
真岡珈琲 ソワカフェ
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真岡鐵道の寺内駅に降り立つと、大正14年の建物財産標が刻まれた木造の駅舎が出迎えてくれる。その南半分をリノベーションして2024年7月にオープンしたのが、真岡珈琲 ソワカフェ・寺内駅舎だ。「珈琲とともに過ごす素敵な時間」を提案するというコンセプトのもと、本物志向のコーヒー体験を追い求める専門店として、ローカル線の無人駅から静かに注目を集めている。
大正の木造駅舎という、唯一無二の空間
寺内駅は1時間に上下1本、一両編成のディーゼル車が行き交う小さなローカル駅だ。築100年の木造建築はそれ自体が文化財的な価値を持ち、店内に流れる時間はどこか大正・昭和の空気をまとっている。週末になると蒸気機関車C12が1日2回停車し、ホームに漂うSLの息吹とコーヒーの香りが重なる。都市部のカフェでは決して味わえない体験がここにある。
店名「ソワカ」は、古代神話において火神アグニに恋した天女の名に由来する。強火を操る焙煎への誇りと、炎にも似た情熱がその名に込められている。
「強火の遠火」で仕上げる自家焙煎の一杯
コーヒーへのこだわりは妥協がない。生豆は横浜の倉庫から仕入れ、「強火の遠火」という独自の焙煎手法で丁寧に仕上げる。できるだけ新鮮な焙煎豆を届けるという姿勢は、道の駅はが・道の駅サシバの里いちかい・道の駅にのみやへの定期的な納品にも表れている。店内の喫茶スペースでは、その煎りたての豆を使った一杯を、100年の木造空間の空気とともに味わえる。
地元いちご30kg以上を使う、手作りソフトクリーム
コーヒーだけではない。地元真岡・物部地区の農家との協力のもと、スタッフ自ら摘んだ地元産いちご100%の手作りソースをたっぷりかけた「いちごたっぷりソフトクリーム」(期間限定)が評判だ。使うのはグラニュー糖とレモン少々のみ、水も足さない。素材本来の色・味・香り・舌触りを最大限に引き出すという一皿からも、コーヒーへのこだわりと同じ哲学が透けて見える。
かんぴょうをブレンドした「カンピくんブレンド」
下野市観光協会との共同開発による「カンピくんブレンド」ドリップバッグコーヒーも見逃せない。栃木県の名産品であるかんぴょうを活かしたすっきりとした香味の一品で、JR小金井駅西口のオアシスポッポ館で購入できる。地域の食文化とコーヒーを掛け合わせた、この店ならではの試みだ。
毎週開催のコーヒーセミナーと豆の直売
「おいしい珈琲のいれかたセミナー」を毎週開催しており、コーヒーをより深く楽しみたい人の入り口にもなっている。真岡市八木岡にある焙煎工房の直売所でも豆の購入が可能で、喫茶と焙煎販売という二つの顔を持つ。1977年創刊の旅行専門誌『旅の手帳』への掲載や、全国ケーブルテレビ「田舎で暮らそう(真岡編)」でのロケ地採用など、静かながら着実にメディアからも注目を集めつつある一軒だ。
アクセス
真岡市八木岡472−5(真岡駅から車で約5分程度の推測)。最寄り駅からの具体的なアクセス情報はサイトに記載なし
営業時間
10:00〜18:00、定休日: 月曜・火曜(祝日営業翌日代休)
料金目安
リーズナブル。カンピくんブレンドドリップバッグ350円/袋、5個セット1750円
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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