メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
金沢周辺のダイビング・シュノーケリング|石川県の海中世界を探検
観光・体験
12分で読める

金沢周辺のダイビング・シュノーケリング|石川県の海中世界を探検

金沢周辺の海は、都市部からのアクセスが良いにもかかわらず、豊かな海洋生物に出会えるスポットが点在しています。白山の霊峰を背にした石川県の海は、対馬暖流の影響を受け、透明度が高く多様な生物が生息する豊かな環境です。能登半島から金沢近郊の志賀町・羽咋市周辺にかけて、岩礁帯と砂地が織りなす変化に富んだ地形が広がっており、ウミウシ、ヒラメ、クロダイ、ソラスズメダイなど四季折々の海中生物と出会えます。兼六園や東茶屋街といった陸上観光と組み合わせた「海と陸の両方を楽しむ旅」が近年人気を集めており、初心者からライセンス保持者まで幅広いレベルで楽しめるアクティビティが充実しています。

初めてでも安心の体験ダイビング

ダイビングライセンスを持っていない方でも、体験ダイビングなら気軽に海中世界を楽しめます。金沢周辺のダイビングショップでは、志賀町富来や羽咋市周辺の人気ポイントを中心に、体験ダイビングを1人10,000円〜16,000円で提供しています。

所要時間は約3〜4時間で、陸上での呼吸器の使い方や耳抜きの練習(約1時間)→浅瀬でのスキル確認(約30分)→本番の海中ダイビング(約30〜40分)という流れで進みます。水深は最大12mまでに抑えており、インストラクターが常に手の届く距離でサポートするため、泳ぎが得意でない方でも安心して参加できます。10歳以上から参加可能で、高血圧や喘息などの持病がある場合は事前に確認が必要です。

海底では、岩陰に潜むカサゴやキジハタ、砂地を漂うヒラメの幼魚、岩礁に群れるスズメダイなど、石川の海ならではの生き物たちに出会えます。インストラクターが海中サインで生物を指し示してくれるので、ただ海の中を移動するだけでなく「発見する楽しさ」も体感できます。

家族で楽しむシュノーケリング体験

より気軽に海中を覗きたい方には、シュノーケリングが最適です。料金は1人3,000円〜5,000円と手頃で、所要時間は約1時間30分〜2時間。専門的なトレーニングなしで参加でき、6歳以上から楽しめるファミリープランも用意されています。

マスク・シュノーケル・フィンのレンタルは料金に含まれており、ウェットスーツ(追加1,000円〜2,000円)を着用すれば浮力が増し、泳ぎが苦手な方や小さなお子さんでも安定して水面を漂えます。水温は7月で約24℃、8〜9月には26〜28℃まで上昇し、透明度も年間を通じて最高の状態になるため、夏場が最もおすすめです。シーズンは6月〜10月で、特に盆休み前後は予約が集中します。

珊瑚礁こそありませんが、北陸の岩礁地帯は色鮮やかなウミウシやヒトデ、磯に張り付くウニやフジツボなど独自の生物相が魅力。本州日本海側特有の生き物との出会いは、南国のダイビングとはまた違う趣があります。

ライセンス保持者向けファンダイブ

PADIやNAUI等のCカードを保持している方には、金沢近郊の本格ダイビングポイントでのファンダイブがおすすめです。石川県内のダイビングスポットは、能登半島外浦から内浦にかけてのエリアが特に充実しており、2ダイブで12,000円〜20,000円が相場です。ボートダイブを希望する場合は追加3,000円〜5,000円が目安です。

マクロ派に人気なのが、岩礁の隙間に生息する色鮮やかなウミウシ類。石川県沿岸では年間を通じて30種以上のウミウシが確認されており、ミノウミウシやコノハウミウシなど見た目もユニークな種が多数。ワイド派には、秋口に増えるイナダ(ブリの幼魚)の群れや、ハンマーヘッドシャークの目撃情報もある沖合いポイントが魅力です。

器材フルレンタルは5,000円〜8,000円で対応しており、自前の器材持参者向けには器材洗い場を無料開放しているショップが大半です。ログ付け・フォト撮影サービスを提供するショップも増えており、SNS映えする水中写真を残したい方にも対応しています。

ダイビングライセンス取得コース

金沢滞在中にPADIオープンウォーターダイバーのCカードを取得することも可能です。標準コースは3日間で50,000円〜70,000円(学科・プール実習・海洋実習・教材費・器材レンタル込み)。地元の海を知り尽くしたインストラクターが、安全かつ丁寧に基礎スキルを指導します。

事前にPADIのオンライン学科講習(e-ラーニング)を自宅で済ませておけば、現地では実技に専念でき、最短2日間での取得も現実的になります。ただし、スキルをしっかり身につけるためには余裕を持った3日間コースを推奨するショップが多数です。Cカード取得後は国内外を問わず世界中のダイビングポイントに参加できるため、旅の幅が一気に広がります。

海のアクティビティを安全に楽しむために

参加にあたっての基本的な注意事項を確認しておきましょう。最も重要なのは当日の体調管理です。飲酒翌日・睡眠不足・発熱がある場合は参加を見合わせてください。高血圧、心臓疾患、喘息、耳鼻科系の疾患がある方は必ず事前に医師へ相談し、ショップにも申告が必要です。

持ち物は水着・タオル・着替え・日焼け止めが基本です。日焼け止めはサンゴ礁や海洋生態系への影響が少ない「リーフセーフ(reef safe)」認証品の使用を推奨するショップが増えています。また、ダイビング後12〜18時間は飛行機への搭乗が禁止されているため、旅行の最終日にダイビングを組み込む場合は帰路の手段に注意が必要です。

アクセス面では、小松空港から金沢市内まで車で約40分、北陸新幹線利用なら東京から約2時間30分で到着できます。主要ダイビングポイントへは、送迎付きプランを提供するショップを選ぶと移動の手間が省けて便利です。夏休みシーズン(7〜8月)は1か月前には満席になることも珍しくないため、旅程が決まったら早めの予約がおすすめです。

シェアする

Written by

伊藤 健一

歴史ライター

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。