
Orpo(オルポ)
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滋賀県栗東市に店を構える「Orpo(オルポ)」は、地産地消の精神を料理の軸に据えたフレンチ・イタリアンレストランだ。滋賀の大地が育んだ野菜や熟成肉、自然派ワインと丁寧に向き合い、「からだが喜ぶ食事」を提供するその姿勢は、訪れるたびに食の豊かさをあらためて気づかせてくれる。
店名に込められた哲学──「循環」が生む料理の世界観
店名「Orpo」は、イタリア語で菜園を意味する「Orto」と、フランス語で家庭菜園を指す「Potager」を組み合わせた造語だ。その言葉には、食材を育む土地への敬意と、地域の生産者との深いつながりへの思いが凝縮されている。
2019年のオープン以来、Orpoが一貫して掲げてきたコンセプトは「循環」だ。滋賀の土地で育ったものを使い、料理として仕上げ、その恵みがふたたび地域へと還っていく──そうした食の循環を、一皿一皿に体現することをオーナーシェフの髙橋雄一氏は大切にしてきた。フレンチとイタリアンをベースにしながら「枠に捉われないお皿を仕上げる」という姿勢は、料理の可能性を常に広げ続けている。髙橋シェフはソムリエの資格も持ち、食材の選定からワインのペアリングまで、一貫した感性で食事体験全体を設計している。
「一物全体食」と「身土不二」──二つの食哲学が支える料理
Orpoの料理を語るうえで欠かせないのが、「一物全体食」と「身土不二」という二つの食の考え方だ。
「一物全体食」とは、食材をまるごと使い切るという思想。野菜であれば皮や葉、根に至るまで余すことなく活用し、それらからは丁寧に出汁を引く。普段ならば廃棄されがちな部分にも栄養と旨みが宿ることを熟知したシェフが、手間を惜しまず素材と向き合う。この姿勢こそが、Orpoの料理の根幹をなしている。
もうひとつの「身土不二」は、「その土地でその時期に取れるものが人の身体をつくる」という考え方だ。滋賀の四季が移ろうたびに変わる旬の野菜や食材を積極的に取り入れることで、自然のリズムと人の身体をつなぐ料理が生まれる。地域の食文化と健康、そして自然環境の保全を同時に大切にするこの哲学は、食卓を通じて静かに、しかし力強く伝わってくる。
看板メニューと素材の魅力
同店の看板メニューのひとつが「仔羊ラグーの手打ちパスタ」だ。丁寧に仕込んだ仔羊の旨みを、もっちりとした食感の手打ちパスタが受け止める一皿は、素材の持ち味を最大限に引き出すOrpoらしいアプローチが光る。
肉料理のもうひとつの主役は、熟成させた経産牛だ。経産牛とは出産を経た雌牛のことで、時間をかけて育まれた深い旨みと複雑な風味が持ち味。熟成の工程を経ることで、その個性はさらに際立ち、食べるごとに素材の深みを発見させてくれる。
野菜料理にも力が入っている。滋賀の農家と連携して仕入れる旬野菜は、産地の顔が見える安心感と、季節ごとに変わる楽しさをもたらしてくれる。そして自然派ワインとのペアリングも同店ならでは。添加物を極力使わない造り手のワインは、Orpoの料理哲学と共鳴し、食事全体を有機的なひとつの体験へと昇華させる。料理とワインが互いを引き立て合う時間は、この店でしか味わえない醍醐味だ。
ランチ・ディナー・貸切プラン──シーンで選べる多彩な楽しみ方
Orpoはさまざまな利用シーンに対応したプランを用意している。
ランチはコーススタイルで提供。旬の食材を用いた品々を順に楽しめる構成で、日常の食事から少し贅沢なランチ会まで幅広く対応できる。ディナーはアラカルトとコースの両方から選択可能で、気軽につまみたい夜にも、しっかりとフルコースを楽しみたい記念日の夜にも対応できる柔軟さがある。
また、貸切プランを用意しているのも大きな特徴だ。誕生日や結婚記念日、家族の集まり、大切な仲間との特別なディナーなど、プライベートな空間でOrpoの料理を独占できる。テラス席も備えており、天気の良い日には滋賀の自然を感じながら食事を楽しむことができる。さらにテイクアウトも行っているため、「Orpoの味を自宅で楽しみたい」というニーズにも応えてくれる。
アクセスと予約・営業情報
Orpoは滋賀県栗東市に位置する。定休日は木曜日で、ランチ・ディナーともに営業を行っている。ゴールデンウィークなどの繁忙期には木曜日も営業することがあるため、訪問前に公式SNSや電話で確認しておくと安心だ。
予約は電話(050-5494-5483)で受け付けており、コースや貸切プランを利用する際は事前予約が必須となる。特別な記念日や週末の利用は、早めの予約が確実だ。
アクセス面では、栗東市は名神高速道路の栗東インターチェンジからほど近く、関西圏各地からのアクセスが良好だ。大阪や京都からも車での日帰り訪問が十分に可能な立地にある。周辺には金勝山(こんぜやま)のハイキングコースや栗東歴史民俗博物館なども点在しており、自然観光や文化探訪と組み合わせた旅のひとコマとして訪れるのも充実した選択肢だ。
食を通じた豊かな体験を、栗東の地で
Orpoで食事をすることは、単においしいものを口にするという体験を超えている。食材が育った土地のこと、それを届けてくれた生産者のこと、素材が持つ力と命のこと──そうした背景が、一皿の中に静かに溶け込んでいる。
「循環」というテーマのもとに紡がれた料理を前にするとき、食べることの本質的な豊かさをあらためて実感させられる。記念日の特別なディナーとしても、日常の中の贅沢なひとときとしても、Orpoはそのすべてに確かな価値を添えてくれる。滋賀を訪れた際には、ぜひ一度、この哲学の宿る食卓で、からだとこころが喜ぶ時間を体験してみてほしい。
アクセス
栗東駅から徒歩約12分
営業時間
定休日: 木曜日
店舗詳細
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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