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盛岡のユニーク宿泊施設ガイド|古民家・秘境温泉・絶景を楽しむ特別な一泊
盛岡市は岩手県の県庁所在地として、新幹線でのアクセスが良好な東北の主要都市です。しかしその郊外には、岩手山や早池峰山といった霊峰が控え、北上川の清流が市街地を貫くなど、豊かな自然環境が広がっています。今回は盛岡市内と周辺エリアで楽しめるユニークな宿泊施設を、タイプ別に詳しく紹介します。
古民家改修の宿:時代の空気を纏う一夜
盛岡市とその周辺には、明治・大正時代から昭和初期にかけての古民家や武家屋敷を改修した宿泊施設が点在しています。現代的なホテルとは異なる、木の温もりと歴史の重みを体感できる滞在が最大の魅力です。

古民家宿の特徴 - 囲炉裏のある共有スペース: 岩手の農家建築には囲炉裏を備えた宿が多く、夜は薪の香りの中で岩手の地酒を楽しめます。 - 南部曲り家の構造: 岩手県を中心とする東北地方に伝わる「曲り家(L字型の農家建築)」は、母屋と馬屋が一体化した独特の構造です。この歴史的建築で一夜を過ごす体験は唯一無二です。 - 地元食材の朝食: 岩手の米・野菜・発酵食品を使った手作り朝食が魅力。わんこそばの原型ともいわれる小分けの料理スタイルで、素朴な岩手の食文化に触れられます。
盛岡市中心部からバスで30〜40分ほどの農村地帯には、空き家を再生した一棟貸しの古民家宿も増加しています。グループやファミリーで「自分たちだけの農家体験」を楽しめる選択肢として人気が高まっています。
山間の秘湯温泉宿:奥中山・松川温泉エリア
盛岡市の北東、二戸方面に向かうと標高700〜800mの高原地帯が広がり、秘湯感あふれる温泉宿が点在します。松川温泉(八幡平市)は日本初の地熱発電所に隣接する硫黄泉で知られ、白濁の露天風呂から八幡平の山並みを望む景色は圧巻です。
松川温泉エリアの宿泊特徴 - 日帰り入浴不可の宿もあり: 宿泊者専用の湯守旅館は予約困難な人気宿もあります。宿泊者だけが独占できる野趣あふれる露天風呂が特別な体験を提供します。 - 冬季営業の宿は少数: 11月〜4月は積雪・道路閉鎖のため休業する宿も多く、新緑の5〜6月か紅葉の9〜10月の訪問がベストシーズンです。 - アクセスは自家用車が基本: 盛岡駅から車で約1時間。路線バスは季節便のみのため、車またはタクシー(事前予約推奨)でのアクセスが現実的です。
奥中山高原エリアには、ログハウスやコテージ形式のコンドミニアム型宿泊施設もあります。客室内に薪ストーブを備えた山小屋スタイルのキャビンは、冬は雪景色の中でアイスキャンドルが灯るロマンチックな滞在が叶います。
盛岡市内のゲストハウス・ブティックホテル
市内中心部にも、大手チェーンとは一線を画すユニークな宿泊施設が増えています。古いビルをリノベーションした「デザイナーズゲストハウス」や、盛岡の産業文化をコンセプトにしたブティックホテルは、旅の中に「盛岡らしさ」を織り込んだ空間デザインが評価されています。
市内ユニーク宿の特徴 - 南部鉄器をインテリアに活用: 盛岡の伝統工芸・南部鉄器の急須やオブジェを客室内に配した宿は、旅の記念になる写真が撮れるフォトジェニックな空間です。 - 1階がカフェ・バーの複合施設: 盛岡市内のリノベーション系ゲストハウスの多くは1階に地元クリエイターが集うカフェを併設しています。宿泊者は無料または割引でチェックイン後の食事・ドリンクを楽しめます。 - サイクリング拠点として活用: 北上川沿いのサイクリングコースへのアクセスが良好な宿では、電動アシスト自転車の貸し出しサービスが人気です。
農業体験付き農家民泊
岩手県は農業大県としての一面を持ち、米・リンゴ・短角牛(岩手の在来種肉牛)の産地として知られています。農家民泊では田植え・稲刈り・りんご収穫などの農業体験と宿泊がセットになったプランが用意されており、都市部では体験できない農村生活を1〜2日間体感できます。
農業体験の内容(季節別) - 春(4〜5月): 田植え体験、山菜採り(わらび・ふきのとう) - 夏(6〜8月): 野菜収穫、川でのヤマメ釣り体験 - 秋(9〜11月): 稲刈り・りんご収穫、芋煮会 - 冬(12〜3月): 雪国ならではの雪下ろし体験、囲炉裏を囲む鍋料理
農家の方が案内するガイドツアーは情報量が濃く、岩手の農業・食文化の背景を深く理解できる充実した体験です。宿泊料(1泊2食付き約8,000〜12,000円)に体験費用が含まれるケースが多く、コストパフォーマンスも優れています。
盛岡宿泊でのおすすめ過ごし方
ユニークな宿泊施設での滞在をより充実させるために、盛岡ならではの体験を組み合わせましょう。
- わんこそばへの挑戦: 盛岡名物のわんこそばは夕食または昼食として体験できます。一口サイズのそばを次々とお椀に盛られる体験は初来訪者に特におすすめです。
- 南部鉄器工房見学: チェックイン前や翌日に南部鉄器の工房見学ツアーへ。職人の技を間近で見られる施設もあります。
- 盛岡城跡公園の朝散歩: 明治に廃城となった盛岡城の石垣が残る城跡公園は、朝の散歩コースとして最適です。岩手山を背景にした石垣の風景は写真映えします。
盛岡は東京から新幹線で2時間20分というアクセスの良さから、週末のショートトリップ先として人気が高まっています。ユニークな宿を起点に、岩手の自然・食・文化を心ゆくまで堪能してください。
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