
徳川美術館
GALLERY
名古屋市東区に位置する徳川美術館は、1935年に開設された、尾張徳川家ゆかりの大名道具を今に伝える歴史ある美術館です。国宝9件をはじめ重要文化財60件、重要美術品50件、500振以上の刀剣を含む1万件を超えるコレクションは、日本美術館のなかでも群を抜く規模と密度を誇ります。
「駿府御分物」から始まる尾張徳川家の歴史
コレクションの核となるのは、徳川家康の9男として尾張徳川家初代となった徳川義直が、父・家康から譲り受けた遺品「駿府御分物(すんぷおわけもの)」です。以後、江戸時代を通じて御三家筆頭の地位を保った尾張徳川家が蓄積した大名道具が代々受け継がれ、コレクションは厚みを増してきました。単に量が多いのではなく、一家の歴史とともに選び取られ、守り伝えられてきた品々という重みが、ここのコレクションを特別なものにしています。
世界に知られる国宝「源氏物語絵巻」
同館を語るうえで欠かせないのが、現存最古の物語絵巻として世界的に知られる国宝「源氏物語絵巻」です。平安時代の宮廷文化を濃密な色彩で描いたこの絵巻は、日本美術の到達点のひとつとして高く評価されています。2026年11月14日から29日には「横笛・宿木(二)」の特別公開も予定されており、実物を間近に見られる機会として注目を集めています。また、国宝のひとつである「初音の調度」は漆工芸の最高傑作とされ、江戸時代の婚礼調度の極致を体感できる作品です。
武具・刀剣から茶道具・装束まで、大名文化の全貌
コレクションの幅広さも徳川美術館の大きな魅力です。500振を超える刀剣をはじめとする武具類は、武家文化の精粋を示す圧倒的な存在感を放ちます。さらに、茶道具・装束・絵画など、大名が送った豊かな文化生活の各側面を伝える品々が揃っており、武威と雅趣が共存した江戸時代の大名文化を多角的に体感できます。
常設展と多彩な企画展
常設の「名品コレクション展示」では、これらのコレクションを体系的に観覧できます。あわせて、テーマを絞った企画展が季節ごとに開催されており、「お能、はじめまして。」のような伝統芸能との連携企画や、「ムジナバケール×徳川美術館 共同企画展示 現代クリエーターとの遭遇」のような現代アートとのコラボレーション展、NHK大河ドラマとタイアップした特別展など、切り口の幅が広い点が特徴的です。
茶会と季刊誌が示す文化発信の姿勢
美術品の保存・展示にとどまらず、「徳川茶会」の開催や、季刊誌「葵」のデジタル発刊など、日本文化の発信地としての活動も積極的に続けています。コレクションの細部をキーワードや年代で検索できるオンライン機能も整備されており、来館前後の予習・復習にも活用できます。
アクセス
大曽根駅から徒歩約10分
営業時間
10:00~17:00
料金目安
一般1,600円、高校・大学生1,000円、小・中学生無料
外部予約・検索サイトで探す
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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