
石垣島天文台
GALLERY
石垣島天文台は、国立天文台の傘下で、石垣市やNPO法人八重山星の会など6者の連携によって運営される学術研究機関だ。単なる観光施設ではなく、現役の研究者が日々最先端の観測を続けるその場所を、一般の来館者も間近で体感できるという稀有な施設である。
世界を動かす発見がここから生まれている
石垣島天文台の研究成果は、国内にとどまらず国際的な注目を集めている。冥王星以外の太陽系外縁天体で初めて大気を発見したという成果は、太陽系の成り立ちへの理解を塗り替える発見として高く評価された。また、日本初となる「予測された天体衝突を予測通りに撮影」という快挙も記録しており、NASAのアルテミスII関連の観測データから太陽周囲の構造を読み解くことにも成功している。訪れる人はこうした発見の舞台に立つことになる。
九州・沖縄最大級の望遠鏡「むりかぶし」
天文台の中核をなすのが、口径105cmの光学・赤外線反射式望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」だ。「むりかぶし」とは沖縄の言葉でプレアデス星団(すばる)を意味し、この地にふさわしい名が冠されている。九州・沖縄最大級のスペックを誇るこの望遠鏡は、太陽系天体や突発天体の観測研究に用いられており、施設見学ではその巨大な機器を間近で目にすることができる。
石垣島の夜空でしか出会えない天象
天体観望会では専門スタッフの解説を聞きながら望遠鏡で天体を観察できる。石垣島の豊かな星空環境が生み出す体験として、天文台のギャラリーには南十字星(2026年5月)、火球(2024年8月)、グリーンフラッシュ(2024年7月)、人工衛星の光跡(2024年7月)など、本土ではなかなか捉えられない天象の最新画像が並ぶ。これらは実際にここで撮影・記録されたものであり、石垣島という立地が持つ観測条件の豊かさを物語っている。
来館前に確認したい現在の公開状況
2026年6月時点での最新情報として、むりかぶし望遠鏡は不具合対応中のため、天体観望会は屋上に設置された40cm望遠鏡で実施されている。屋上への移動に段差があるため、車いすを利用する来館者は参加が難しい状況となっている。また宇宙シアターも機材不具合により当面休止中だが、その分、施設見学の最終入館時間が16時まで延長されている。施設公開は有料で、天体観望会には予約が必要なため、公開カレンダーで空き状況を確認してから訪問することを勧める。
アクセス
石垣市新川1024-1
営業時間
10:00~17:00(休館日・年末年始を除く)
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