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観音寺(佐伯区)

観音寺(佐伯区)

※写真はイメージです。

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広島市佐伯区に静かにたたずむ臨済宗妙心寺派の禅寺、観音寺。「山陽花の寺二十四か寺」の第24番、すなわち満願札所として知られ、巡礼の結願を果たす場所として特別な意味を持ちます。住職が「一期一会の気持ちで、心をこめて接する」と語るとおり、参拝者を静かに迎え入れる寺院です。境内の花々の散策は年中無休・終日自由に楽しめ、気軽に立ち寄れる花の聖地として地域に根付いています。

あじさい祭りと風鈴祭り——初夏の境内を彩る二大行事

観音寺を「あじさい寺」として広く知らしめているのが、400種類5,000株というスケールのあじさいです。2026年は6月14日(日)から6月21日(日)が観賞期間で、拝観時間は午前8時半から午後5時まで延長されます。

期間中のハイライトは6月18日(木)に開催される山陽花の寺二十四か寺合同の花法要です。この日は年に一度だけ涅槃図が公開されるほか、尺八の奏者による尺八献奏も行われ、花と音楽と法要が一体となった独自の体験ができます。

さらに風鈴祭り(6月14日〜8月16日)があじさい祭りと同時開催され、境内には風鈴が飾られます。梅雨の湿った空気のなか揺れる風鈴の音が、あじさいの青紫と相まって涼やかな雰囲気を生み出します。

椿寺・ドウダンツツジ・紅葉——四季を通じた花の寺

春はツバキが主役です。700品種という圧倒的な品種数を誇ることから「椿寺」の別名でも親しまれています。続いてドウダンツツジ1,400株が色鮮やかに染まる季節があり、秋には紅葉が境内を包みます。あじさいの夏から始まる季節の移ろいを一か所で追えるのが、この寺の大きな魅力です。

坐禅会——禅寺ならではの心身の修養

禅寺としての本分を体感できる場が、毎月第2土曜日の午後2時から開催される坐禅会です(6月は第1土曜、8月はお盆のため休止)。駐車場完備のため、広島市内各所からアクセスしやすく、初めて禅に触れる機会としても活用されています。同寺は広島新四国八十八ヶ所霊場にも名を連ねており、坐禅会以外にも8月12日の盂蘭盆・施餓鬼法要など、年間を通じて法要が営まれます。

永代供養と墓苑——多様な供養の形

観音寺では永代供養墓の受け付けのほか、墓地分譲・樹木葬にも対応しています。公式サイトでは改葬の場合の手順や申し込み手続きも詳しく説明されており、「終の場所」について幅広い選択肢を求める方の相談窓口にもなっています。

ボランティアとつながるあじさいの管理

5,000株を維持するためのあじさい清掃(6月上旬)と祭り後の剪定作業(7月上旬)では、毎年ボランティアを募集しています。剪定した挿し穂を持ち帰って自宅で挿し木にすることも公式に案内されており、参拝者が花を通じて寺の営みに参加できる仕組みが整っています。なお、バスで訪れる場合は大型バスの通行が困難な箇所があるため、事前連絡が推奨されています。

アクセス

広島電鉄こおろぎ駅から徒歩約15分

営業時間

8:30~17:00(年中無休)

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