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将棋の始め方完全ガイド|駒の動かし方・初心者向け戦法・おすすめアプリと教室まで
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将棋の始め方完全ガイド|駒の動かし方・初心者向け戦法・おすすめアプリと教室まで

将棋(しょうぎ)は平安時代から続く日本の伝統的なボードゲームで、現代では子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれています。藤井聡太竜王の活躍をきっかけに、将棋人口は近年大幅に増加しており、スマートフォンアプリやオンライン対局の普及もあって「大人になってから将棋を覚えたい」という方が急増しています。

将棋はチェスと異なり、相手から取った駒を自分の駒として使い直せるという独自ルールがあります。この「持ち駒」制度が戦略の幅を無限に広げており、コンピューターでさえ完全解析できない奥深さを生み出しています。

将棋の駒:名前と基本的な動かし方

将棋は9×9のマスの盤面に各プレイヤー20枚ずつ、計40枚の駒を配置して対局します。駒の種類は8種類です。

王将(おうしょう)・玉将(ぎょくしょう): 上下左右・斜め8方向に1マス動ける最も重要な駒。この駒が詰められた方が負けです。

飛車(ひしゃ): 縦横に何マスでも動ける強力な駒。成ると「龍王(りゅうおう)」となり斜め1マスの動きも加わります。

角行(かくぎょう): 斜め方向に何マスでも動ける駒。成ると「龍馬(りゅうめ)」となり縦横1マスの動きも加わります。

金将(きんしょう): 上下左右と斜め前の6方向に1マス動けます。成れない代わりに安定した動きが特徴。

銀将(ぎんしょう): 斜め4方向と真上に1マス動けます。成ると金将と同じ動きになります。

桂馬(けいま): 「2マス前に進んで1マス左右」というL字型の動きをする特殊な駒。成ると金将の動きになります。

香車(きょうしゃ): 前方にのみ何マスでも進める駒。横・後ろには動けません。成ると金将の動きになります。

歩兵(ふひょう): 前に1マスだけ進める最も数の多い駒(各プレイヤー9枚)。成ると「と金(ときん)」となり金将と同じ動きになります。

初心者が最初に覚えるべき基本ルール

成り(なり): 自分の陣地(相手側から数えて3段以内)に駒が入るか通過すると「成る」ことができます。成った駒は裏返しになり強力な動きに変わります。

打ち歩詰め禁止: 持ち駒の歩を打って相手の王を詰めることはできません。将棋の有名な禁じ手のひとつです。

二歩禁止: 同じ縦列(筋)に自分の歩を2枚置くことはできません(持ち駒の歩を打つ場合)。

詰み(つみ)と王手(おうて): 相手の王を取れる状態が「王手」、次の手でどう動いても王手を防げない状態が「詰み」で対局終了です。

初心者が覚えやすい基本戦法

将棋には無数の戦法(戦型)がありますが、初心者は2〜3つに絞って繰り返し練習するのが上達の近道です。

棒銀戦法(ぼうぎんせんぽう): 銀将を相手の飛車側(左右どちらか)に一直線に進め、歩と連携して端や角を突破する攻撃型の戦法。動きがシンプルで覚えやすく、初心者向きです。

矢倉囲い(やぐらがこい): 金銀を使って王をしっかりと守る「囲い」の代表格。攻めながら守りを固めるバランス型。居飛車(ひしゃを動かさず使う戦法)の基本です。

四間飛車(しけんびしゃ): 飛車を左から4列目に移動させる振り飛車戦法。守りを固めながら相手の攻めを受け流すカウンタースタイルで、初心者から高段者まで幅広く使われています。

アプリ・詰将棋で効率よく上達する方法

将棋ウォーズ(iOS/Android/PC無料): 日本最大の将棋対局アプリ。初心者から高段者まで自動的に棋力が近い相手とマッチングされ、10分・3分・10秒の3時間設定で楽しめます。

ShogiDojo(道場アプリ): 詰将棋と対局が一体化した入門者向けアプリ。基礎的な詰将棋から始められます。

詰将棋(つめしょうぎ)の重要性: 詰将棋は王を詰める練習問題で、初心者は「1手詰め→3手詰め」から始めると読みの力が格段に伸びます。毎日5〜10問解く習慣が棋力向上の最短ルートです。

将棋教室・道場の探し方

地域の将棋教室: 小学校区の公民館や地域センター、カルチャーセンターの将棋教室は月額1,000〜5,000円程度で通える場合が多いです。子どもと大人が一緒に学べる場が多く、初心者でも歓迎されます。

将棋道場: 各都道府県に将棋連盟公認の将棋道場があります。段級位の認定も受けられ、腕試しをしたい方や本格的に強くなりたい方に向いています。

オンライン将棋教室: 近年は有段者の棋士・アマチュア強豪が教えるオンライン将棋教室も充実。自宅から気軽に始められます。

将棋の魅力は「同じ対局は二度と生まれない」多様性にあります。最初は駒の動かし方を覚えるだけで十分。まずはアプリで何局か指してみて、将棋の醍醐味である「読みのせめぎ合い」を体感してください。

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Written by

田中 義弘

将棋アマチュア四段・将棋普及指導員