
興正寺マルシェ
GALLERY
名古屋市昭和区の八事に鎮座する興正寺。その広大な参道が毎月21日だけ、こだわりの出店者たちによる野外マルシェへと姿を変える。ペットを連れた家族連れも気兼ねなく参加できる「興正寺マルシェ」は、地域住民から「興正寺はこのエリアのランドマーク。もっと知ってもらいたい」と語られるほど、八事の顔として根付いたイベントだ。CBCテレビ「チャント!」や興正寺の情報誌「八事山文庫」にも取り上げられ、地元外からも来場者が集まる。
野菜コーナー――栽培者と会話できる安心感
野菜エリアでは、無肥料・無農薬で栽培された伝統固定種野菜(中山自然農園)や、新鮮な季節野菜(遊和)、そして黒にんにく・にんにくパウダー・レトルトカレー(有限会社東野)など、スーパーでは出会いにくい顔ぶれが並ぶ。「どんな環境でどのように栽培されたのかも直接聞けるので安心できる」と、アレルギー体質の子どもを持つ親からの支持が厚い。農産品出店者によれば「目の肥えたお客さんが多く、リピーターの比率も高い」とのことで、信頼関係が積み重なってきた証でもある。
食べ歩きを彩る一品たち
食べ物コーナーは多彩だ。愛知県産米「あいちのかおり」を使い、江戸時代から続く東海醸造の天然静置発酵・底引きたまりで仕上げるたまり団子は「有松だんご」の看板商品。岐阜県の山野に自生する赤松を採取から加工・パッケージまで自社で手がける「花菜松葉」の松葉茶・黒豆松葉茶は健康志向の来場者に人気が高い。愛知県産の小麦粉・バター・卵にこだわった焼き菓子(スウィーツデリバリー)、米粉のカヌレ・シフォンケーキ・羊羹(ももゆめ堂)、種類豊富な海老せんべい(海老せんべいの吉野屋)、自家製はちみつ(はちみつ小栗)、かき氷(C2アイスラボ)なども季節ごとに顔をそろえる。夏期(7〜9月)は熱中症対策として開催時間が8:00〜13:00に短縮されるので、猛暑の時期は早めの来場が賢明だ。
ハンドメイドと一点モノを探すクラフトエリア
クラフト・雑貨・アクセサリーのゾーンも充実している。玉虫の翅が持つ宝石のような輝きを活かした手作りアクセサリー(幸せを呼ぶ玉虫屋)はここでしか出会えない逸品。レッスンバッグや布マスクを手がける「Eclat~Eclat」はくるみボタン作りのワークショップも開催する。子ども服・ベビー服(manne)、布小物・インテリア雑貨(千紫万紅)、かばん・雑貨(工房はる&あっしゅ)と品揃えは幅広く、「一点モノが多いので定期的に来たい」という声が上がるほど、毎回異なる発見がある。クラフト系出店者からは「お互いの誕生日プレゼントを探すお母さんと娘さんに商品を選んでもらえたとき、お金以上の喜びがあった」というエピソードも聞かれ、ギフト選びの場としても機能している。
土日祝日はステージが参道を賑わす
21日が土曜・日曜・祝日に当たる月は、参道のステージで歌・演奏・ダンスなどのパフォーマンスが行われ、マルシェ全体が一層にぎやかな雰囲気に包まれる。また、「じてんしゃde宅配」という自転車宅配サービスも展開しており、重い農産物やかさばる雑貨を手ぶらで楽しみながら自宅に届けてもらうことも可能だ。出店は3年以上継続する常連も多く、「交通の便がよく出店しやすい」という評判が安定した出店者コミュニティを生んでいる。参道散歩と買い物、食べ歩き、ペットとの休日を一度に楽しめる場所として、八事地域の月例の楽しみとして定着している。
アクセス
八事駅から徒歩約5分
営業時間
毎月21日開催。7~9月: 8:00~13:00(その他の季節の時間は要確認)
外部予約・検索サイトで探す
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