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高松×東京の二拠点生活|香川県と都心を行き来する暮らし
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高松×東京の二拠点生活|香川県と都心を行き来する暮らし

高松が二拠点先として選ばれる理由

リモートワーク普及を背景に、二拠点生活を実践する人は全国で推定30万人を超え、年々増加しています。なかでも高松は「ちょうどいい地方都市」として注目を集めています。

コンパクトシティとして整備された市街地には、商業施設・医療機関・行政窓口が徒歩・自転車圏に集まっており、都市機能を維持しながら自然に近い暮らしが実現できます。瀬戸内海特有の温暖な気候は年間降水量が少なく、東京の梅雨時期や猛暑に疲弊したビジネスパーソンが「高松に来るだけで気持ちが切り替わる」と口をそろえます。瀬戸内海国立公園の島々、栗林公園の四季、讃岐うどんの食文化——地域資産の豊かさがリフレッシュ効果を高め、結果として仕事の創造性を押し上げてくれます。

住民票は東京に置いたまま始められるため、行政手続きの負担も最小限です。まずはトライアルから始められる心理的ハードルの低さも、選ばれる理由のひとつです。

移動手段と交通費の最適解

高松〜東京間の移動手段は主に航空便です。羽田・成田から高松空港まで約1時間20分、空港から市内中心部まで車で約30分。総移動時間は4〜5時間が目安です。LCCを利用すれば片道7,000円〜から取れる便もあり、早割や往復割引を組み合わせると1回の往復を1万5,000〜2万5,000円に抑えることも可能です。

新幹線+快速マリンライナーの組み合わせも選択肢です。東京〜岡山を新幹線(約3時間20分)、岡山〜高松を快速マリンライナー(約55分)でつなぐルートは、荷物が多い引っ越し的な移動時に便利です。乗り換え回数が少なく、グリーン車でゆったり移動すればオンライン会議の準備も車内で完了できます。

航空便は2ヶ月前購入がコスパのピーク。マイルを計画的に積み上げれば、年間2〜4回は特典航空券で移動コストをゼロにできます。月2〜3回の移動を想定すると交通費は月5万〜10万円。自営業・フリーランスであれば、業務に紐づく移動費として経費計上できるケースもあるため、税理士への確認をおすすめします。

高松側の拠点選びと費用感

高松市内で二拠点用の住居を探す場合、丸亀町商店街周辺や片原町エリアの1LDKが月4万〜6万円の相場です。スーパー・カフェ・コワーキングスペースへのアクセスがよく、仕事と生活を効率よく回せます。海側に目を向けると、高松港周辺や女木島フェリー乗り場近くのマンションでは、窓から瀬戸内海を一望できる物件も射程内に入ります。

「まずは試してみたい」という段階なら、ADDressやHafHなどの多拠点居住サービスが有効です。月4,000円〜5万円で全国の拠点を共有利用でき、高松近郊にも物件があります。家具付きで契約の手間が少なく、自分に合う地域かどうかを確かめるトライアルとして最適です。

不在期間の郵便物管理は、管理人常駐の物件選択か郵便局の転送サービス(期間指定)で対応できます。長期不在時の水道・ガス料金は最低限に抑えられるよう、基本料金の安いプランへの切り替えも検討しましょう。

仕事の両立とスケジュール設計

二拠点生活で最もよく機能するサイクルは「東京2週+高松2週」か「東京3週+高松1週」です。東京滞在中に対面会議・クライアント訪問・チームビルディングを集中させ、高松滞在中は集中が必要な制作・分析・企画立案に充てる——この役割分担が生産性を高めます。

高松滞在中の理想的なデイルーティンは、午前中にオンライン会議を固め、午後は集中作業とリフレッシュに分割するスタイルです。うどん屋での早朝食や、夕方の海沿いサイクリングが日課になると、メンタルの安定感が別次元になると実践者は言います。

クラウドストレージ・プロジェクト管理ツール・VPNの整備は必須です。どちらの拠点でも同じ作業環境が再現できれば、移動のストレスは大幅に軽減されます。高松市内には質の高いコワーキングスペースも複数あり、自宅作業に飽きたときの気分転換にも使えます。

費用シミュレーションと節税戦略

月額の総コストを試算すると:東京住居(ワンルームに縮小)8万円、高松住居5万円、交通費(月3回往復)9万円、高松側の食費・光熱費3万円で合計25万円前後が目安です。

一見高額に見えますが、東京でのストレス解消出費(外食・趣味・サブスク類)が高松滞在中は自然と減少し、実質的な生活費の増加は月5万〜8万円に収まるケースが多いと報告されています。

節税面では、ホームオフィスの家賃按分(業務使用割合に応じて30〜50%を経費計上)、通信費、移動費の経費化で年間10万〜20万円の節税が見込める場合があります。加えて、ふるさと納税を高松市香川県内の自治体に向ければ、地域への貢献と節税を同時に実現できます。確定申告は必ず税理士にレビューしてもらい、適正な処理を確認してください。

二拠点から完全移住へ——長期的な視点

二拠点生活の真の価値は、「高松に住めるかどうか」を体験しながら確かめられる点にあります。高松まつり・讃岐富士の登山・直島アートトリップ・島ごとのローカルフードなど、四季を複数年にわたって体験することで、単なる旅行では気づけない地域の実像が見えてきます。

人間関係も同様で、1〜2年かけて近所のうどん屋の大将、コワーキングの常連、地元の商店主と少しずつ顔なじみになる——この「積み上げ型の移住準備」が、地方移住の失敗リスクを大幅に下げます。

ライフステージの変化にも柔軟に対応できるのが二拠点の強みです。子どもの進学期は東京比率を上げ、定年後は高松比率を高めるといった調整が、フルの移住より容易にできます。住民税は1月1日時点の住所地で課税されるため、メイン拠点の選択は税務・行政サービスの両面から慎重に検討しましょう。

高松の魅力は、長く関われば関わるほど深まります。焦らず、自分のペースで理想の暮らし方を見つけていくことが、二拠点生活を長続きさせる最大のコツです。

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Written by

小林 拓也

サイクリスト・旅人

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