
SLキューロク館(真岡鐵道)
GALLERY
真岡鐵道が走る栃木県真岡市に、鉄道ファンはもちろん子ども連れのファミリーにも人気のミュージアム「SLキューロク館」がある。真岡駅に隣接するこの施設は「真岡市SLの走るまち拠点施設」として位置づけられ、本物の蒸気機関車を間近に見るだけでなく、実際に乗って・鳴らして体験できる場として多くの来館者を惹きつけている。
館名の由来――「キューロク」という愛称
施設の名前は、館内に展示されている9600形蒸気機関車に由来する。大正時代を代表するこの機関車は、太いボイラー、短い化粧煙突、低い位置に並ぶ二つのドームが織りなすどっしりとしたフォルムが特徴で、長年にわたり「キューロク」の愛称で多くの人々に親しまれてきた。その愛らしくも力強い雄姿を後世に伝えるべく、施設名に冠された。
圧縮空気で動く"生きた機関車"
展示されているのは9600形(キューロク)とD51形蒸気機関車(D51146・通称デゴイチ)の2両。どちらも圧縮空気式で動態保存されており、静態展示の多い鉄道博物館とは一線を画す存在だ。実際に動き、煙こそ出ないものの往時の動作を体感できる点が、この施設最大の強みといえる。
日本でここだけの体験プログラム
「わくわく体験ひろば」では、SLキューロク号(49671号)とデゴイチ号(D51146)が連結して走るSL連結走行を実施。見るだけでなく参加できるのが最大の魅力で、体験プログラムは二種類ある。
ひとつは助士席乗車体験。運転士の隣に位置する助士席に実際に乗り込み、迫力ある汽笛を自分の手で鳴らすことができる。蒸気機関車の運転台というごく限られた空間に身を置く非日常感は、大人にとっても忘れがたい体験だ。
もうひとつが車掌車乗車。これは日本でここだけと明言されている特別乗車で、列車最後尾に連結される車掌車に乗り込むことができる。現代の鉄道では廃止されたこの車両に揺られる経験は、鉄道史の一片を身体で感じる機会でもある。
SLフェスタと年間を通じた賑わい
年間を通じてイベントが企画されており、なかでもSLフェスタは真岡鐵道と合同で盛り上げる恒例の祭典として知られている。館内には96Cafeを併設しており、展示や体験の合間に休憩することができる。駐車場も整備されているため、マイカーでのファミリー訪問にも対応している。
アクセス
真岡駅に併設
営業時間
9:00~17:00
料金目安
無料~3,000円
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