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小豆島オリーブ公園

小豆島オリーブ公園

Photo: 663highland / CC BY 2.5 / Wikimedia Commons
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瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、温暖な気候と穏やかな海に恵まれた島です。その丘の上に広がるオリーブ公園は、白いギリシャ風車と青い海が織りなす地中海さながらの絶景で、訪れる人を別世界へと誘います。島の豊かな自然と歴史が凝縮されたこの場所は、一度訪れたら忘れられない旅の記憶を刻んでくれるはずです。

日本オリーブ栽培の原点、小豆島の歴史

小豆島がオリーブの島と呼ばれるようになったのは、明治41年(1908年)にさかのぼります。当時の農商務省が、気候・土壌条件が似た三つの地域——香川県小豆島、鹿児島県鹿屋市、三重県——でオリーブの試験栽培を開始しました。その中で唯一、本格的な栽培に成功したのが小豆島です。瀬戸内海特有の温暖少雨な気候が、地中海性気候に近い環境を生み出し、オリーブの生育に理想的だったのです。

以来、約120年にわたってオリーブ栽培の伝統が受け継がれてきました。昭和29年(1954年)に開設されたオリーブ公園は、その歴史の集大成ともいえる場所。園内には樹齢100年を超える古木も残っており、日本のオリーブ農業がいかに長い歴史を持つかを物語っています。オリーブ記念館では、日本のオリーブ栽培の歴史や製法、産業としての発展の歩みが丁寧に展示されており、知識を深めながら観光を楽しめます。

フォトジェニックの聖地、白い風車と瀬戸内ブルーの絶景

オリーブ公園の象徴といえば、丘の上に立つ白いギリシャ風車です。遮るものなく広がる瀬戸内海の青、そしてオリーブの深緑とのコントラストは、まるで地中海の絵葉書から切り取ったような光景。国内にいながらにして異国情緒あふれる雰囲気を体験できるとあって、インスタグラムをはじめSNSで拡散され、今や全国的に知られるフォトスポットとなっています。

この公園が爆発的な人気を集めるきっかけのひとつとなったのが、2014年に公開されたテレビドラマ版「魔女の宅急便」のロケ地になったことです。園内では木製のほうきを無料で貸し出しており、風車を背景にほうきにまたがってジャンプするという"魔女風フォト"が大流行。週末には写真を撮り合う観光客の列ができるほどの人気ぶりです。ほうきは複数種類あり、童心に返って撮影を楽しむ大人の姿も珍しくありません。撮影には広角レンズや少し引いた距離感がおすすめで、空の青さと一緒に収めると映える一枚が仕上がります。

五感で楽しむオリーブの世界、園内施設の魅力

オリーブ公園の楽しみは絶景だけではありません。広大な敷地内には多彩な施設が揃い、丸一日過ごしても時間が足りないほどです。

「オリーブ記念館」は、公園の中核をなす施設。オリーブオイルや石けん、化粧品など、オリーブを原料とした産品の展示・販売が充実しています。小豆島産のエクストラバージンオリーブオイルは香り豊かで品質が高く、土産品として非常に人気があります。試食や試用ができるコーナーもあるので、自分好みの一品をじっくり選べます。

敷地内のハーブガーデンでは、ラベンダー、ローズマリー、タイムなど多種多様なハーブが育てられており、散策しながら爽やかな香りを楽しめます。オリーブと地中海性ハーブが共存するこのエリアは、視覚だけでなく嗅覚でも地中海気分を味わえる空間です。

また、公園に隣接する「オリーブ温泉」(道の駅 小豆島オリーブ公園)では、オリーブオイルを配合した温泉に浸かることができます。瀬戸内海を眺めながら体を癒せる贅沢な施設で、旅の疲れをゆっくりほぐすのに最適。入浴後は肌がしっとりと潤うと評判で、特に女性旅行者に好評です。

四季折々の表情、訪れる時季によって変わる魅力

小豆島オリーブ公園は、季節ごとに異なる顔を見せてくれます。

春(3月〜5月)は、柔らかな日差しの中でオリーブの新芽が芽吹く季節。園内のハーブ類も次々と開花し、公園全体が色鮮やかな花々に彩られます。瀬戸内海の海面がきらめき、清々しい気候の中でのんびりと散策を楽しめます。

夏(6月〜8月)は瀬戸内の光が最も強く輝く季節で、白い風車と青い空のコントラストが際立ちます。夜明けや夕暮れ時の光景は特に幻想的で、朝焼けや夕焼けに染まる瀬戸内海と風車のシルエットは息をのむほど美しい。この時期は観光客が最も多くなるため、混雑を避けるなら早朝の訪問がおすすめです。

秋(9月〜11月)はオリーブの収穫シーズンであり、公園にとって最も特別な時期です。実が黒紫色に熟したオリーブの木々が丘を覆い、収穫体験イベントも開催されます。搾りたての新鮮なオリーブオイルを味わえる機会もあり、グルメとしての楽しみも格別です。

冬(12月〜2月)は訪れる観光客が少なく、静かに公園を散策できる穴場シーズン。凜とした冬の空気の中でそびえる白い風車は、夏とはまた違った厳かな雰囲気を醸し出します。

島内の見どころ、小豆島をもっと深く旅する

オリーブ公園を拠点に、島内各地の名所も訪れてみましょう。

公園から車で約10分の場所にある「エンジェルロード」は、干潮時だけ現れる砂の道でつながれた小島が続く絶景スポット。愛する人と手をつないで渡ると願いが叶うという伝説があり、カップルや新婚旅行のメッカとして知られています。潮の満ち引きによって刻々と表情が変わるため、訪れる時間帯を干潮に合わせることが必須です。

「二十四の瞳映画村」は、壺井栄の小説を原作とした映画のロケ地を再現したテーマパーク。昭和初期の漁村の風景が丁寧に復元されており、瀬戸内の穏やかな暮らしと歴史に触れられます。「寒霞渓(かんかけい)」は日本三大渓谷美のひとつに数えられる景勝地で、特に紅葉の季節には多くの登山客や観光客が訪れます。ロープウェイから眺める渓谷の眺望は圧巻です。

アクセスと旅のヒント

小豆島へのアクセスは、本州や四国各地からフェリーを利用します。岡山県の宇野港または新岡山港から土庄(とのしょう)港まで約1時間、高松港からは土庄港まで約1時間・草壁港まで約35分が目安です。神戸港からも高速船が運航しており、阪神方面からのアクセスも良好です。

島内の移動はレンタカーやレンタサイクルが便利で、オリーブ公園のある小豆島町側はほぼ平坦で自転車でも回りやすい地形です。電動アシスト自転車を借りると起伏のある場所も楽に移動できます。

宿泊は、海沿いのリゾートホテルから、地域の人との交流が楽しい民宿・ゲストハウスまで多様な選択肢があります。島の滞在は最低でも1泊2日、できれば2泊3日以上が理想。オリーブ公園の絶景や各観光地をじっくり楽しみながら、新鮮な瀬戸内の海の幸や島産オリーブを使った料理も堪能してください。四季折々の美しさと、日本のオリーブ文化の奥深さをたっぷりと味わう旅が、きっとあなたを待っています。

アクセス

高松港からフェリーで約60分、土庄港からバス約25分

営業時間

8:30〜17:00

料金目安

入園無料

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

施設の特徴

子連れ可

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