観光・体験
名古屋のサイクリングコースガイド——市内の川沿いから木曽川・知多半島まで
名古屋は平坦な濃尾平野の自転車の街
名古屋のサイクリングの魅力は、街がのる濃尾平野の平坦さにあります。市内を庄内川・矢田川・天白川・堀川が流れ、少し足を延ばせば木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川、そして伊勢湾と知多半島が待っています。坂が少ないので、市内の公園で短い時間楽しむことから、郊外の川沿いや海沿いの長い距離まで、体力と気分に合わせて段階的に楽しめます。この記事では、公園や国営公園の公式情報をもとに、名古屋を起点に走れる場所と、レンタサイクルの使い方を紹介します。
入門は庄内緑地のサイクリングコース
市内で最初に走るなら、西区の庄内緑地が手軽です。庄内緑地の公式サイトによると、園内の入口広場で無料のレンタサイクルを行っていて、サイクリングのモデルコースは1.8kmと2.3kmの2種類があります(庄内緑地:サイクリングセンター)。
利用の条件は次のとおりです。
- 料金:無料(1回60分の貸し出し)
- 利用できる日時:4月から11月の土曜・日曜・祝日、10時から16時30分まで
- タンデム自転車:3月から11月末まで、10時から17時まで
- ヘルメット・防具:貸し出しがないため持参が必要
平日や冬の間はレンタサイクルを利用できないので、借りるつもりで出かけるなら曜日と季節を必ず確認しましょう。公園には休館日もあるため、公式サイトで開園情報もあわせて確かめておくと安心です。
庄内川・矢田川と天白川の川沿い
庄内緑地は庄内川のそばにあり、園の外に出れば川沿いの道へつながります。庄内川と、その支流の矢田川の河川敷は、市街地の交差点に煩わされにくい道を選びやすいのが魅力です。ただし、河川敷の道は歩行者やジョギングをする人も多く利用します。追い越すときは速度を落とし、ベルを鳴らして驚かせるより、声をかけて通るくらいの気持ちで走りましょう。
市の東から南へ流れる天白川沿いも、住宅地から海の方向へ下っていける川沿いのルートです。川沿いの道は一般道と交わる場所もあるので、交差点では必ず一時停止して安全を確認してください。
木曽川サイクリングロードと国営木曽三川公園
もっと広い景色の中を走りたいなら、名古屋市外の木曽川沿いへ足を延ばしましょう。国営木曽三川公園の138タワーパークの案内によると、木曽川サイクリングロードは、木曽川の雄大な景色や沿川の市町と木曽三川公園の魅力の再発見、健康づくりを目的として整備されました(国営木曽三川公園 138タワーパーク:サイクリング)。
レンタサイクルは、138タワーパーク、河川環境楽園、フラワーパーク江南の3か所にあり、138タワーパークとフラワーパーク江南ではタンデム自転車も借りられます。レンタサイクルの利用者にはヘルメットの無料貸し出しがあり、13歳未満の人が借りる場合はヘルメットの着用が条件になっています。貸出数には限りがあるので、ヘルメットを持っている人は持参しましょう。
138タワーパークには、高さ138メートルの2つのアーチを持つ展望タワー「ツインアーチ138」があり、走る前後に木曽川と濃尾平野を見渡すこともできます。
知多半島の海沿いへ
さらに遠くを目指すサイクリストに人気なのが、名古屋の南に延びる知多半島です。半島を一周する長距離のルートは、伊勢湾と三河湾の両方の海を眺めながら走れるのが魅力で、最南端の羽豆岬(はずみさき)方面まで足を延ばす人もいます。
海沿いは景色が開ける一方、車の交通量が多い区間や、店が少ない区間もあります。初めて走る場合は、半島の一部を走るルートから試し、補給できる場所を事前に地図で確かめておくと安心です。
目的別の選び方
- 子どもと一緒に短く走りたい:庄内緑地のモデルコース。車の心配が少ない園内で、1.8kmと2.3kmから選べます
- 二人でのんびり走りたい:庄内緑地や138タワーパーク、フラワーパーク江南のタンデム自転車。息を合わせて走る楽しさがあります
- 広い景色の中を長く走りたい:木曽川サイクリングロード。河川環境楽園やフラワーパーク江南など、途中に立ち寄れる施設があります
- 海を眺めたい:知多半島。景色は抜群ですが、距離と補給の計画をしっかり立ててから出かけましょう
走り出す前の実用メモ
- 風向きを確認する:濃尾平野は平坦ですが、伊勢湾から吹く風が強い日は、河口や海沿いで向かい風になりやすくなります。行きを向かい風、帰りを追い風にすると楽に走れます
- 暑さ対策:夏は日差しを遮るものの少ない堤防の道で、日差しをまともに受けます。こまめな水分補給と帽子、日焼け止めで熱中症を防ぎましょう
- ヘルメットを着用する:自転車に乗る人のヘルメット着用は、2023年4月から努力義務になっています
- 輪行を活用する:自分の自転車を袋に入れて電車で運ぶ輪行なら、木曽川や知多半島の起点まで一気に移動できます
レンタサイクルの料金や貸出時間、営業期間は変わることがあります。出発前に各施設の最新情報を必ず確認してから、名古屋の平坦な道を楽しんでください。
RELATED SPOTS
愛知県の観光・体験スポット
名古屋城
名古屋駅地下街
レゴランド・ジャパン
常滑やきもの散歩道と陶芸体験
名古屋港水族館の体験プログラム
伊良湖岬と恋路ヶ浜
RELATED COLUMNS
関連するコラム


