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島根県の歴史スポット完全ガイド|出雲大社・松江城・玉造温泉を繋ぐ神話と城下町の旅
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島根県の歴史スポット完全ガイド|出雲大社・松江城・玉造温泉を繋ぐ神話と城下町の旅

島根県は日本の神話・古代文化の発祥地として、日本人なら一生に一度は訪れたい聖地です。縁結びの神様として全国から参拝者が集まる出雲大社、国宝に指定された現存天守12城の一つ松江城、「玉の肌」になれると言われる玉造温泉。これらを一度の旅行でつなぐことができる島根は、歴史好き・温泉好き・神社仏閣ファンにとって理想的な旅行先です。

出雲大社:縁結びの神話と正しい参拝作法

出雲大社(いずもおおやしろ)は島根県出雲市に鎮座する、日本最古の神社の一つです。御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、縁結びの神・幸魂(さきみたま)として全国から崇敬を集めています。「縁結び」は男女の縁だけでなく、人と人・人と仕事・人と福など、あらゆる「縁」を結ぶ神社として知られます。

出雲大社参拝の作法(知っておきたい3つのポイント) 1. 二礼四拍手一礼: 一般的な神社の「二礼二拍手一礼」とは異なり、出雲大社では「四拍手」が正式作法。普通の神社参拝と混同しないよう注意 2. 大注連縄(おおしめなわ): 神楽殿の大注連縄は長さ13.6m・重さ5.2トン。縄へのコイン投げは禁止されているため、感謝の念を込めて眺めるだけに 3. 稲佐の浜と素鵞社(そがのやしろ): 出雲大社の正式な参拝コースは、まず海岸の「稲佐の浜」で砂を集め、それを「素鵞社」の砂と交換するという独特の風習がある

出雲大社周辺の見どころ - 出雲大社表参道「神門通り」: 勢溜(せいだまり)の鳥居から神楽殿まで続く参道沿いには出雲そばの店や勾玉細工の土産店が並ぶ - 出雲阿国記念碑: 歌舞伎の始祖・出雲阿国ゆかりの地を記念する石碑が境内近くにある - 古代出雲歴史博物館: 境内東隣に位置し、出雲大社の歴史・出雲神話・弥生時代の銅剣群など充実した展示が見られる(有料)

松江城:現存天守が語る城下町の気品

松江城(まつえじょう)は1611年(慶長16年)に堀尾忠晴によって完成した、宍道湖(しんじこ)畔に立つ黒壁の城です。2015年に国宝に指定された現存天守12城の一つで、「千鳥城(ちどりじょう)」の別名でも知られます。

松江城の見どころ - 天守閣最上層からの眺望: 宍道湖・大橋川・松江の市街地を一望できる。夕方には宍道湖に沈む夕日も絶景 - 地階の武具収蔵庫: 天守の地下(地階)に武器や食料の収蔵スペースが残っており、籠城戦の実態を垣間見ることができる - 松江城山公園の桜(4月): 城を取り囲む城山公園は桜の名所。300本以上のソメイヨシノが咲き誇る春は特に美しい

堀川めぐり遊覧船 松江城を取り囲む外堀・内堀を屋根付き和舟で巡る「堀川めぐり」は松江観光の定番。低い橋をくぐるたびに屋根を自動で下げる趣向が楽しく、武家屋敷・塩見縄手の柳並木・茶町の静かな景観を水面から楽しめます(所要約50分)。

小泉八雲記念館と武家屋敷 松江城から徒歩圏内に、「怪談」の作者・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が暮らした旧居と記念館があります。武家屋敷の保存地区「塩見縄手」は江戸時代の雰囲気を残す松江随一の散策路で、小泉八雲旧居・武家屋敷・明々庵(めいめいあん・茶室)が並んでいます。

玉造温泉:神話と美肌の湯でリフレッシュ

玉造温泉(たまつくりおんせん)は島根県松江市にある、「日本書紀」にも記されている1,300年以上の歴史を持つ名湯です。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性)で、トロトロの湯触りが「美肌の湯」と称えられています。出雲大社から車で約40分、松江城から約20分という好立地で、島根観光の宿泊拠点としても理想的。

玉造温泉の楽しみ方 - 玉造温泉湯薬師広場の足湯(無料): 温泉街の中心にある足湯は無料で利用できる。長旅の疲れを癒しながら温泉街の散策が楽しめる - 勾玉作り体験: 玉造温泉は古来「玉造」の地名の通り、翡翠・碧玉の加工地として有名。温泉街内の体験工房では出雲玉の勾玉作り体験(1,000〜2,000円)ができる - 湯めぐり小町(共同湯・外湯): 旅館に宿泊せずに複数の外湯を巡る「湯めぐり」も玉造温泉の楽しみ方のひとつ

島根観光のモデルルートと実践Tips

1泊2日コース(松江・出雲エリア) - 1日目:松江城(堀川めぐり含む)→小泉八雲記念館→塩見縄手散策→玉造温泉泊 - 2日目:出雲大社(午前中の参拝がベスト)→神門通り出雲そばランチ→古代出雲歴史博物館→帰路

アクセス - 出雲縁結び空港(出雲空港)から出雲大社まで空港バス約30分 - 松江駅から松江城まで市営バス「ぐるっと松江レイクライン」が便利(一日乗車券あり) - 玉造温泉駅(JR山陰本線)から徒歩or路線バスで約15分

おすすめ季節 - 10月(神無月): 全国の神様が出雲に集まる「神在月(かみありづき)」。出雲大社では神在祭が行われ、神聖な空気を感じられる特別な時期 - 桜シーズン(3〜4月): 松江城の桜と宍道湖の景観が重なる美しい季節

島根県は一見地味に見えて、実は日本の「神話・歴史・温泉」が圧縮された宝箱のような県です。出雲大社の荘厳さ、松江城の気品、玉造温泉のとろける湯。三つを繋ぐ旅は、心に深い充足感をもたらしてくれます。

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Written by

吉田 恵子

山陰観光専門ライター・神社検定2級

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