、朝の光の中での散歩体験は観光ガイドではあまり紹介されません。

早朝(7時前後)の五稜郭公園: 外堀を囲む桜並木(春)や緑の土塁(夏〜秋)に朝日が当たる時間帯は、夕方とはまったく異なる静謐な雰囲気に包まれます。朝霧の中に浮かぶ星形の輪郭は、幻想的な写真が撮れる穴場スポットです。

五稜郭タワーは開館(9:00)前のため、朝は外堀周辺の遊歩道からの鑑賞になりますが、地元の散歩客と一緒にのんびり過ごせます。

トラピスチヌ修道院――光と静寂の朝

函館郊外の「トラピスチヌ修道院」は日本最古の女子修道院。赤レンガと緑の庭園の組み合わせが美しく、早朝(9:00開門)には観光客が少なく、修道院の鐘の音とともに静かな時間を過ごせます。

夕刻の魅力: 西向きの外観に夕日が当たる時間(日没1時間前)は、赤レンガが更に深い色調を帯び、独特の宗教的な美しさを放ちます。函館山の夕日鑑賞の前後に立ち寄るルートが人気です。

立待岬――海に突き出た絶景の断崖

函館山の南斜面に位置する立待岬は、津軽海峡に突き出た天然の展望台。

朝日: 東から差し込む朝日が津軽海峡の水面を金色に染める時間帯(日の出〜1時間後)は絶景。波音と海風の中での日の出鑑賞は函館随一の自然体験です。

夕日: 本州(下北半島)方面に沈む夕日が楽しめる方向にあり、晴天時には本州の山の輪郭を背景にした夕景が見られます。

アクセス注意: 車必須(バスもあるが本数少ない)。冬期は強風・凍結のため立入禁止になる場合があります。

湯の川温泉エリア――温泉街の朝夕散策

函館市東部の湯の川温泉街は、松倉川沿いの温泉地。早朝・夕刻の散策コースとして温泉街の路地歩きが楽しめます。

朝の魅力: 朝湯を楽しんだ後、湯の川海岸(熱帯植物園そば)から津軽海峡越しに下北半島を望む朝日鑑賞は、旅館宿泊者だけの特権です。

季節別・黄金時間カレンダー

季節日の出時刻日没時刻おすすめスポット
春(3-5月)5:00〜4:3017:30〜18:30五稜郭(桜)・函館山
夏(6-8月)4:00〜4:3018:30〜19:00立待岬・湯の川海岸
秋(9-11月)5:00〜6:0017:00〜17:30函館山(透明度最高)・トラピスチヌ
冬(12-2月)6:30〜7:0015:30〜16:00函館山雪景色)・立待岬(快晴なら絶景)

撮影テクニック――光の活かし方

函館の朝夕を最大限に活かすための撮影ポイント

  1. マジックアワーを逃さない: 日の出・日没の前後15〜20分が最も色彩豊かな時間帯
  2. 逆光を活用: 函館山から望む夕日の逆光は、水面の光彩を引き立てる
  3. 霧の日も狙い目: 早朝の霧が立ち込める日は幻想的なシルエット写真が撮れる
  4. 縦位置撮影: くびれた函館半島の全体像は縦位置で捉えると地形の美しさが際立つ

函館の朝夕の光は、夜景だけでなく「一日を通じて変化する景色」を楽しめる稀有な観光地であることを証明しています。次に函館を訪れた際は、早起きして朝日も体験してみてください。

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Written by

山本 晴彦

北海道観光ライター・風景写真家

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