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川崎市市民ミュージアム

川崎市市民ミュージアム

※写真はイメージです。

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1988年11月、「都市と人間」という基本テーマを掲げて開館した川崎市市民ミュージアムは、博物館と美術館の両機能を一体に備えた複合文化施設です。彫刻・立体作品から家電製品の歴史、映画フィルムの保存・修復、版画に用いられる紙の研究まで、幅広い分野にわたる収蔵品を持ち、その多様さが最大の特徴となっています。

被災から生まれたアウトリーチの形

令和元年東日本台風(2019年台風19号)により等々力緑地内の旧施設は大きな被害を受け、現在は閉鎖されています。しかしミュージアムは活動を止めませんでした。収蔵品のレスキュー活動と並行しながら、川崎市内の他施設やオンラインを活用したアウトリーチ形式での展覧会・ワークショップ・講座を継続して展開しています。「ACTION IN ACTION」と題したレポート展がその歩みを記録・公開しており、逆境の中で市民文化を守り続ける姿勢を示しています。

収蔵品を多角度から見せる企画展

「線からみつける、かたちの再発見」と題したオンライン展覧会では、美術作品と歴史資料の領域を横断しながら、「線」というテーマひとつで収蔵品の新たな見方を提示しています。「あんなかたち こんなかたち ちょうこくを楽しもう!」では、川崎ゆかりの作家の彫刻・立体作品を約20点取り上げ、写実的な表現から抽象的な立体表現、実際に触れることのできる作品まで「かたち」の多様性を体感できます。「変わるくらし-家電、登場!-」は、昭和30年代以降の日本の生活変容を家電製品を通じて読み解く企画で、博物館ならではの歴史的視点が光ります。

手と目と耳で学ぶワークショップ・講座

参加型プログラムの充実もこのミュージアムを語るうえで欠かせません。割れた器を漆で接着し金を施す「金継ぎ」ワークショップは、修復という行為そのものを文化として体験できる内容です。写真家トヨダヒトシ氏によるワークショップでは、フィルムカメラで日々を撮影しながら、講師や仲間と見返す対話の時間を通じて、身の回りへの観察眼を養います。学芸員が川崎の歴史・映画フィルムの保存修復・版画用紙などをテーマに解説する「市民ミュージアム講座」は、専門知識を市民に届けるアウトリーチの中核です。

かわさき市美術展と市民の創造活動

1988年の開館前から続く「かわさき市美術展」は、今年で第60回を数える歴史ある公募展です。入選・入賞作品はアートガーデンかわさきで展示されるほか、過去の最優秀賞受賞作家へのオンラインインタビュー「PICK UPアーティスト」では、世代やジャンルを超えた3名の作家が制作を続ける喜びや現在の活動を語っており、地域の創造文化の厚みを実感できます。ギャラリースペースや研修室の貸出しも行っており、市民自身の文化活動を支える場としての役割も担っています。

アクセス

川崎市麻生区上麻生6丁目15番2号

営業時間

9:00~17:00

料金目安

1,000円~2,000円

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