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函館で味わう絶品ご当地ラーメン完全ガイド
函館は北海道を代表するラーメン激戦区です。海鮮丼・いかそうめんで知られるこの街には、長年の歴史を持つ老舗から革新的な新店まで、多彩なラーメン店がひしめいています。函館空港から市内まで車で約20分、新幹線なら新函館北斗駅から約20分というアクセスの良さもあり、全国からラーメンファンが訪れる聖地となっています。本記事では、函館のラーメンシーンを余すことなくご紹介します。
函館ラーメンの歴史と特徴
函館のラーメン文化は、厳しい北海道の冬と密接に結びついています。その歴史は戦後間もない時代にまで遡り、当時の屋台文化が現在の店舗スタイルへと発展してきました。函館ラーメンの最大の特徴は「塩ラーメン」の存在感です。全国的には味噌や醤油が主流ですが、函館では澄んだ塩スープが「ご当地の味」として長年愛されてきました。豚骨や鶏ガラをベースに昆布や煮干しで丁寧に取った出汁は、色は薄くとも深みのある風味が特徴で、細めのストレート麺とよく絡みます。
一方で、濃厚な味噌スープに中太ちぢれ麺を合わせたスタイルも根強い人気を誇ります。白味噌と赤味噌をブレンドした秘伝のスープに、炒めたもやしとひき肉をたっぷりのせた一杯は、体の芯から温まる冬の定番として定着しています。函館朝市周辺の老舗では、開店前から行列ができることも珍しくなく、特に冬場は30分以上並ぶこともあるほどの人気ぶりです。こうした塩・味噌・醤油それぞれの流派が共存しながら発展してきたのが、函館ラーメンシーンの豊かさを物語っています。
地元民が太鼓判を押す名店3選
函館でラーメンを食べるなら、まず外せないのが函館朝市エリアの老舗各店です。創業以来守り続ける味は、地元民にとってのソウルフードと呼べる存在で、観光客と地元客が同じカウンターに並ぶ光景が日常的に見られます。早朝から営業している店も多く、朝市散策と合わせて「朝ラー」を楽しむのが通の楽しみ方です。
次におすすめしたいのが、あじさい本店に代表される老舗の塩ラーメン専門店群です。透き通った黄金色のスープは、一見シンプルに見えて数種類の素材を長時間煮込んだ複雑な味わいが楽しめます。ランチタイムの行列は平日でも20人以上になることがあり、早めの来店が賢明です。
3軒目は元町・函館山麓エリアに点在する地元密着型の小さな一軒を探すのがおすすめです。あっさり系の鶏清湯スープに自家製の細麺を合わせた一杯は、観光客向けのボリューム重視の店とは一線を画す繊細な仕上がりが特徴です。常連客が「週3で通う」と語るほどの中毒性を持つ店は、地元のラーメンファンに尋ねるか、地域の口コミサイトを参照するのが近道です。いずれの店も11時前後の開店で売り切れ次第終了のため、午前中の訪問が確実です。
ベイエリアのラーメンマップとはしご術
ベイエリアは函館のラーメン文化の中心地として君臨しています。半径500メートル圏内に10軒以上のラーメン店が集まり、食べ歩きに最適なエリアです。味噌・醤油・塩・豚骨と各ジャンルが揃い、1日に3軒はしごする強者もいるほどです。特に金曜・土曜の夜は深夜2時まで営業する店も多く、函館港まつりや夜景観光の後に〆ラーメンを楽しむ文化が根付いています。
はしごを成功させるコツは、1軒あたりのボリュームを意識することです。並サイズで注文し、トッピングは1種類に絞る。次の店のために腹八分目を意識することで、無理なく複数店を楽しめます。エリアの入口にはラーメンマップの看板が設置されており、初めての方でも迷わず名店を巡れる親切な仕掛けが施されています。また、各店の特色を事前にリサーチしておくと、限られた時間の中で自分好みの一杯を確実に見つけられます。
新世代の注目店と最新トレンド
近年の函館ラーメンシーンで注目すべきは、若手店主たちによるイノベーションです。五稜郭エリアを中心に、2023〜2024年にかけて個性的な新店が相次いでオープンしています。津軽海峡と函館山の恵みを活かした地場産素材にこだわる店では、地元農家から直接仕入れた野菜を使ったベジ系ラーメンが女性客を中心に支持を集めています。
また、北海道産の山海の素材を組み合わせた独自のブイヨンスープや、イカ墨を使ったインパクト抜群の黒いラーメンなど、SNS映えを意識しながらも味に妥協しない新世代店舗が登場しています。ガラス工芸の器でラーメンを提供する「アート系ラーメン」は、地元の工芸作家とのコラボで生まれた一杯として話題を集め、函館ガラスの里との相乗効果で観光客の関心を集めています。
週替わりの限定メニューを発信する店も増えており、何度訪れても新しい発見があります。Instagram等で最新情報を確認すると、限定メニュー情報をいち早くキャッチできます。
函館ラーメン×観光の組み合わせプラン
函館を最大限に楽しむには、ラーメン巡りと観光スポットを組み合わせたプランがおすすめです。午前中は函館朝市でラーメンを食べてから、徒歩圏内の元町洋館群や函館ハリストス正教会を散策。午後は函館山の麓から路面電車でベイエリアへ移動し、倉庫群の赤レンガを背景に散策しながら2軒目のラーメンを狙います。夕方以降は五稜郭タワーへ向かい、夕景を楽しんだ後に五稜郭エリアの新世代店舗で締めくくる、というルートが充実度抜群です。
函館山の夜景観賞(所要約1時間)と合わせる場合は、山麓のロープウェイ乗り場近くのラーメン店を夕食前に訪問するタイミングが無駄のない動線です。夜景から戻った後は深夜まで営業するベイエリアの店でゆっくり〆るのも函館ならではの楽しみ方です。
ラーメン巡りの実践アドバイスと予算感
函館でラーメン巡りを満喫するための実践的なコツをまとめます。まず、人気店は11時の開店直後に訪問するのがベストです。12時を過ぎると40分以上の待ち時間になることもあるため、特に週末は要注意です。1日に複数店を回るなら、1軒目は開店直後、2軒目は14時頃の中休み明けを狙うと効率よく回れます。
移動手段は函館市内なら路面電車(市電)が便利で、1日乗車券(600円)を購入すれば主要なラーメンエリアをカバーできます。函館空港からのアクセスはバスかタクシーで約20分、新函館北斗駅からは新幹線接続バスで約20分です。レンタカーを利用する場合は、ベイエリア周辺の駐車場情報を事前に確認しておくと安心です。
予算感としては、ラーメン1杯が750円〜1,100円程度が相場です。サイドメニューの餃子(350円〜)やミニチャーハン(400円〜)を加えても、1食1,500円以内に収まる店がほとんどです。1日2〜3軒のはしご計画なら、ラーメン代だけで3,000円前後を見込んでおけば余裕をもって楽しめます。お腹に余裕を持たせるため、朝食は軽めにして、昼・夕・夜に1軒ずつというペースが無理のない函館ラーメン巡りの王道スタイルです。
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