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海老名市立郷土資料館(海老名市温故館)

海老名市立郷土資料館(海老名市温故館)

※写真はイメージです。

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大正7(1918)年に建てられた海老名村役場庁舎が転生した郷土資料館。建物そのものが歴史遺産であり、収蔵資料とあわせて海老名の通史をたどれる稀有な施設です。入館は無料で、石器時代から近代までの地域の歩みをじっくり体感できます。

郡役所様式の近代建築が歩んだ100年

この建物は大正7(1918)年、「郡役所様式」と呼ばれる当時最先端の建築様式を取り入れた海老名村役場庁舎として誕生しました。役場としての役割を終えたのちも、長く海老名市のシンボルとして市民に親しまれてきました。

昭和57(1982)年10月、市は旧庁舎の一部を改修して郷土資料館「海老名市温故館」を開館。館名と資料は、大正10(1921)年に相模国分寺跡の史跡指定にあわせて開設された「遺物陳列館」から引き継いだもので、100年を超える収集活動の蓄積がこの建物に息づいています。

耐震補強・移築を経た保存の物語

平成18(2006)年9月、耐震強度の不足が判明し休館を余儀なくされました。その後、平成20(2008)年1月に「旧村役場調査検討委員会」が発足し、保存か取り壊しかを巡る議論が重ねられました。同委員会は「耐震補強のうえ公開すべき」との提言書を市教育委員会に提出。市はこれを受けて移築保存を決定し、平成22(2010)年6月から翌23年3月にかけて工事を行い、現在地(海老名市国分南一丁目6番36号)に移築されました。建物の外観を守りながら現役の資料館として活用し続けるという選択は、市民と行政が積み重ねた議論の結実といえます。

1階:先土器時代から連なる考古・歴史展示

1階では、市内各地の遺跡から出土した考古・歴史資料が年代順に並びます。先土器時代の石器に始まり、縄文・弥生・古墳各期の土器、そして相模国分寺に関連する国分寺瓦まで、海老名の大地に人々が暮らしてきた足跡を実物資料で追うことができます。

2階:衣・食・住から読む近代の暮らし

2階は「衣・食・住」をテーマにした民俗資料の空間です。明治・大正・昭和期にわたる生活用具や農耕具、そして養蚕具が展示されており、絹産業が盛んだったこの地域の産業史も垣間見えます。現代の生活道具と比較しながら見ることで、近代化の速さと人々の工夫が浮かび上がってきます。

アクセスと利用案内

開館時間は9時から17時15分(最終入館16時45分)、休館日は年末年始(臨時休館あり)、利用料は無料。電話番号は046-233-4028(ファクス兼用)で、教育部教育総務課文化財係が管轄しています。建物の来歴を知ったうえで訪れると、展示室に入る前から見学が始まる感覚を味わえるでしょう。

アクセス

相鉄線・JR相模線海老名駅から徒歩約15分

営業時間

9:00〜17:15(最終入館16:45)、定休日: 年末年始

料金目安

無料

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