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広島の庭園・公園ガイド|四季の花と緑に癒される名園散策
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広島の庭園・公園ガイド|四季の花と緑に癒される名園散策

都市の喧騒を忘れさせてくれる広島の庭園と公園は、旅の中のオアシスのような存在です。原爆ドームに隣接する庭園をはじめ、瀬戸内海多島美としまなみ海道を取り込んだ借景の妙や、職人の手で丁寧に整えられた日本庭園の美は、広島の文化レベルの高さを物語っています。瀬戸内式気候で温暖少雨、台風の直撃も比較的少ないという恵まれた気候のもと、春の花々から冬の枯山水まで、四季を通じて異なる表情を見せる庭園は何度訪れても新しい発見があります。散策の合間にベンチで一息つきながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。この記事では広島のおすすめ庭園・公園を厳選してご紹介します。

縮景園|広島を代表する大名庭園

広島市中区にある縮景園は、元和6年(1620年)に初代広島藩主・浅野長晟が作庭を命じた歴史ある回遊式庭園です。「縮景」の名のとおり、中国杭州西湖の景観を縮めて写したとも伝えられており、池を中心に築山・橋・茶室が配された構成は、江戸時代の大名庭園の典型を今に伝えています。太平洋戦争の原爆投下によって甚大な被害を受けながらも、戦後に丁寧に復元・整備され、現在は国の名勝に指定されています。

園内は約4.3ヘクタールにわたり、中央の濯纓池(たくえいち)を一周する散策路は20〜30分ほど。池に架かる跨虹橋(ここうきょう)からの眺めは特に美しく、水面に映る木々と石橋の組み合わせが絵画のような風情を醸し出します。隣接する広島県美術館との共通券(大人360円)もあるため、美術鑑賞と庭園散策をセットで楽しむのがおすすめです。開園時間は9時〜18時(冬期は短縮)、入園料は大人260円。

広島城と護国神社周辺の緑

広島城(鯉城)を囲む堀と緑地は、地元市民が日常的に訪れる憩いの場です。天守閣を中心とした城址公園の広さは約61ヘクタールにのぼり、外堀沿いに整備された遊歩道は一周約40分。春になると外堀沿いのソメイヨシノが一斉に咲き、水面に花びらが舞い落ちる花筏の光景は広島の春を象徴する風景のひとつです。

城内の二の丸には旧広島藩の歴史建造物が復元されており、茶屋で一服しながら当時の城下町の雰囲気を体感できます。隣接する護国神社境内の参道脇には梅林があり、1〜2月には白梅・紅梅が咲き誇り、早春の訪れを告げます。入城料は大人200円(天守閣)で、外周の公園エリアは無料で散策可能です。歩きやすいスニーカーで、ゆっくり2〜3時間かけて城址全体を探索してみてください。

季節の花めぐり庭園カレンダー

広島の庭園は一年を通じて「花のカレンダー」を持っています。1〜2月は縮景園や護国神社の梅が香り高く咲き、3〜4月は城址公園や平和記念公園の桜が全体をピンク色に染めます。5月はツツジやフジが見頃を迎え、特に縮景園の藤棚は見応えがあります。6月には紫陽花やハナショウブが雨に濡れて一層艶やかになり、7〜8月は池に蓮やスイレンが涼やかに花開きます。

9月には萩の花が秋の訪れを告げ、10〜11月は紅葉が庭園を錦色に染めます。縮景園では例年11月中旬〜12月上旬に紅葉ライトアップが実施され、夜間の幻想的な庭園を楽しめます。12月の冬枯れの庭園では枯山水の骨格美が際立ち、椿や山茶花が控えめな彩りを添えます。どの季節に訪れても広島の庭園は表情を変えて迎えてくれます。

庭園カフェと抹茶体験

広島の庭園内や隣接する施設では、風景を楽しみながらお茶やスイーツをいただけます。縮景園に隣接する翠月(すいげつ)では庭園を眺めながら抹茶と和菓子のセット(800円程度)を楽しめ、正座が苦手な方のためにテーブル席も用意されています。広島の銘菓・もみじ饅頭や生もみじと組み合わせた抹茶は、散策の疲れを優しく癒してくれます。

最近は庭園を望むモダンなカフェも増えており、日本庭園×精製されたシングルオリジンコーヒーという和洋折衷の楽しみ方も人気を集めています。本通り周辺の町家を改装した和カフェでは、広島名物あなごをアレンジしたスイーツメニューが話題を呼んでいます。庭園カフェの多くは11時〜16時頃の営業のため、午後の散策に組み込むプランが無駄なく楽しめます。

庭園散策モデルコースと実用情報

広島の庭園・公園を半日で効率よく巡るモデルコースをご紹介します。10時に縮景園を入園してゆっくり鑑賞(約60〜70分)、その後隣接する広島県美術館に立ち寄り(任意)、12時ごろ本通り商店街付近でランチ、13時30分に広島城址公園を散策(約40〜50分)、15時に城内茶屋で抹茶体験という流れが理想的です。

アクセスは広島駅から路面電車(広島電鉄)が便利で、縮景園前電停が最寄りです。1日乗車券(大人800円)を購入すれば路面電車・バスを自由に使えるため、複数スポットを巡る日は特にお得です。庭園内は玉砂利や飛び石の箇所があるため、ヒールは避け歩きやすいスニーカーが最適です。雨天でも庭園の風情は格別で、雨に濡れた苔や木々が深みを増して美しく輝きます。傘を差しながらの散策もまた趣があるものです。共通入園券や割引情報は広島市観光案内所(広島駅南口)で確認できます。

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Written by

渡辺 リカ

ワークスタイルエディター

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