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札幌で藍染め体験|北海道の天然藍と草木染めの手仕事
藍染めや草木染めは、植物から取った色で布を染める昔ながらの手仕事です。化学染料とは違う、深みのある色合いやひとつとして同じにならない模様に惹かれて、旅先で体験する人も増えています。この記事では、札幌で藍染めを体験できる工房と、北海道で唯一の藍の産地・伊達市の体験施設を、それぞれの公式情報をもとに紹介します。料金や受付の条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず最新の案内を確認してください。
藍染めの基本
藍染めは、藍の葉から作る染料で布を青く染める技法です。日本では江戸時代に徳島の阿波藍の栽培が盛んになり、藍色は海外から「JAPAN BLUE」と呼ばれるほど、日本を代表する色になりました。
天然の藍で染めるには、藍の葉を発酵させた染料を、さらに発酵させて染められる状態に整える「藍建て」という工程が必要です。布を染液に浸して引き上げると、空気に触れて色が変わっていきます。浸す回数を重ねるほど色が濃くなるので、仕上がりの色合いを自分で決められるのも藍染めの楽しさです。
濃さで変わる藍色の名前
藍色には、染める回数や濃さによって昔から多くの呼び名がつけられてきました。ごく淡い水色は「甕覗(かめのぞき)」、やや緑がかった明るい青は「浅葱(あさぎ)」、澄んだ青は「縹(はなだ)」、深く濃い青は「紺」と呼ばれます。体験では、何回浸すかで仕上がりの色が変わります。どの色を目指すかを先に決めておくと、染める作業がいっそう楽しくなります。
札幌の天然藍染工房「藍染坐忘」
札幌市内で天然の藍染めを体験できる工房のひとつが、「藍染坐忘(AIZOME ZABO)」です。公式サイトによると、北海道の天然地下水と、原料の「すくも」などの天然原料を使い、伝統の技法「天然発酵建藍染」でものづくりをしている工房です(藍染坐忘 公式サイト)。「坐忘」は、雑念を捨て去り現実を超越するという意味の仏語で、日常を忘れてものづくりに没頭できる空間にしたいという思いが込められています。
体験の案内ページでは、藍の発色が良いという「竹布」のストール(50cm×180cm)を染める体験が紹介されており、料金は27,500円(体験料・ストール代・サービス料込み、お菓子とインディゴハーブティー付き)とされています。3名以上の予約限定で、ジンギスカンの昼食とセットになったプランもあります(藍染坐忘:天然藍染体験)。予約はリクエストフォームから受け付けていて、日本語がわからない人にも対応すると案内されています。
北海道唯一の藍の産地・伊達市の「藍工房」
札幌から足を延ばすなら、胆振地方の伊達市も訪れる価値があります。だて歴史文化ミュージアムによると、伊達市は北海道内で唯一の藍の生産地です。ミュージアムの「体験学習館」には、一度に約70人が利用できる北海道内最大規模の藍染体験施設「藍工房」があります(だて歴史文化ミュージアム:体験学習館について)。
個人での藍染体験は、複数のメニューから選んで染められます。予約優先のため、来館日時が決まっている場合は予約がすすめられており、10名以上の場合は2週間前までの予約が必要です。綿・麻・絹など天然素材のものを持ち込んで染めることもできます。同じ施設には刀鍛冶工房もあり、武士団の移住の歴史を持つ伊達市ならではの展示を見学できます。基本的に月曜日が休館日なので、日程を組むときは注意しましょう。
草木染めとは
草木染めは、植物の葉や花、樹皮、実などから色を煮出して布を染める技法です。同じ植物でも、色を定着させる「媒染剤」の種類によって仕上がりの色が変わるのが面白いところです。玉ねぎの皮のように家庭にある素材でも染められるので、体験で興味を持ったら、自宅で小さな布から試してみるのもよいでしょう。草木染めの体験は、工房や施設によって扱う植物や時期が違います。参加したい場合は、開催の有無と内容を各施設に確認してください。
体験に参加するときの服装と持ち物
- 汚れてもよい服で:染料が服に飛ぶことがあります。特に藍は一度つくと落ちにくいので、白い服や大切な服は避けましょう
- エプロンや手袋を確認する:貸し出しがあるかどうかは施設によって違います。事前に確かめておくと安心です
- 持ち帰り用の袋を用意する:染めた布は、洗ってからでも湿った状態で持ち帰ることがあります
- 最初の洗濯は別洗いに:染めたものは、はじめのうちは色落ちすることがあります。他の衣類と分けて洗いましょう
札幌観光との組み合わせ方
札幌市内の工房なら、市内観光の合間に体験を組み込めます。伊達市まで行く場合は移動に時間がかかるので、洞爺湖や登別など道南の観光地とあわせて、1日かけて回る計画にすると無理がありません。どちらの体験も予約をしてから出かけるのが基本です。
自分の手で染めた布は、旅の思い出として長く使える一点ものになります。北海道の水と藍が生み出す青を、ぜひ体験してみてください。
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