メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
松山市で愛犬と歩く散歩・お出かけスポット — 石手川緑地から瀬戸内の海辺まで
ペット
7分で読める

松山市で愛犬と歩く散歩・お出かけスポット — 石手川緑地から瀬戸内の海辺まで

まず押さえたい「松山市でペット可の公園」

松山市内の公園は、どこでも犬を連れて入れるわけではありません。市は「公園でペットと散歩したい」という声を受けて、一部の公園だけをペット連れの利用者に開放しています。市公式サイトが名前を挙げているのは、松山総合公園・石手川緑地・城山公園(堀之内地区)・立岩川水辺公園の4か所です。いずれも無料・無登録で使えますが、各公園でルールが異なるため、初めての場所では現地の掲示を確認してから歩き始めるのが安心です。

注意したいのは、坊っちゃんスタジアムやアクアパレットで知られる松山中央公園は、犬・猫などペットの持ち込みが禁止されている点です。市街地で大きな公園というと中央公園を思い浮かべがちですが、ここは愛犬との散歩には使えません。「広い公園だから大丈夫だろう」と向かうと門前払いになるので、行き先は上の4か所を起点に組み立てましょう。

---

石手川緑地 — 河川敷を貫く約6kmの遊歩道

松山の犬連れ散歩でまず挙げたいのが、市街を流れる石手川の河川敷を整備した石手川緑地です。「育てよう街のオアシス、そして緑の遺産へ」をコンセプトに、芝生広場や遊具、スポーツ施設を点在させながら、川沿いに歩道が長く続いています。整備区間は全長およそ6kmにおよび、信号や車を気にせず一定のリズムで歩けるのが河川敷ならではの魅力。伊予鉄道郡中線の石手川公園駅からすぐという立地で、電車派の旅行者にも向きます。

この緑地には、市が設けたドッグラン「わんパーク」松山市室町1丁目付近)が併設されています。広さは約1,000平方メートルで、小型犬専用エリアと一般エリアに分かれており、利用は午前9時から午後5時まで・無料です。リードを外して走らせたいときは、まずここを目当てにすると失敗がありません。ラン以外の遊歩道や広場では、後述のマナーどおりリードを着けて歩きましょう。春には川沿いの桜が一斉に咲き、花見をしながらの散歩が松山の定番になります。

---

城山公園(堀之内地区) — 松山城を見上げる芝生広場

市の中心にそびえる松山城。その南麓に広がる城山公園の堀之内地区も、ペット連れで歩ける公園のひとつです。かつて城の三之丸があった一帯が芝生広場として開かれ、休憩所や水飲み場が配されています。天守や二之丸跡の史跡景観を見上げながら、平坦な芝生をのんびり歩けるのが特徴で、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。

ここで歩くなら、史跡公園であることを意識して落ち着いた散歩を心がけたいところ。広場ではキャッチボールなど軽いスポーツを楽しむ人もいるので、ボールを追いたがる犬はリードを短めに持つと安心です。なお、山上の松山城天守そのものはロープウェイやリフトで上がる観覧エリアで、ペットの扱いには別途決まりがあります。城を「見上げて歩く」のが堀之内、と割り切ると動線がすっきりします。

---

北条・立岩川水辺公園と瀬戸内の海辺

市街から国道196号を今治方面へ進んだ北条エリアには、立岩川水辺公園があります。立岩川の高水敷(河川敷)を使った約2.7ヘクタールの公園で、水辺広場・運動広場・芝生広場が広がり、こちらもペット連れで散歩できる公園として市が挙げています。市街地の石手川緑地が「川を縦に歩く」コースなら、立岩川は海に近い開けた河口部の風景。同じ河川敷でも空気感が違い、足を伸ばす価値があります。

北条の沖合には、瀬戸内海に浮かぶ小島鹿島(かしま)が見えます。北条港から渡船でわずか数分と近く、海辺の散策と組み合わせれば「瀬戸内らしい一日」になります。ただし島内は野生の鹿が暮らす自然の場でもあり、犬連れで渡る前には渡船・島の管理側に可否を確認してください。海辺を歩くなら、潮風で被毛がべたつくため帰宅後のケアも頭に入れておくと安心です。

---

道後の散策と「歩いて回る」松山

温泉街・道後でひと息つきたいなら、道後公園(湯築城跡)が候補です。中世に伊予を治めた河野氏の居城・湯築城の跡で、国の史跡庭園として復元整備され、堀や土塁に沿った園路を自由に歩けます。道後温泉本館からも近く、温泉街の街歩きと史跡散歩を一筆書きでつなげられるのが松山ならでは。電停や駅が至近で、伊予鉄の路面電車を使えば中心部から犬連れでもアクセスしやすい立地です。歴史ある庭園エリアなので、ここでも落ち着いた歩き方を意識しましょう。

松山は城下町がコンパクトにまとまり、路面電車で要所をつなげる街です。石手川緑地で体を動かし、城山公園で城を見上げ、道後で締める——市街だけでも性格の違う散歩を一日ではしごできるのが、この街の強みです。

---

瀬戸内の気候と「夏の暑さ」への備え

松山は瀬戸内海気候に属し、年平均気温は16.8度ほど、年間降水量は約1,300mmと、全国的に見ても温暖で雨が少ないのが特徴です。冬の積雪はごくわずかで、真冬でも比較的歩きやすく、犬連れの散歩シーズンが長いのはありがたいところ。一方で梅雨期の6月前後は雨が集中し、夏は短いながらも蒸し暑くなります。

注意したいのが夏の路面温度と肉球やけどです。少雨で晴れの日が多い分、アスファルトや河川敷の舗装は日中かなり熱を持ちます。手のひらを地面に5秒当てて熱ければ犬には熱すぎるサインで、肉球をやけどしたり熱中症になったりする危険があります。夏場は早朝か日没後の涼しい時間に切り替え、こまめな水分補給を。芝生広場の多い石手川緑地や城山公園の芝は、舗装路より地面が熱くなりにくいので夏の逃げ場として覚えておくと便利です。

---

松山で守りたい散歩のマナー

ペット可の公園を気持ちよく使い続けるために、最低限のマナーは押さえておきましょう。

  • リードは必ず着用する。 リードを外して走らせてよいのは、石手川緑地「わんパーク」や松山総合公園のドッグランなど、専用エリアの中だけです。ラン以外の遊歩道・広場ではリードを外さないのが市の共通ルールです。
  • ふんは必ず持ち帰る。 排せつ物やゴミは飼い主が持ち帰り、おしっこをした場所は水で流して薄めるのがマナーとして示されています。袋と水を入れたボトルを携帯しましょう。
  • ドッグランは登録と注射が前提。 松山総合公園のドッグランは、犬の登録(鑑札)と1年以内の狂犬病予防注射を済ませた犬が対象で、リードを離せるのは1人につき1頭までと定められています。利用前に自分の犬が条件を満たしているか確認を。
  • 他の利用者へ配慮する。 芝生広場や河川敷は子ども連れや高齢者も集う場所です。常に愛犬から目を離さず、譲り合って使うことが求められています。

温暖で雨が少なく、海も川も城下町の散策路もそろう松山は、ルールとマナーさえ守れば犬連れの散歩がとびきり楽しい街です。石手川緑地の遊歩道を起点に、その日の気分で城や海辺へ足を伸ばしてみてください。

シェアする

Written by

S

佐藤みなみ

ペット・旅行ライター

Related Columns

ペットライフ

ペット可物件・ブリーダー直販・ペット可スポットの3軸連携。