メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
松本のスイーツ巡り|長野県で味わう至福の甘味
グルメ
12分で読める

松本のスイーツ巡り|長野県で味わう至福の甘味

松本スイーツの魅力とは

北アルプスの清澄な空気と梓川の伏流水に育まれた松本は、和菓子・洋菓子ともに個性豊かな名店が揃うスイーツの街でもあります。内陸性気候がもたらす大きな寒暖差は、りんごや栗など素材本来の甘みを凝縮させ、地元の職人たちはその恵みを最大限に活かしたひと品を作り上げてきました。江戸時代から続く老舗和菓子店と、近年の旧市街に増えているセンスあふれる独立系カフェが共存し、城下町らしい落ち着いた雰囲気の中でスイーツ巡りを楽しめるのが大きな魅力です。

松本空港または長野駅から特急しなので約50分というアクセスの良さもあり、週末の日帰り旅行先としても人気が高まっています。「食べ歩きのまち」という印象はそばやおやきで語られることが多いですが、実はスイーツのジャンルでも松本は一級品の街。ひとたびスイーツ目線で歩き始めると、路地の奥に隠れた名店や、地元の人しか知らない穴場カフェがいくつも姿を現します。

押さえておきたい老舗和菓子の名店

松本スイーツを語るうえで欠かせないのが、創業明治11年(1878年)の老舗「開運堂」です。松本城のほど近く、本町に本店を構える同店の代表作は「真味糖(しんみとう)」。クルミと砂糖を丁寧に練り合わせた薄焼き菓子で、上品な甘さとくるみの香ばしさが絶妙な一品です。一枚80円前後から購入でき、個包装なのでお土産にも重宝されます。店内では季節ごとの上生菓子も販売されており、抹茶や煎茶と合わせて和の空間でいただける喫茶スペースも人気です。

同じく本町周辺に店を構える「翁堂(おきなどう)」は、昭和初期から愛される栗きんとんや栗蒸しようかんで知られています。秋の栗シーズンには県外からもファンが訪れるほどで、10月〜11月は整理券が必要になることもあります。地元産の栗をふんだんに使ったきんとんは一個250円前後。口に入れた瞬間にほろりと崩れる食感と、栗そのものの素朴な甘みが広がります。城下町特有の格子戸が続く通りを歩きながら老舗の暖簾をくぐる体験そのものが、松本ならではの旅の醍醐味といえるでしょう。

くるみゆべしと郷土菓子の奥深い世界

長野県を代表する郷土菓子のひとつが「くるみゆべし」です。もちもちとした米粉生地にくるみを練り込んだ素朴な甘さで、信州各地の土産物店で販売されています。松本市内の専門店では一個250円〜400円、箱入りギフトは1,000円〜2,500円ほど。あんこ入り・黒糖風味・ゆず入りなど地域や店によってバリエーションが異なるため、複数の店で食べ比べるのも楽しみのひとつです。

「おやき」は惣菜系のイメージが強いですが、あんこやかぼちゃ餡・野沢菜甘煮を包んだデザートおやきも市内の小さな和カフェで一個300円〜450円で提供されています。蒸し焼きにした厚みのある生地の中から溢れるあんこは、小腹が空いたときのおやつとして地元の人が日常的に食べている味です。観光客向けでなく地元向けの店に立ち寄ると、より素朴で飾り気のない本物の味に出合えます。

信州素材が光るカフェスイーツ

近年、松本の中町通りや縄手通り周辺には、地元産の食材にこだわった個性的なカフェが増えています。北アルプスを一望できる眺望自慢の店や、古民家をリノベーションした落ち着きある空間で提供されるスイーツは、SNSでも話題を集めています。

特に注目したいのが、信州産りんごを使ったスイーツです。長野県はりんごの生産量が全国トップクラスで、松本近郊の農家から直送されるふじや秋映(あきばえ)を使ったアップルパイ・タルト・スムージーが一皿700円〜1,200円で楽しめます。サクサクのパイ生地にたっぷりと詰め込まれた果肉は、加熱してもしっかりとした食感が残り、一口食べるとりんごの酸味と甘みが口いっぱいに広がります。

また、信州産のそば粉を使ったガレットやそばソフトクリームも松本ならではの一品。ほのかな苦みと甘さのコントラストが大人の味わいで、そばソフトは専門店や道の駅で一本350円〜500円が目安。食べ歩きの定番として地元でも広く愛されています。夏場には浅間温泉エリアのカフェで信州ブルーベリーを使ったパフェやジェラートも登場し、フルーツスイーツのバリエーションがさらに広がります。

スイーツ巡りのおすすめルートと実用情報

半日で回れる松本スイーツ巡りのルートをご提案します。スタートは松本駅から徒歩10分ほどの松本城周辺。城を眺めながら開運堂本店でおやつを購入し、縄手通りを散策しながら食べ歩きをスタートしましょう。川沿いの四柱神社(よはしらじんじゃ)を過ぎて中町通りへと進むと、古い土蔵造りの建物に入ったカフェが続き、りんごスイーツやそばソフトを楽しめます。最後は翁堂で栗きんとんをお土産に購入して締めくくれば、ほぼ徒歩で完結するコンパクトなスイーツ旅の完成です。

予算の目安は食べ歩き+お土産購入で3,000円〜5,000円。定番の名店は土日祝日の午後には売り切れる商品もあるため、午前中の早い時間に訪れるのがおすすめです。また、松本の夏祭り「松本ぼんぼん」(8月)や、春の松本城薪能の時期には、限定スイーツや季節の上生菓子が登場する店もあるので、旅のスケジュールに合わせて事前にチェックしてみてください。

松本への交通は長野駅から特急しなので約50分、名古屋方面からは同じく特急しなので約2時間と、北陸・東海・東京方面いずれからもアクセスしやすい立地です。スイーツ目的の旅でも、城下町の歴史的な街並みや美術館・温泉との組み合わせで、何度来ても新しい発見がある——それが松本の懐の深さです。

シェアする

Written by

松本 海斗

スポーツインストラクター

この記事のエリアでグルメを探す