
ほりでーゆ~四季の郷
GALLERY
北アルプスの名峰・常念岳を正面に仰ぎ、安曇野の深い自然に包まれた公共温泉宿泊施設。森を抜けた先に現れるこの場所は、日常の喧騒を遠ざけ、ラドン温泉と地産地消の料理、アートが三位一体となった独自の空間をつくりあげている。道中ではサルに出会うこともあり、都市とは異なる時間の流れを体で感じられる。
天然ラドン温泉とアルプス展望の露天風呂
湯の主役は天然のラドン温泉だ。湯に含まれる微量の自然放射線が人体によい刺激を与え、免疫力や自然治癒力を高めるとされる。そのラドン泉に浸かりながら北アルプスを一望できる露天風呂は、施設最大の見せ場といえる。常念岳のライブ映像も公式サイトで公開されており、晴天時の山容の迫力は格別だ。日帰り入浴も受け付けており、2025年4月1日改定の料金は大人700円・小学生400円。
8タイプの客室、コテージ、キャンプ場——三つの宿泊スタイル
広大な敷地が、泊まり方の多様性を支えている。本館には個性の異なる8タイプの客室が並ぶ一方、敷地内にはコテージも設けられており、家族や仲間と自分たちだけの空間でゆったりと過ごすことができる。さらに須砂渡キャンプ場(4月19日〜11月9日営業)や憩いの森オートキャンプ場(4月12日〜11月24日営業)も隣接し、テントを張ってアウトドアを満喫する選択肢まで揃う。ホテルの快適さからキャンプの開放感まで、同じ施設で使い分けられる懐の深さは珍しい。
地産地消・日替わりの旬料理
食事のコンセプトは「決まった献立を持たない」こと。長野・安曇野の食材から、その日もっとも状態のよいものを料理長が自ら目利きして調理するため、メニューは日ごとに変わる。スタンダードプランの「彩り会席」をはじめ、信州プレミアム牛付きプラン、朝食付きプランや素泊まりプランと、食事の組み合わせも幅広い。2026年5月29日には食堂が新たにオープンし、気軽な食事利用の選択肢も加わった。アレルギーへの完全対応は厨房・調理器具の共用により困難な点は事前に確認が必要だ。
ラウンジを彩るきりえアート
施設内に一歩足を踏み入れると、ロビーや客室、宴会場に切り絵作品が点在しているのに気づく。手がけるのは信州大学教育学部美術学科出身のきりえアーティスト・柳沢京子氏。1977年に「一茶かるた」を刊行して以来、ドイツ各地やニューヨークでも個展を重ねてきた気鋭の作家で、長野の風土への深い愛着が作品に込められている。ラウンジでは定期的に個展も開催されており、温泉とアートを同時に楽しめる施設として異彩を放っている。
マレットゴルフと穂高駅からの送迎
春から秋の営業期間中(4月7日〜11月16日)はマレットゴルフ場が利用でき、自然の中で体を動かしてから温泉へ、という流れが組みやすい。交通面では穂高駅からの送迎バスがあり(到着便は14:40・16:40の2便、翌朝9:30発、前日までの予約制・宿泊者限定)、マイカー不要でのアクセスも現実的だ。
アクセス
穂高駅から送迎あり(要事前予約、14:40/16:40)
料金目安
日帰り入浴料金:大人700円、小学生400円
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