
The TOJIBA 松川館
GALLERY
標高1000メートルの山あいに、9部屋だけの小さな隠れ宿がある。「The TOJIBA 松川館」は、開湯700年の歴史を刻む山田温泉の源泉を独占的に引く秘境の湯治宿。長野駅から無料送迎で約40分——雪道でもアクセスできるこの立地が、日常を完全に切り離す最初の仕掛けだ。昭和の面影を残す旅館をリノベーションした建物は、派手さよりも「自然とともにある静けさ」を最優先に設計されており、全9室それぞれが森と湯に向き合うつくりになっている。
6種の湯とサウナ、開湯700年の本物の源泉
松川館が誇るのは4つの温泉と2つのサウナ、合計6つの湯空間だ。
宿泊者が無料で使える貸切露天風呂「極無の湯」は、ミネラル豊富な湯の華がふわりと舞い散る源泉100%かけ流し。オプションで月見酒や雪見酒を楽しむこともでき、夜ひとりで湯に沈む贅沢は他では替えがきかない。内湯は熱めの掛け流しで、「温泉→内気浴→温泉」のサイクルを繰り返すうちに一時間二時間があっという間に過ぎるほど没入できる設計だ。
外湯は2箇所。徒歩30秒の「滝の湯」は昔ながらの木造建築が残る共同浴場、徒歩1分の「大湯」は地元の人々にも長く親しまれてきた風情ある湯屋。どちらも700年の歴史を受け継ぐ同じ源泉を引いており、宿の湯と地域の湯を行き来する外湯巡りが松川館流の湯治仕上げとなっている。
2つのサウナが提供する、それぞれ別物の「ととのい」
国立公園の森の中に佇む「森のサウナ」は、木の香りのサウナ室と深めの水風呂、そして森の外気浴スペースで構成される。夜になると焚き火が灯り、木々のざわめきと炎の音だけに包まれる時間が生まれる。ソロでも訪れる価値のある、静寂そのものが体験になる空間だ。
屋上の「天空のサウナ」は有料の貸切オプション。松川V字渓谷を見下ろす高台から、昼は山々の緑と雲の流れを、夜は世界第3位に選ばれた満天の星を独り占めできる。都市部のサウナとは次元の違う「ととのい」は、天空のサウナでなければ体験できない。
囲炉裏を囲む、信州の命のごちそう
夕食は信州の山が育てた食材を使った懐石料理で、囲炉裏を囲むスタイルで提供される。主役は高山村の猟師が「捕獲→血抜き→熟成」をこだわり抜いて届けるジビエ。鹿・猪・熊が季節に応じて登場し、「ジビエは臭い」という先入観を覆す旨味あふれる仕上がりだという。秋には旬きのこと梅干し出汁を組み合わせた「きのこしゃぶしゃぶ」が名物として登場する。信州サーモン、信州牛、信州ポーク、信州"福みどり"など、ここにしかない信州産のタンパク源が揃うラインナップだ。
朝食は湯治文化を現代に受け継いだ雑炊。松川館特製の出汁と信州きのこをふんだんに使い、前夜の温泉とサウナで開いた体に染み渡る一杯が提供される。
季節ごとに表情を変える秘境
春は残雪と新芽が混じる中で山菜料理と清澄な外気浴を楽しみ、夏は標高1000メートルの涼しさの中で焚き火と星空のサウナリトリートが成立する。秋は紅葉と旬きのことジビエが重なる最も食の豊かな時期、冬は雪見露天風呂と熊・猪の重厚なジビエで静寂の湯治を完成させる。どの季節に来るかで、まるで別の宿のように体験が変わる。
アクセス
長野駅から約40分(無料送迎あり)
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店舗詳細
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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