観光・体験
青森発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ青森県の景観道路
青森は白神山地のブナ原生林と八甲田の雄大な山並みに恵まれた、東北随一のドライブエリアです。東北新幹線で東京から約3時間、新函館北斗から約1時間で到着する青森駅を起点に、レンタカーを借りて出発すれば、日帰りでも十分すぎるほどの絶景に出会えます。青森空港からは車で約30分と好アクセスで、飛行機利用者にも便利です。ねぶたの家ワ・ラッセや青森魚菜センターといった市内観光を午前中に済ませてから、昼過ぎに景観道路へ走り出すプランが人気です。冬は世界有数の豪雪地帯として知られ、雪化粧した山々と澄み渡る空気が非日常の景色を作り出します。一方、夏の新緑、秋の紅葉と、四季折々に表情が変わるのが青森ドライブ最大の魅力です。
コースA:青森市街〜浅虫温泉シーサイドルート
青森駅前を出発点とし、陸奥湾沿いを東へ走るコースAは、全長約50〜80kmのビギナーにも安心のドライブルートです。市街を抜けると視界が開け、穏やかな陸奥湾の水面が広がります。国道4号線から県道を経由して浅虫温泉方面へ向かうシーサイドロードは、海風と潮の香りが車内に届く爽快なコースです。
途中にある「道の駅なみおか」は地元農産物が揃い、りんごソフトクリームが名物。青森県はりんごの生産量が全国1位で、道の駅では搾りたてのりんごジュースや、地元産野菜を使ったメニューが楽しめます。約40分で到着する浅虫水族館は陸奥湾に面した好立地で、館内から海を望む眺望が特徴的です。周辺の浅虫温泉街には日帰り入浴施設も多く、小休止に最適です。湾越しに下北半島を遠望できる展望スポットも複数あり、広角レンズのカメラを持参すれば絶好のフォトスポットになります。所要時間は寄り道込みで約3〜4時間が目安です。
コースB:八甲田・奥入瀬を走る山岳ルート
青森市から南へ約1時間走ると、標高1,585mを誇る八甲田山の麓に至ります。国道103号線を南下する八甲田ゴールドラインは、その名の通り秋の紅葉時期に山肌が黄金色に染まる東北屈指の景勝ルートです。10月中旬〜下旬が見頃で、週末は多くのドライバーや観光バスで賑わいます。
山頂付近の八甲田大岳は標高が高く、夏でも朝晩は冷え込むため、薄手のアウターが一枚あると安心です。コース途中には八甲田ロープウェイ山麓駅があり、片道約10分の空中散歩で1,324mの山頂公園駅まで一気に登ることができます。晴れた日には岩木山や津軽平野まで見渡せる360度パノラマは、ドライブとはひと味違う感動を与えてくれます。
さらに南へ進むと奥入瀬渓流に至ります。全長約14kmにわたる渓流沿いの遊歩道は、車を止めて歩いて楽しむのが本来の姿ですが、ドライブしながら車窓越しに眺めるだけでも清涼感あふれる風景が続きます。阿修羅の流れや銚子大滝など、撮影ポイントごとに駐車スペースが設けられているので、気に入った場所で気軽に停車できます。全長約40〜80kmで、所要時間は休憩込みで3〜5時間です。
立ち寄りグルメ:青森の味を道中で楽しむ
ドライブの醍醐味は景色だけではありません。青森には他では食べられないローカルフードが充実しています。出発前には青森魚菜センターで「のっけ丼」を体験するのがおすすめです。複数の屋台から好きな海鮮をご飯に乗せていくスタイルで、大間産マグロや青森産ホタテを贅沢に楽しめます。1杯1,000〜2,000円程度で食べられる朝食として、地元民にも旅行者にも親しまれています。
道中のグルメでは、八戸方面へ足を延ばすなら「せんべい汁」が外せません。南部地方の郷土料理で、専用のせんべいを鶏ガラや醤油ベースの汁で煮込んだ温かい一品です。地元の食堂では1杯500〜800円程度で提供されており、寒い季節には特に体が温まります。また「味噌カレー牛乳ラーメン」は青森市発祥のご当地ラーメンで、一度食べると癖になる独特の風味が魅力です。
道の駅では青森りんごを使ったジェラートやアップルパイ、地元漁港直送の干物なども販売しており、ドライブのお供や土産物として重宝します。
酸ヶ湯温泉:ドライブの締めくくりに日本一の名湯へ
八甲田山麓に位置する酸ヶ湯温泉は、国民保養温泉地第1号に指定された歴史ある名湯です。青森市街から車で約45分、八甲田ドライブルートの途中に位置するため、コースBの帰路に自然と立ち寄れます。標高900mの山中にある湯屋は江戸時代から続く風格があり、総ヒバ造りの「ヒバ千人風呂」は日本最大級の混浴大浴場として知られています。
泉質は酸性の硫黄泉で、肌への刺激はありますが湯上がりはさっぱりとした感触。筋肉痛や疲労回復に効果があるとされ、長距離ドライブの疲れを癒すのに最適です。日帰り入浴は早朝8時から受け付けており、日没前に立ち寄れば露天風呂から八甲田の山々を眺める贅沢な時間が待っています。入浴料は大人1,000円程度で、タオルは売店で購入可能です。
冬季は積雪2〜3mに達することもあり、雪見温泉として格別の風情を味わえます。路面凍結が予想される場合は、宿泊して翌朝に帰路につくプランも検討してください。
安全・快適に走るための準備ガイド
青森のドライブを存分に楽しむためには、事前準備が欠かせません。レンタカーは青森駅前または青森空港で手配するのが便利で、軽自動車なら1日5,000〜6,000円、コンパクトカーなら7,000〜9,000円が目安です。冬季(11月〜4月上旬)は必ずスタッドレスタイヤ装着車を選び、チェーンの携行も検討しましょう。
ナビは最新地図データを確認し、山間部では電波が届かないエリアもあるため、オフラインマップのダウンロードを推奨します。ガソリンは市街地を出る前に満タンにしておくのが鉄則で、山間部ではスタンドが数十km間隔しかないこともあります。服装は夏でも山頂付近用に薄手のアウターを一枚用意し、雨具も携帯すると安心です。青森地方気象台のウェブサイトで道路情報や積雪状況を確認してから出発する習慣をつけましょう。
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