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山形のカレー文化|芋煮の〆のカレーうどんから楽しむ山形の味
山形でカレーの話をするなら、まず知っておきたいのが芋煮会の〆です。秋の河原で囲む芋煮鍋に、最後にうどんとカレールウを加えて食べる――そんな食べ方が、山形の秋の風景として定着してきました。この記事では、農林水産省や山形県・山形市の公式情報をもとに、芋煮とカレーの関係、芋煮会の楽しみ方、あわせて味わいたい山形の麺文化をまとめます。
山形の芋煮と、〆のカレー
芋煮は、里芋を主役にした山形の郷土料理です。農林水産省の「うちの郷土料理」によると、基本の具材は里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎで、内陸部では牛肉を使ったしょうゆ味、日本海側の庄内地域では豚肉を使ったみそ仕立てが定番とされています(農林水産省:うちの郷土料理 芋煮)。
同じページでは、近年は具材が少なくなった鍋にうどんを入れて〆として味わうことが定着し、最近ではカレールウを加える食べ方もあると紹介されています。里芋や牛肉のうまみが溶け込んだ芋煮の汁にカレーを合わせると、まろやかでコクのあるカレーうどんになります。芋煮会の最後の楽しみとして、家族や仲間と鍋を囲む人も多い食べ方です。
芋煮の歴史をたどる
芋煮の発祥は古く、農林水産省の同じページによると、1600年代半ばともいわれています。最上川舟運の船着場があった中山町長崎付近で、荷受人を待つ船頭たちが河原で鍋を囲んだのが始まりとされ、近くの里芋の産地の里芋と積み荷の棒ダラを煮て食べたことが伝えられています。
芋煮は地域や家庭によって味付けや具材が違うのも面白いところです。内陸の最上地域では山菜やきのこを入れたり、置賜地域では木綿豆腐を入れたりと、同じ山形県内でもさまざまな芋煮があります。
秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」
芋煮を語るうえで欠かせないのが、山形市で開かれる「日本一の芋煮会フェスティバル」です。山形県の公式観光サイトによると、毎年9月に山形市の馬見ヶ崎川河川敷で開かれ、6メートルを超える大鍋で、重機を使って芋煮を作るのが名物です。開催時期は例年、9月の敬老の日の前日とされています(やまがたへの旅:日本一の芋煮会フェスティバル)。
秋に山形を訪れるなら、フェスティバルや河原の芋煮会の雰囲気を味わってみてください。スーパーでは芋煮の材料やカレールウがまとめて売られていることもあり、芋煮会が暮らしに根付いていることを感じられます。
家で作る芋煮カレーうどん
芋煮カレーうどんは、旅の思い出として家庭でも作れます。
- 里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎで、しょうゆ味の芋煮を作る
- 芋煮を楽しんだあと、残った汁に水やだしを足して温める
- うどんを入れて煮込み、カレールウを溶かして味を調える
- ねぎを散らして仕上げる
芋煮の汁の味が土台になるので、カレールウは少しずつ加えて好みの濃さに調整しましょう。みそ味の芋煮で作ると、また違った味わいになります。
あわせて味わいたい山形の麺文化
山形は、ラーメンの街としても知られています。山形市の公式ホームページでは、総務省の家計調査で1世帯あたりの中華そば(外食)への支出金額が全国トップになったことが「やまがた自慢」として紹介されています。牛骨スープの店が多いことや、冷たいラーメンが山形市発祥であることも、市のページで紹介されています(山形市:ラーメン消費額日本一の山形市)。
山形市内には、カレーを出すそば店や食堂、喫茶店もあります。そば店のメニューにカレー南蛮やカレーうどんが並ぶことも多く、麺どころ山形ならではのカレーの楽しみ方と言えます。
山形で芋煮とカレーを楽しむコツ
- 秋に訪れる:芋煮会のシーズンは秋。河原で鍋を囲む風景に出会えます
- 地域による味の違いを楽しむ:内陸のしょうゆ味と庄内のみそ味で、〆の味わいも変わります
- 麺の店をのぞく:そば店や食堂で、カレー南蛮やカレーうどんを探してみましょう
- 材料を持ち帰る:里芋や地元のしょうゆなどを買って、家で芋煮カレーうどんを再現するのも楽しみのひとつです
芋煮の〆のカレーは、山形の人たちが季節の行事の中で育ててきた食べ方です。秋の山形を訪れたら、ぜひ味わってみてください。
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