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大須の古着屋巡り

大須の古着屋巡り

※写真はイメージです。

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名古屋の中心部に位置する大須は、古い寺社と最新のポップカルチャー、そして無数の古着屋が混在する唯一無二のエリアだ。商店街を歩けば、外国人観光客、コスプレイヤー、ヴィンテージマニア、地元のおじさんたちが同じ路地を行き交う。そのカオスな多様性こそが、大須を何度来ても飽きさせない理由である。

大須とはどんな街か

大須商店街は、名古屋市中区に広がる日本有数の大規模商店街だ。大須観音(北野山真福寺宝生院)の門前町として江戸時代から栄え、現在は東西南北に延びるアーケードが網の目のように張り巡らされている。総店舗数は1,200軒以上にのぼり、電気街、飲食店、コスプレ衣装店、ゲームセンターなどが密集する。

なかでも古着市場の集積度は全国トップクラスで、100軒を超える古着専門店が軒を連ねる。東京の下北沢や大阪のアメリカ村と並び称されるが、大須の特徴はそのジャンルの幅広さと価格の安さにある。有名セレクトショップから、段ボール箱に商品を無造作に突っ込んだだけのような掘り出し物系の店まで、スタイルも価格帯も実に多様だ。

古着屋の構成と主なジャンル

大須の古着屋は大きく分けると数種類のスタイルに分類できる。

最もボリュームが多いのが、アメリカンヴィンテージを扱う店だ。1950〜80年代のリーバイス501やレングス別のデニム、カレッジスウェット、ナイロンジャケット、バンドTシャツなどが主力商品で、状態の良いものでも東京の相場より2〜3割ほど安く手に入ることがある。特にバンドTシャツはコレクターも多く訪れるジャンルで、めぼしい掘り出し物はすぐに売れてしまう。

次に多いのがヨーロッパ古着を中心に扱う店。フランスやイギリスのデッドストック、ドイツのミリタリーウェア、北欧のウールニットなどが並び、アメリカ系とは一線を画すシックなテイストを好む人に人気だ。

和装リメイクやアジア系の古着を扱う店も点在しており、浴衣の生地を使ったワンピースや、インド綿のシャツなど、エスニックテイストのアイテムも充実している。さらにミリタリー専門店も複数あり、実物支給品のM-65フィールドジャケットやBDUパンツなどのミリタリーサープラスも揃っている。

大須商店街の歩き方

初めて大須を訪れるなら、地下鉄名城線・鶴舞線の上前津駅か、鶴舞線の大須観音駅を起点にするとわかりやすい。上前津駅から大須観音駅の方向に向かって歩けば、自然とアーケードの中心部を通過できる。

商店街は迷路のように入り組んでいるため、事前に地図を確認しておくことをすすめる。特に「仁王門通」「万松寺通」「赤門通」の3本が古着店の密集エリアで、これらを中心に歩くと効率よくショップ巡りができる。

店によって営業時間はまちまちで、正午前後に開店するところも少なくない。午前中に訪れると閉まっている店が多いため、昼過ぎから夕方にかけての時間帯が活気があって楽しい。また、月曜定休の店が多い傾向があるので、訪問曜日には注意したい。

季節ごとの楽しみ方

大須は年間を通して楽しめる街だが、季節によって異なる顔を見せる。

春は新生活シーズンに合わせて、各店が在庫の入れ替えを行うタイミングだ。前の季節に売れ残った冬物が大幅値下げされ、デッドストックのコートやジャケットが格安で出回ることがある。4月には大須観音の境内で骨董市も開催され、衣類だけでなく古道具や食器なども並ぶにぎやかな雰囲気になる。

夏は汗だくになりながらのアーケード巡りとなるが、空調の効いた店内でゆっくり掘り出し物を探すのも一興だ。夏物のシャツやショーツ類が充実する季節で、軽いアメリカンヴィンテージのオープンカラーシャツや60年代のハワイアンシャツなど、夏らしいアイテムが集まる。大須大道町人まつり(毎年10月開催)は有名だが、夏のイベントも街を盛り上げる。

秋から冬にかけては古着好きにとっての本番シーズン。ミリタリーのライナー付きジャケット、ウールのチェスターコート、ダウンベストなど、秋冬物が一斉に並ぶ。年末が近づくにつれ価格交渉にも応じてもらいやすくなるという声もある。

古着以外の見どころ

古着巡りの合間には、大須ならではのスポットにも立ち寄ってみたい。

大須観音は西暦1333年創建(現在地への移転は1612年)の歴史ある寺院で、商売繁盛・開運のご利益があると言われている。境内には鳩が多く、縁日には露店も並ぶ。古着巡りの前後に参拝するのも大須らしい過ごし方だ。

商店街内にはレコード店も複数あり、古着と並んでレコード探しを楽しむ人も多い。7インチのシングル盤から大量のLPまで、掘り出し物がBOX買いできる値段で売られていることもある。

飲食面でも充実しており、台湾ラーメンの元祖と言われる「味仙」の系列店や、手羽先の老舗、エスニック料理店など多彩な選択肢がある。食べ歩きスタイルでたこ焼きやフランクフルトをほおばりながら歩くのも、大須らしい楽しみ方だ。

アクセスと周辺情報

大須へのアクセスは地下鉄が便利だ。名古屋市営地下鉄の上前津駅(名城線・鶴舞線)か大須観音駅(鶴舞線)が最寄りで、名古屋駅からはいずれも10分前後で到着する。栄駅からも徒歩15分程度と歩けなくない距離にあり、栄エリアと組み合わせた観光にも向いている。

駐車場は周辺にいくつかあるが、休日は混雑することが多い。公共交通機関の利用を基本としつつ、荷物が増えた場合はコインロッカーを活用するのが賢い選択だ。商店街の要所にはコインロッカーが設置されている。

古着の掘り出し物は一期一会だ。「また来れば買える」という考えは大須では通用しないことが多い。気に入ったアイテムは即断即決が鉄則で、それが大須の古着巡りをスポーツのように面白くしている理由でもある。

アクセス

地下鉄上前津駅から徒歩3分

営業時間

11:00〜20:00(店舗により異なる)

料金目安

1,000〜10,000円

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

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