
菓匠 宮川
GALLERY
茨城県久慈郡大子町に店を構える「菓匠 宮川」は、明治35年(1902年)創業という120年以上の歴史をもつ老舗の菓子店だ。和菓子・洋菓子・菓子パンという三本柱を軸に、大子町の風土と水に根ざした菓子づくりを続け、国際的な食品コンテスト「モンドセレクション」での受賞歴を持つ商品が地域の名物として知られている。
水へのこだわりが生む「素朴な味」
菓匠 宮川の菓子づくりにおける核心のひとつが、水の徹底したこだわりだ。この地の水は硬水だが、店では専用の機械を使って硬水を軟水へと転換。和菓子の繊細な口当たりや生地の仕上がりに直結する水質を、自ら管理している。素材は地域に根付いたものを選び、日本古来の素材を活かした調理法で素朴な味を表現するという姿勢は、創業当時から変わらぬ哲学だ。
和洋折衷という挑戦——店主自ら考案する新しい味
もともと和菓子を中心とする店だったが、時代のニーズに応えるかたちで洋の要素を積極的に取り入れ、和洋折衷の菓子づくりへと進化を遂げてきた。その新しい味の考案は、店主(代表)自らが手がけている。「進化を続けたい」という熱意と斬新な企画力が、伝統的な和の技法と洋の感性を融合させた独自商品を生み出してきた。平成13年(2001年)3月末には直営店「菓匠 宮川」をオープンし、製造から販売までを一体で行う体制を確立している。
モンドセレクション3年連続W受賞の看板商品
店の実力を証明するのが、国際的な品質評価機関「モンドセレクション」での連続受賞だ。創業110年を記念して開発した「久慈川の氷華餅(こおりばなもち)」は3年連続で金賞を獲得。また、水戸光圀公も愛したとされる八溝山の名水「金性水」をイメージして作られた「八溝の金性水」も、3年連続で銀賞を受賞している。久慈川や八溝山という大子町固有の自然・歴史を商品名とテーマに刻んだこれらの菓子は、観光土産としての存在感も大きい。
安心・安全への真摯な取り組み
品質管理の面では、食品製造における国際的な衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」を実践。さらに手洗いマイスターの認定を受け、食中毒やウイルス感染対策にも積極的に取り組んでいる。老舗の看板を守りながら、現代が求める「安心・安全」を製造現場から追求する姿勢が、長年の信頼を支えている。
アクセス
茨城県久慈郡大子町下野宮1657
営業時間
9:30〜18:00
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