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寿司処 福寿し

寿司処 福寿し

※写真はイメージです。

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福井県坂井市三国町、北前船の寄港地として栄えた歴史ある湊町の一角に、昭和37年(1962年)の創業以来60年以上にわたって地元の人々に愛され続ける老舗寿司屋がある。三国漁港で水揚げされた日本海の新鮮な魚介類を看板に掲げ、親子2代の職人が技と想いをこめて一貫一貫を握る「寿司処 福寿し」がそれだ。

三国湊の歴史とともに歩んだ創業60年の歩み

えちぜん鉄道三国駅から徒歩わずか3分、みくに文化未来館の目の前という好立地に構える福寿しの歴史は、昭和37年7月にさかのぼる。初代店主・島田昌彦氏と妻の辰子さんが、九頭竜川河口沿いのわずか8坪ほどの小さな店舗から歩みを始めた。

かつて三国港町には多くの寿司屋が軒を連ね、北前船でもたらされた海の幸とともに町全体が活気にあふれていた。しかし時代が変わるにつれ、初代から暖簾を受け継ぐ店舗は少なくなっていった。そのような状況のなかにあっても、福寿しは時代の波に流されることなく、地元密着の寿司専門店として在り続けてきた。現在は二代目店主の英彦氏(60歳)が25年以上にわたって暖簾を守り、地元のお客様はもとより観光客にも三国の海の幸を届けている。また、食品衛生厚生労働大臣表彰、福井県知事表彰、食品衛生施設管理福井県知事表彰など複数の受賞歴が示すとおり、衛生管理においても高い信頼を得ている。

親子2代のこだわり――初代の包丁技と女将のシャリ

福寿しの味を語るうえで欠かせないのが「人」の話だ。包丁人生65年を誇る初代店主・昌彦氏(88歳)は現在も健在で、繁忙時にはカウンターに立って寿司を握る。三国漁港で水揚げされる魚介類と長年向き合い、どの季節に何が美味なのかを知り尽くした熟練の職人技は、年齢を感じさせない確かな手さばきを今も見せてくれる。初代の握りを口にできる機会は実にレアで、訪れた際にはぜひ期待したいところだ。

そして「福寿しの要」と称されるのが女将・辰子さん(82歳)だ。お米の研ぎ方からご飯の炊き時間・蒸らし時間、シャリの切り方(すし飯の仕込み)に至るまで、長年の経験から培われたその仕事は誰にも真似のできないものだという。酢飯の仕上がりを左右するシャリ仕込みは寿司の味の根幹を担う工程であり、女将の愛情がたっぷりと込められた福寿しのシャリは、三国漁港の新鮮なネタと絶妙に調和して一貫一貫の旨みを引き立てる。初代の技、女将の仕込み、二代目の積み重ねた職人技——この三者三様の力の結集が、今日の福寿しの味を成り立たせている。

看板メニュー――三国の海の幸を存分に味わう一皿

福寿しの代名詞ともいえるのが「三国漁港 北前にぎり」(3,300円・税込)だ。三国漁港産の地魚10貫に赤出し汁が付いたセットで、旬の魚介を一貫一貫丁寧に握った職人渾身の一品。地元漁港の「いい魚」へのこだわりが凝縮されており、初めて訪れる際にはまずこれを選びたい。

四季折々の顔ぶれを楽しめる「季節の海鮮丼」(3,800円・税込)も人気が高い。日本海・三国漁港で獲れた旬の地魚12種類を職人が繊細に盛り付けたボリューム満点の海鮮丼で、赤出し汁付き。マグロ・鯵・鮭などを特製醤油で漬け込んだ「特製漬け丼」(3,500円・税込)は、寿司職人が仕上げる絶妙な味加減が光る逸品だ。テイクアウトや手土産に人気なのが「海鮮大名巻」(2,400円・税込)で、三国漁港の魚介10種類を具材に使った太巻きはほおばるたびにシャリと具材が口の中で絡み合う。

そのほかにも、並にぎり盛り合わせ(1,700〜1,800円)から上・特上にぎり(2,800〜3,900円)、いくら丼(2,700円)、鉄火丼(2,500円)、越前の新鮮な鯖を塩〆・酢〆した鯖押し寿司(1,800円)、バイ貝料理など多彩なラインアップがそろう。使用する材料は三国漁港の魚介をはじめ、福井坂井平野の米、福井の醤油・越前塩・越前酢と、食材のすべてに「越前福井」へのこだわりが貫かれている。

利用シーンと予約・営業案内

家族での食事、観光途中のランチ、大切な人との記念日ディナー、グループでの宴会など、幅広いシーンで活用できるのが福寿しの魅力だ。地元のお客様向けには出前サービスも行っており、長年にわたって三国町の食卓を支えてきた存在でもある。

営業時間は昼が11:30〜14:00(平日のみ)、夜が17:00〜22:00。定休日は火曜日で、火曜日が祝日の場合は営業し翌日が休みとなる。土曜・日曜・祝日はすべて要予約のため、訪問前に必ず電話での連絡が必要だ。また平日でも5名以上のグループは事前予約が求められ、10名以上の団体利用の場合は予め電話で相談したい。予約・問い合わせは電話(0776-81-3168)にて受け付けている。

アクセスと周辺の観光スポット

アクセスはえちぜん鉄道三国芦原線「三国駅」から徒歩約3分。駅を背にして右折し、みくに文化未来館・龍谷寺の手前という分かりやすい立地だ。JR西日本の芦原温泉駅からは車で約20分で、お車の場合は福井市内や金沢方面からも日帰りで立ち寄りやすい。

周辺には福井を代表する観光スポットが点在している。店から車でわずか8分の「東尋坊」は、荒波に削られた断崖絶壁と柱状玄武岩の豪快な景観で知られる国の天然記念物。澄んだ日本海を見晴らしながら歩く遊歩道は、観光の定番コースだ。同じく車で4分の「三国サンセットビーチ」は、水平線に沈む夕日が絶景として名高く、夏には海水浴客でにぎわいを見せる。三国の風景をたっぷり楽しんだあと、老舗の職人寿司で旅の締めくくりを飾るという過ごし方は、福井観光の醍醐味のひとつといえるだろう。

60年以上の歴史を重ねた老舗の職人が握る一貫に、三国漁港の旬の魚介と女将が仕込んだシャリが重なる瞬間——それこそが「寿司処 福寿し」が地元に愛され続ける理由だ。廻転寿司とは一線を画す本物の職人技と味を、ぜひ福井・三国の地で体験してほしい。

アクセス

えちぜん鉄道三国芦原線三国駅から徒歩3分 JR西日本芦原温泉駅から車20分

営業時間

11:30〜14:00、17:00〜22:00 定休日: 火曜日(火曜が祝日の場合は翌日がお休み) ※平日のみランチ営業、土日祝は要予約

料金目安

並にぎり 1700〜1800円、北前にぎり 3300円、季節の海鮮丼 3800円、特製漬け丼 3500円

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店舗詳細

価格帯
$$$

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