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二十四の瞳映画村

二十四の瞳映画村

※写真はイメージです。

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瀬戸内海を見渡す海岸沿い、小豆島町田浦地区からさらに700m南に広がる約1万平方メートルの敷地に、大正・昭和初期の小さな村が息づいています。二十四の瞳映画村は、木下惠介監督の名作映画『二十四の瞳』のロケ用オープンセットを改築した映画村であり、単なる展示施設にとどまらず、撮影現場として今もなお現役の「生きたセット」であり続けています。

名作を生んだロケ地の記憶

映画・ドラマ版「二十四の瞳」(田中裕子・黒木瞳・松下奈緒・土村芳の各氏が主演を務めた各作品)のロケをはじめ、映画『八日目の蝉』をはじめとする数多くの作品がこの地で撮影されてきました。木造校舎、男先生の家、漁師の家、茶屋、土産物屋——昭和初期の日常が建物として残るこの空間を歩くと、スクリーン越しに見たあの場面の空気が身体に重なってきます。

昭和100年の節目には、映画美術装飾チームの手によって村道が昭和初期の佇まいにリニューアルされました。舗装の質感、街灯、看板のひとつひとつまでこだわり抜いた結果、今にも監督の「スタート」「カット」という声が聞こえてきそうな臨場感が漂っています。

壺井栄文学館と映画館「松竹座」

村の中心に位置する壺井栄文学館では、『二十四の瞳』の原作者・壺井栄が生前に愛用していた調度品や、各作品の生原稿が展示されています。活字として読んだ作品の言葉が、作家の手書き文字として目の前に現れる体験は、文学ファンにとってとりわけ胸に迫るものがあります。

映画館「松竹座」では『二十四の瞳』が常時上映されており、大スクリーンと音響の中で名作を改めて鑑賞することができます。映画村を訪れる前に観るか、村を歩いた後に観るかで、作品の受け取り方がまったく変わる——そんな体験ができるのも、ロケ地併設の映画館ならではです。

キネマの庵と1950年代日本映画の世界

「キネマの庵」では、1950年代の日本映画黄金期を彩った名作の数々を映像と写真で紹介するギャラリーが楽しめます。日本映画がアジアを席巻した時代の熱気と輝きを、丁寧にキュレーションされた展示で追体験できます。また、アルマイトの食器を使った懐かしい給食セット体験も人気で、当時の小学生の日常に思いをはせながら食事が楽しめます。

体験・ショッピング・食のラインナップ

映画村には、フィギュアギャラリー海洋堂、ギャラリー松竹座のほか、絣の着物レンタル、Book Café「書肆海風堂」、「caféシネマ倶楽部」など、立ち寄りどころが豊富に揃っています。小豆島名物の醤油を使ったソフトクリームも登場し、島の食文化との接点として注目を集めています。

海岸沿いの立地を活かした渡し舟も運航されており、海側からのアプローチや周辺の景観を楽しむ手段として利用できます(運航状況は天候により変動するため、公式サイトで事前確認を)。苗羽小学校の壁画アートをはじめ、散策マップを片手に村全体をゆっくり巡れば、映画・文学・昭和レトロが重なり合う固有の時間軸に引き込まれます。

アクセス

小豆島町田浦地区より700m南、瀬戸内海を見渡す海岸沿い

営業時間

AM9:00~PM5:00

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