
大王わさび農場
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北アルプスの雪解け水が地中に染み込み、扇状地の伏流水として湧き出す清冽な流れ。この恵みを最大限に活かして1915年から約20年をかけて開拓された大王わさび農場は、環境庁が「名水百選」に選んだ安曇野わさび田湧水群の中心地であり、日本最大級の規模を誇る観光農場です。ただ広いだけでなく、歴史・体験・グルメが一体となった観光地として、食と自然の両方を深く楽しめる場所になっています。
100年超の開拓史が刻まれた農場
現在の農場は、1915年に5町村にまたがる15丁歩の荒地を取得するところから始まりました。当時は砂利ばかりの原野で、交渉に2年、開拓完了まで約20年を要したといいます。「古畑」「大王畑」「新畑」「東畑」と順次整備され、1935年にようやく全容が完成。この先代たちの開拓ロマンを今に伝えるべく、2015年には「大王わさび農場100年記念館」も開館しています。農場内を歩くだけで、名もなき開拓者たちが夢を刻んだ土地の重みを感じることができます。
農場内の見どころ
農場内には複数のランドマークが点在しており、散策しながら巡るのが定番の楽しみ方です。
風景の象徴として知られる3連水車は、水車小屋との組み合わせが「安曇野の原風景」としてさまざまなメディアで取り上げられてきた絶好の撮影スポット。一方、大王神社は1,200年以上前、大和朝廷の東北討伐と安曇野の住民との対立に纏わる伝説を持つ歴史的な場所です。その傍らにある大王窟(開運洞)は、「安曇野族の大先祖」とも呼ばれる魏石鬼八面大王が朝廷軍と最後の戦いに挑んだ際に立て籠もった有明山の洞窟を再現したもので、独特の雰囲気を持ちます。親水広場では、北アルプスの伏流水が湧き出す清澄な水の中に生息する水中生物を間近で観察できます。
農場体験で自然に飛び込む
農場では通常立入禁止のわさび田へ特別に入れるわさび田ウォーキングが開催されており、わさびの栽培方法や湧き水の仕組みを間近で学べます。水辺の体験としてユニークなのがクリアボート体験で、底が透明なボートに乗って川を進みながら、川底に広がるわさび田の景色をそのまま見下ろせる仕掛けになっています。さらに熱気球体験では、わさび田と北アルプスの山々を360度見渡す空からの絶景を体験可能。春には白い花が一面に咲くわさびの花祭りも開催され、季節ごとに農場の表情が変わります。
4つの飲食施設でわさびグルメを堪能
農場内には性格の異なる4店舗が揃い、昼食からカフェまで一通りカバーしています。
湧水飯釜大王庵では、農場の湧水を使って地元の新鮮な食材を炊き上げた釜飯が看板料理。香ばしくふっくらとした仕上がりで、自然に囲まれた環境の中でゆっくりと食事を楽しめます。
レストランオアシスは生わさびを使った洋食レストランで、カウンター席・子ども連れに向いたベンチシート席・少人数向けの個室・大人数対応のホール席と、さまざまなシーンに対応した座席構成が特徴です。
DAIOʼs CAFEは、全ドリンクにわさびを育てた湧き水を使用。まろやかで爽やかな独自の味わいが楽しめるほか、お菓子類はすべて手作りのこだわりが貫かれています。
WASABI WONDER フードコートでは長野県の郷土食「おやき」にもわさびを使うなど、わさびをテーマにした多彩なジャンルのフードが揃います。
「和さび堂」のお土産
農場のみやげ処「和さび堂」では、生わさびをはじめ、わさび漬け・わさび塩・わさびマカロンといった加工品・菓子類まで、わさびを幅広く活用した商品を販売しています。ここでしか買えないアイテムも多く、訪問の締めくくりに立ち寄る価値があります。5名以上の団体向けの食事予約も受け付けており、旅行グループでの利用にも対応しています。
アクセス
JR大糸線穂高駅下車、タクシー約10分(徒歩約30分)。長野自動車道安曇野ICより車で約10分。
営業時間
3月~11月 8:00~17:00、12月~2月 9:00~16:00。定休日:12月31日
料金目安
入場料無料。飲食施設での食事代は別途。
店舗詳細
- 価格帯
- $
- 個室
- あり
- 決済方法
- 現金 / クレジット
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