
豊田市博物館
GALLERY
豊田市博物館は「みんなでつくりつづける博物館」というコンセプトを掲げ、市民とともに成長し続けることを理念とする施設です。豊田市の自然環境、歴史、文化、産業の営みを幅広く紹介しながら、市民の参加によって博物館そのものを育てていくというアプローチが特徴的です。
三つの展示エリアで豊田市を多角的に知る
常設展では「豊田市はどのようなまちでしょうか」という問いを起点に、自然環境と歴史・文化・産業の関係性を探ることができます。まだ誰も知らない「あなただけのとよた」を見つけることを来館者に促すコンセプトで構成されており、地域への新たな視点を与えてくれます。
えんにち空間は、地域で活動する市民や団体の取り組みを紹介するコーナーです。歴史・自然・ものづくりをテーマにした多様な活動の紹介に加え、豊田市の未来を体感できる先進技術の展示も組み合わさって、縁日のようなにぎわいある空間が生まれています。
自然体験ゾーンでは、かつて雑木林やため池が広がっていた博物館周辺の環境を取り戻す試みが続いています。市内の小学生や市民と協働で雑木林や水辺を整備し、生きものが実際に暮らせるすみかをつくる取り組みは、教科書的な学習を超えた体験の場となっています。
市民とともに育てる三つのプロジェクト
「記憶あつめるプロジェクト」は、人々の記憶も展示・収集の対象とするユニークな試みです。とよはくパートナーとともに市民の記憶を集め、博物館に蓄積していきます。「自然標本あつめるプロジェクト」では生物・自然に関する標本の収集が、「どんぐりの森プロジェクト」では敷地内の森づくりが市民参加型で進められています。博物館が来館者を「育てる場所」としてではなく、「ともにつくる場所」として位置づけていることが、これらの活動からよく伝わってきます。
屋外に点在する施設と豊かな文化空間
博物館の見どころは建物内だけにとどまりません。敷地内には「むかしの家」「土蔵」「樫尾1号墳」「観察池」「どんぐりの森」が点在し、歩きながら体験できるランドスケープが広がっています。美術館、髙橋節郎館、七州城隅櫓、又日亭といった文化施設も同じ敷地内に集まっており、一度の訪問でさまざまな文化体験を楽しめます。カフェ、キッズスペース、茶室(童子苑)、ミュージアムショップも整備されており、幅広い世代が自分のペースでくつろぎながら過ごせる環境が整っています。
ワークショップと企画展で深まる学び
定期的に開催されるワークショップは、体験型の内容が充実しています。「城」の工作、カリヤスを使った草木染め体験(おためし染めとシルクのストール染めの二種)、ペットボトルで法螺貝を作るイベントなど、豊田市の歴史や自然に根ざした実践的なプログラムが揃っています。
企画展も個性的な内容が続いています。城についてわかりやすく学べる「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」や、名刀「歌仙兼定」の来館が予定される「戦国を生きる 細川家と永青文庫の名宝」展など、専門性と親しみやすさを両立させたテーマ設定が印象的です。
アクセス
豊田市小坂本町5丁目80。駐車場あり
営業時間
10:00〜17:30(入場は17:00まで)
料金目安
500円~2,000円
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