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広島のアウトドア体験|弥山と太田川で遊ぶ広島県
観光・体験
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広島のアウトドア体験|弥山と太田川で遊ぶ広島県

弥山の稜線が朝日に照らされ、太田川のせせらぎが耳に届く広島の朝。広島県は豊かな自然に恵まれたアウトドア体験の宝庫です。広島空港からリムジンバスで約55分で市街地に到着し、そこから少し足を伸ばすだけで、都会では味わえない大自然のフィールドが広がっています。瀬戸内式気候の恩恵で年間を通じて温暖少雨、台風の直撃も比較的少ないため、春夏秋冬それぞれに楽しめるアクティビティが充実しています。人口約119万人の都市でありながら、こんなにも自然が身近なのかと驚く来訪者が後を絶ちません。初心者からベテランまで、レベルに合わせたプログラムが揃い、子ども連れのファミリーからソロトラベラーまで幅広い層が楽しめるのが、広島のアウトドアシーンの大きな強みです。

弥山ハイキングで瀬戸内の絶景を体感する

広島のアウトドアといえば、まず宮島・弥山のハイキングを外すことはできません。世界遺産にも登録された厳島神社を擁する宮島の最高峰・弥山(標高535メートル)は、宮島桟橋からロープウェイを使うルートと、本格的に登山道を歩くルートの2つのアプローチが選べます。

広島市内からは路面電車とフェリーを乗り継いで約1時間。フェリー乗り場から紅葉谷公園を経由する「紅葉谷コース」は最もポピュラーで、整備された遊歩道をゆっくり歩けば1時間30分ほどで山頂に到着します。標高差は約400メートルですが、コース脇の自然林が季節ごとに表情を変え、歩き飽きることがありません。体力に自信のある方には「大聖院コース」がおすすめで、岩場や急登が連続する本格的な山道が楽しめます。

山頂からの眺望は圧巻のひとことに尽きます。眼下には瀬戸内海多島美が広がり、晴れた日には愛媛・松山方面まで見渡せます。山頂付近には「消えずの火」で有名な霊火堂や、巨岩が折り重なる「くぐり岩」など見どころも豊富。山小屋では温かい味噌汁や軽食(500円〜800円)も提供されており、登山の疲れを癒せます。服装は動きやすいものを基本に、しっかりとした登山靴と飲料水2リットル以上の携行が必須です。下山後は宮島名物の穴子めしや牡蠣料理で体を温めるのが定番の締めくくりです。

太田川で楽しむウォーターアクティビティ

広島市内を南北に貫く太田川は、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)など多彩なウォーターアクティビティの舞台です。河口近くの穏やかな水面から、上流の瀬が連続するダイナミックなエリアまで、川のキャラクターがゾーンごとに異なるため、経験や好みに合わせてフィールドを選べます。

体験ツアーは半日コース5,000円〜8,000円、1日コース10,000円〜15,000円が相場で、道具はすべてレンタル込みです。経験豊富なインストラクターがパドルの持ち方から安全管理まで丁寧に指導してくれるため、水上スポーツが初めての方でも安心して参加できます。穏やかなポイントで基礎を学んだ後、川面から眺める太田川の土手の緑や遠景の山並みは、陸上とはまた違う広島の風景を見せてくれます。

夏には川遊びスポットが各所で開放され、無料〜300円程度で水遊びを楽しめます。流れが緩やかな浅瀬では子どもも安全に遊べ、ファミリーに人気の避暑スポットとなっています。秋の紅葉シーズンには色づいた木々の中を漕ぎ進む「紅葉カヤック」が特に好評で、週末の便は1ヶ月前でも満席になることがあります。早めの予約が鉄則です。

サイクリングで広島の街と自然をつなぐ

広島の街をサイクリングで巡るのも、アウトドア感覚で楽しめる人気の体験です。平坦な地形が多い広島市内は、自転車との相性が抜群。広島駅前のレンタサイクルショップでは、一般自転車が1日800円〜1,200円、電動アシスト自転車が1日1,500円〜2,500円で借りられます。ヘルメットの無料貸し出しも行っているので、安全装備を気にせず気軽にスタートできます。

太田川沿いの河川敷サイクリングコースは約15キロの周遊ルートで、川の景色を楽しみながら2〜3時間で走破できます。途中、原爆ドームや平和記念公園に立ち寄れば、自然と歴史の両方に触れる充実した半日が完成します。本通り・八丁堀エリアでは自転車を停めて食べ歩きも可能で、もみじ饅頭のテイクアウトや広島風お好み焼きを頬張りながらのんびり走るのが広島流の楽しみ方です。

地元ガイドが案内するサイクリングツアー(半日3,000円〜5,000円)は、一般の観光ルートには載らない穴場スポットを知ることができ、リピーターにも人気があります。地元の商店街の歴史や、川沿いに残る被爆建造物の解説を聞きながら走ると、単なる観光以上の深い広島体験になります。

宮浜温泉と周辺グルメで体をリセットする

アクティビティを満喫した後のお楽しみが、宮浜温泉での疲労回復です。廿日市市にある宮浜温泉は太田川河口に近く、山と海の両方に親しんだ後に立ち寄るのに絶好のロケーション。泉質は単純弱放射能低温泉(ラドンを含む放射能泉)で、疲労回復や健康増進に役立つとされています。日帰り入浴は800円〜1,500円で利用でき、露天風呂からは瀬戸内の穏やかな景色を眺めることができます。

広島の食文化アウトドア体験の大きな魅力のひとつです。太田川で取れる天然鮎の塩焼きは夏の風物詩で、川沿いの食事処では炭火でじっくり焼いた鮎を1尾500円前後で味わえます。宮島で水揚げされた牡蠣は、10月から4月が旬。焼き牡蠣(1個200円〜300円)や牡蠣飯は、アウトドアの後に食べると格別のおいしさです。広島風お好み焼きは言わずもがな、ソバが入ったボリュームたっぷりの一枚が700円〜1,000円ほどで楽しめます。

体験プランの組み立て方と実践アドバイス

広島のアウトドア体験を最大限楽しむために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。天候に左右されるアクティビティが多いため、前日に天気予報を確認してプランを柔軟に調整することが大切です。雨天時は熊野筆の絵付け体験(1,500円〜3,000円)や広島平和記念資料館の見学に切り替えると、屋内でも広島らしい時間を過ごせます。

服装は動きやすいものを基本に、山歩きなら登山靴、水辺ならウォーターシューズを用意してください。日焼け止め・帽子・虫除けスプレーは季節を問わず持参を推奨します。特に夏の弥山登山は熱中症リスクが高く、早朝出発(6〜7時台)と十分な水分補給が不可欠です。

人気プログラムの予約は公式ウェブサイトから1週間前までに行うのが確実で、紅葉カヤックや週末のガイド付きハイキングは1ヶ月前に満席になることも珍しくありません。広島の自然は街のすぐそばにあり、特別な準備がなくても非日常の体験が気軽に手に入る。それが広島のアウトドアシーンが多くの人を惹きつけてやまない理由です。

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Written by

高橋 大地

アグリツーリズム推進者

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。