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大洲城
※写真はイメージです。

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肱川のほとりに白く映える大洲城は、鎌倉時代末期に源を持つ歴史ある城郭でありながら、「体験できる城」として現代の大洲の町に深く根づいた、全国でも珍しい存在です。観るだけでなく、語り、感じることができる場所として、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれます。

鎌倉から令和へ——数百年にわたる城の歩み

大洲城の起源は鎌倉時代末期にさかのぼります。中世の城郭として生まれたこの城は、戦国から江戸時代を通じて豊臣秀長をはじめとする多くの大名の手によって近世城郭へと改築・整備されてきました。しかし明治時代の廃城令によって天守は姿を消し、長い年月を経て城は歴史の記憶の中だけに存在する時期を過ごすことになります。

「平成の城普請」——木造復元という大事業

平成16年(2004年)、大洲城天守は往時の姿を忠実に再現した木造建築として復元されました。この一大プロジェクトは「平成の城普請」とも呼ばれ、現代の職人技と江戸時代の建築様式が結びついた復元作業は、それ自体が大洲の歴史の一ページとなっています。復元天守のほかに、江戸時代から現存する櫓や城郭の遺構も残されており、異なる時代の層を同時に味わうことができます。2024年には天守復元20周年を記念した事業も開催され、持続可能な観光まちづくりというテーマが改めて注目を集めました。

城に泊まり、武将になる——体験プログラムの充実

大洲城の最大の魅力は、来訪者が城の歴史に能動的に参加できる体験プログラムの豊富さです。復元天守と現存する櫓を活用した宿泊プログラム「大洲城キャッスルステイ」では、城に一夜を過ごすという非日常の体験が可能です。観光列車が通過する際にのぼり旗を振って歓迎する「歓迎旗振り」体験、甲冑を身にまとって城の武将になりきる「武将なりきり体験」、そして大洲藩鉄砲隊による定期公開練習の見学と、江戸時代の武家文化を五感で感じられるメニューが揃っています。

季節を彩るイベントと御城印

大洲城では季節ごとのイベントも充実しています。春には城内で夜桜マルシェが開催され、夜間の幻想的な雰囲気の中で地域の食や文化を楽しめます。また「大洲城ナイトツアー」では昼間とは異なる城の表情に出会えます。訪問の記念には、鵜飼をモチーフにした「うかい御城印」や「雨天御城印」など個性的な御城印も販売されており、コレクターにも人気です。

肱川の景色とともに大洲の町を歩く

伊予大洲駅から大洲城へのアクセスにはいくつかのルートがあり、肱川越しに天守を眺める肱川沿いルートや、旧大洲街道を歩くルートが自転車や徒歩で楽しめます。大洲城・臥龍山荘・盤泉荘の共通観覧券を利用すれば、城下町大洲の歴史的建築を効率よく巡ることができ、城を核に広がる大洲の町全体を一日かけてじっくり堪能できます。

アクセス

JR伊予大洲駅より 【タクシー】約10分 【バス】市内循環バスぐるりんおおず「大洲駅前」~「大洲城前」約10分、下車後徒歩約5分 【自転車】約15分(伊予大洲駅観光案内所にレンタサイクルあり) 【徒歩】約30分 【自動車】松山自動車道大洲肱南インターチェンジより約10分

営業時間

9:00~17:00(札止16:30)

料金目安

大人 ¥550 / 小人(中学生以下)¥220 共通券2施設(大洲城・臥龍山荘):大人¥880、小人¥330 共通券3施設(大洲城・臥龍山荘・盤泉荘):大人¥1,100、小人¥440

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