
島田市博物館分館
GALLERY
島田市博物館分館は、静岡県島田市のヒストピア島田エリアに位置する文化施設です。木版画家・海野光弘の作品を核に据えた「海野光弘版画記念館」と、島田ゆかりの生活民俗を伝える「民俗資料室」を一体に構えており、美術と暮らしの歴史を同時に体感できるユニークな施設として地域に根付いています。
昭和の静岡を彫り続けた木版画家・海野光弘の世界
分館の中心となるのが、海野光弘版画記念館です。海野光弘は昭和の静岡の風景や暮らしを題材に、細部まで丁寧に彫り込んだ木版画を数多く残した版画家。館内には彼の生涯にわたる版画作品が並ぶだけでなく、実際に制作に使われた版木や、版画に寄せた文章なども収蔵されています。版木を間近に見ると、あの色彩豊かな作品一枚一枚がいかに緻密な手仕事の積み重ねであるかが伝わってきます。
生活の記憶を集めた民俗資料室と、築130年の明治民家
民俗資料室には、島田市にゆかりのある暮らしの道具が並んでいます。昔の調理器具、火消しの道具、レコードプレイヤーなど、昭和初期から戦前の生活文化を物語る展示品が揃い、「懐かしい」と感じる来館者も少なくありません。さらに施設内には築約130年の明治期日本家屋が保存されており、当時の建築様式や生活空間を実際に目で確かめることができます。教科書の中だけだった時代が、肌感覚を伴って迫ってくる体験です。
「ちょっと体験」で手を動かす
この分館の大きな魅力のひとつが、「ちょっと体験」と呼ばれる参加型プログラムです。古布を素材にした機織り体験、昔の道具を使った版画ワークショップ、昭和の道具が実際に奏でる音を聞く体験など、年間を通じてさまざまなハンズオン企画が開催されます。展示を「見る」だけでなく「触れる・やってみる」ことで、江戸から昭和にかけての生活文化がより身近に感じられます。
企画展・収蔵品展で広がる学びの場
常設展示に加え、テーマを変えた企画展や収蔵品展も頻繁に開かれています。島田の歴史・文化を掘り下げるこれらの展示は、リピーターが何度訪れても新たな発見を持ち帰れる工夫のひとつ。版画・民俗・体験・企画展という四つの軸を持つ分館は、地域の文化施設としての役割を着実に果たしながら、学びと体験の双方を提供し続けています。
アクセス
島田市河原2-16-5
営業時間
9:00~17:00
料金目安
500円~1,000円
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