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札幌サイクリングフィットネス|北海道を自転車で走る
フィットネス
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札幌サイクリングフィットネス|北海道を自転車で走る

北海道玄関口、札幌は自転車フィットネスの聖地でもあります。広大な平野に広がる整備されたサイクリングロード、夏の低湿度でさわやかな気候、そして市内から数十分で到達できる雄大な自然——これだけの条件が揃った都市は日本でも珍しい。新千歳空港から快速エアポートで約40分、札幌駅に降り立った瞬間から、ペダルを踏み込む気分が高まってくるはずです。人口約197万人を抱えながらも、市内の至るところに緑の回廊が走り、サイクリストにとって理想的な環境が整っています。本稿では、フィットネスとしての自転車活用を軸に、札幌・北海道をより深く走るための情報をお届けします。

豊平川サイクリングロード|市街地を貫く緑の回廊

サイクリング初日に真っ先に向かいたいのが、豊平川沿いに整備された専用サイクリングロードです。札幌駅から徒歩10分の河川敷にアクセスポイントがあり、上流に向かって約20キロにわたってフラットなコースが続きます。路面は舗装状態が良好で、歩行者と自転車の動線が分離されているため安全に走れます。1キロごとに距離標識があり、ペース管理がしやすいのもフィットネス目的には嬉しいポイント。

心拍数を上げたい方には「往復30キロ」のロングライドが定番で、消費カロリーは体重70キロの場合で約900〜1,200キロカロリー。逆に、リカバリーライドとして「ゆるポタ」感覚で10〜15キロを走るのもおすすめです。河川敷の両岸には桜並木やポプラ並木が続き、5月の花見シーズンと9月の紅葉シーズンは特に景観が素晴らしい。藻岩山を正面に眺めながらペダルを踏む5キロ地点は、フォトスポットとしても人気です。

円山〜北大キャンパス周遊コース|街なかフィットネスライド

「がっつり走るのは最初だけでいい」という方には、円山公園から北海道大学のキャンパスを結ぶ周遊コースが適しています。全長約15キロ、獲得標高は50メートル以下のほぼフラット。円山公園の木立を抜け、大通公園の広いアベニューを走り、緑あふれる北大構内を通過するルートは、まるで都市の植物園を巡るような爽快さがあります。

北大のポプラ並木(現在は二代目の苗木が成長中)を自転車でゆっくりくぐり抜ける体験は、札幌ならではの贅沢。所要時間は2〜3時間が目安で、途中の大通公園やカフェで休憩を挟みながら走れる点も、旅行者に人気の理由です。フィットネスとしては「有酸素運動を長時間キープする」ゾーン2トレーニングに最適な負荷感で、脂肪燃焼効果が期待できます。

レンタサイクルとギア選択|快適ライドの準備

サイクリングロードを最大限楽しむためのギア選択は重要です。札幌市内では複数のシェアサイクルサービス(PiPPA、HELLO CYCLINGなど)が稼働しており、30分150円前後で電動アシスト付き自転車を借りることができます。ただしフィットネス目的であれば、アシストなしのクロスバイクのレンタル(1日2,000〜4,000円)を推奨します。心拍数をコントロールした有酸素トレーニングには、自分の足の力で走ることが基本です。

持ち物チェックリストとして最低限用意したいのが、ヘルメット(レンタル可、300〜500円)、グローブ(転倒時の保護)、日焼け止め、サイクルボトル(500ml以上)、そしてスマートフォンのマップアプリです。夏場の札幌は湿度が低く体感温度が低めですが、走行中は汗をかきやすいため、こまめな水分補給を心がけてください。ウェアは速乾性素材のTシャツとハーフパンツで十分ですが、朝夕は気温が下がるため薄手のウインドブレーカーが重宝します。

支笏湖・小樽への遠征ライド|北海道スケールの達成感

体力に自信のあるサイクリストなら、日帰りで支笏湖や小樽への遠征ライドに挑戦する価値があります。札幌市街地から支笏湖までは約40キロ、獲得標高は約400メートル。国道453号線沿いに走り、途中の定山渓温泉街を通過するルートは交通量が多い区間もあるため、早朝スタートが安全策です。支笏湖の湖畔に到達したときの達成感と景色のスケールは格別で、透き通った湖面に映る恵庭岳の姿はカロリー消費以上の価値があります。

小樽方面は距離約35キロで、小樽運河沿いの石造り倉庫群をゴールに設定するとドラマチックです。山越えルート(国道5号〜朝里川温泉経由)は獲得標高700メートル超のガチライドになるため、中上級者向け。いずれのルートも、現地での輪行(輪行袋に自転車を収納してJRやバスで帰路につく)が可能なため、無理に往復しなくて済む点も安心です。支笏湖線バス(片道1,000円前後)や小樽からのJR函館本線(320円〜)を活用すれば、帰りは楽に戻れます。

ライド後のリカバリー|温泉とタンパク補給で完結

長距離ライドの翌日にありがちな筋肉痛や疲労感を最小化するには、ライド直後の適切なリカバリーが不可欠です。札幌市内から約1時間定山渓温泉は、日帰り入浴が800〜1,500円で利用でき、ナトリウム-塩化物泉の泉質で、温泉に浸かって疲労回復をはかるのに向いているとされています。温泉でゆっくり体を温めることで、翌日の疲労感の軽減が期待できるといわれています(効果には個人差があります)。

食事面では、ライド後30分以内に糖質とタンパク質を補給することがゴールデンルール二条市場で購入したおにぎり(150〜250円)と牛乳の組み合わせが手軽でおすすめ。夕食には、北海道産の牛肉やラム肉を使ったジンギスカンが高タンパク・高鉄分で理想的なリカバリー食です。ラム肉に含まれるL-カルニチンは脂肪代謝に関わる成分として知られており、フィットネスを意識する方に選ばれることもあります。

札幌を起点とした自転車フィットネスは、走る距離やコースの選択肢が豊富なため、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせてデザインできます。次の旅行計画にサイクリングを組み込んで、北海道の広大なスケールを足で感じてみてください。

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Written by

田中 花

ウェルネスコーディネーター

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