
石川県立歴史博物館
GALLERY
石川県立歴史博物館は、金沢市に位置する石川県の基幹文化施設です。2026年4月17日に大規模リニューアルを経て新たな姿で開館し、展示・学習・地域交流の三つの機能を一体的に体験できる場として生まれ変わりました。複数の棟と交流体験館から構成される施設は、単なる「見て回る博物館」にとどまらない多層的な学びの拠点となっています。
加賀の歴史を多角的に読み解く常設展と特別展
リニューアル後の常設展では石川県の歴史が幅広い視点から紹介されています。特別展は年間を通じてテーマを変えながら開催されており、春季特別展「鷹と加賀前田家」では、加賀藩主前田家と鷹猟にまつわる歴史的経緯が展開されました。夏季特別展「発見!れきはくの生きものたち」では、館が所蔵する資料に描かれた生き物に着目するというユニークな切り口で企画が組まれており、コレクションの奥深さを別の角度から楽しめます。
古文書から専門講座まで、幅広い学習プログラム
この博物館が他の観光施設と一線を画す最大の特徴は、充実した学習プログラムにあります。「れきはくゼミナール」「いしかわ歴史講座」「石川の歴史遺産セミナー」では、地域の歴史を専門的な視座から学べる場が定期的に設けられています。なかでも「古文書講座」は、実際の史料を自分の手と目で読み解いていくプログラムであり、文字史料から歴史を立体的に理解したい方に向いています。「館長講演会」や「ワークショップ」も年間を通じて企画されており、来館のたびに異なる切り口で石川の歴史に触れることができます。
研究機関としての顔
博物館は展示・教育にとどまらず、学術研究機関としての側面も持ちます。『紀要』を継続的に刊行しており(2026年には第35号のPDFが公開)、地域史研究の発信拠点となっています。また「石川れきはく」という定期刊行物も発行(154号まで継続)しており、博物館の活動や研究成果を広く共有しています。学芸員を目指す学生向けの博物館実習も受け入れており、次世代の専門家育成にも関わっています。
地域に開かれたコミュニティの場
友の会「れきはくメイト」への参加制度や、れきはくボランティアの仕組みを通じて、地域住民が博物館運営に関わる仕組みが整えられています。夏季にはクーリングシェルターとしても開放されるなど、地域コミュニティの拠点としての役割も担っています。観光で訪れる方から地元の研究者まで、それぞれに合った関わり方ができるのがこの博物館の強みです。
アクセス
金沢市出羽町3-1
営業時間
9:00~17:00
料金目安
500円~1,000円
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